教会の成長拡大に貢献する人財の育成(16)成功の本来の目的 ジョシュア佐佐木

2019年8月14日10時29分 コラムニスト : ジョシュア佐佐木 印刷
+教会の成長拡大に貢献する人財の育成(16)成功の本来の目的 ジョシュア佐佐木
(写真:Wokandapix)

私たちは宣教事業(ミニストリー)を成功に導く使命があります。何事においても成功するということは良いことです。しかし、成功すればするほど心を引き締めて信仰を強く持ち、聖書を土台として歩まなくてはなりません。

成功し始めたビジネスマンが、世界各国を優雅に旅することや、豪華な交友関係を楽しむことで、自分たちのビジネスの成功を謳歌(おうか)することはよく目にする光景です。成功を自分自身の手で成し遂げたように思ってしまい本来やるべきことを忘れ、成金趣味に現(うつつ)を抜かしてしまうのです。そんな時の彼らは「キリストが自分の救い主であると受け入れたときから、日々自分の十字架を背負って主に従う」という、人生で一番重要な使命を疎かにしているのです。成功をもたらすのは主であるということを忘れてしまい、主の計画を遂行することへの情熱が冷め、その代わりに浅はかで一時的な欲望にとらわれてしまうのです。

成功したときに、「成功の本来の目的」を見失っている状態ほど惨めなものはありません。成功すればするほど、徹底的に謙遜に主に従順し、日々福音を宣べ伝えることに専念しなくてはなりません。

それとは反対に、経済的繁栄によって堕落することを極度に恐れるため、クリスチャンの貧困は美徳だと考え、成功から遠ざかるような偏った考え方がまん延していることも事実です。 彼らは、成功しないことや貧困を良いものとして弁護するために、とても変な理由を考え出し、あたかもそれが聖書の教えであるかのように流布しているのです。

とても変な理由1:イエス様は貧しかったので、クリスチャンは貧しくなくてはならない。
福音書に描かれているイエス様は祝福されていましたし、周りの人々からの大きな支援(ルカ8章3節)もあったと推察できます。高価な着物(ヨハネ19章23節)を着ていましたし、裕福な人の墓(マタイ27章57節)に葬られました。イエス様が貧しくなられたのは、十字架の上で、私たちの「貧しさ」を背負われたということにほかなりません。

とても変な理由2:イエスの弟子は貧しかったので、クリスチャンは貧しくなくてはならない。
彼らは船舶を所有する漁業者であったり、家や不動産の所有者であったり、使徒としての宣教のためのファンドレイズ(資金調達)もできる、とても優秀なビジネスマンたちでした。

とても変な理由3:弟子たちに対して「すべてを捨てて従ってきなさい」と命じた(マタイ19章29節)。すべてを捨てたのだから貧しいはずだ。
すべてを捨てて従った者たちは、地上において100倍の報いを受け、永遠の命を得るのだとの約束があるのです(マルコ10章30節)。まず自分の持っているものすべてを捨てて「神の国と神の義を求める」ことを最優先することです。それによって想像を絶する祝福が与えられるということを忘れてはなりません。

とても変な理由4:福音は貧しい者に語られた(マタイ11章5節)。だから我々クリスチャンは貧しいのです。
福音が貧しい者に語られたのは、彼らが貧しいままではなく、豊かにされるためなのです(ルカ7章22節)。私たちは、罪にまみれ、霊的な貧しさの極みの状態から救われました。それは、救われた私たちが主にあって奮い立って福音宣教に駆り立てられるためです。宣教事業を成長拡大するためにも、それに関わる一人一人が成功していくことが求められるのです。

とても変な理由5:使徒パウロは貧しかったので、私たちも貧しくてよいのです。
パウロは「わたしは貧に処する道を知っており、富におる道も知っている。わたしは、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、ありとあらゆる境遇に処する秘けつを心得ている」と言いました。彼はもともと超エリートですし、テントメーカーとしての技術も持っていましたし、あれだけの伝道旅行の費用のファンドレイズのできる人です。本気で伝道をしようとするならば、莫大(ばくだい)な経済的必要が満たされなくてはならないことは誰でも理解できると思います。一人でも多くの人々に一瞬でも早く福音を伝えようとするならば、経済的成功は必須なのです。(自分のぜいたくのために成功するのではありません。たとえ自分が飢えていたとしても、宣教事業に必要なものは確保するという心意気が必要なのです!!)

とても変な理由6:貧しさは美徳である。清貧思想。
私は聖書からそのようなことを読み取ることはできません。現代の日本での悲しい事件を考察すると、貧困に遠因があるものが多いことは事実です。 貧しいことは決して良いことではありません。人は景気の良いところ、羽振りの良いところ、気前の良いところに集まります。そして、人の多く集まっているところに人は寄ってきます。景気が良い教会には人が集まります。羽振りの良い教会には人が集まります。気前の良い教会には人が集まります。そして、人の集まっている教会に、人がさらに集まってくるのです。絶対に「貧しさのアピール」をしないでください。

私たちは常に、何のために成功するのかという目的を見定めて行動していかなくてはなりません。ミニストリーを徹底的に成功に導き、豊かに、そしてアグレッシブに宣教事業(ミニストリー)に取り組んでまいりましょう。

成功の目的は、神の御国の建設にあり!!!!

ハレルヤ!!!!

わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる。(ピリピ人への手紙4章13節)

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ジョシュア佐佐木

ジョシュア佐佐木(じょしゅあ・ささき)

巡回伝道者、ワーシップ!ジャパン宣教人育成学院学長、JTJ宣教神学校講師、東京基督教大学非常勤講師、東北応援団LOVE EAST事務局長、日本CBMC理事、一般社団法人日本ゴスペル音楽協会理事長、一般社団法人GOSMACミニストリーズ専務理事。

国立音楽大学大学院修士課程修了、ヴィオッティ音楽院(イタリア)修士課程修了。欧州と北米にてオペラ歌手として活動後、ゴスペル音楽家に転向し北米ツアーを敢行。米国にて教会の音楽主事、ワーシップリーダーなどを歴任後帰国する。大和カルバリーチャペルにてスタッフとして務めながら国内巡回伝道を開始。日本で唯一の音楽系の神学校、ワーシップ!ジャパン宣教人財育成学院(当時:日本宣教音楽学校)を創設し、日本の礼拝音楽の質の向上と、アグレッシブに伝道する宣教人財の育成に尽力している。

j-worshipシリーズCD全5巻、マンスリーワーシップCD全12巻をプロデュースしている。著書に『グローリー・トゥ・ゴッド』(いのちのことば社)など。

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