アジア学院、「ユネスコ日本ESD賞」の国内推薦に選出

2019年5月9日13時52分 印刷

アジア学院(栃木県那須塩原市)の「農村指導者養成研修」がこのほど、2019年の「ユネスコ日本ESD賞」国内推薦事業として選出された。7月にパリで開かれる国際審査会で、世界各国で選ばれた約50団体と共に最終審査を受ける。受賞すれば、国内2例目となる。

ユネスコ日本ESD賞は、「持続可能な開発のための教育」(Education for Sustainable Development=ESD)の普及のために、日本政府の財政支援により2015年に創設された有期間(15~19年)の賞。国連教育科学文化機関(ユネスコ)加盟国などからの推薦に基づき、外部有識者から成る審査会が選考を行い、ユネスコ事務局長が決定する。受賞者には、5万ドル(約550万円)の奨励金が贈られる。

アジア学院の農村指導者養成研修は、アジア、アフリカの発展途上国を中心に世界中から集まった農村指導者を対象にした9カ月のプログラム。参加者は、共同生活することで人間関係を構築し、座学やディスカッション、見学研修、グループ単位での農場運営などを通して、自国のコミュニティーの自立を導くリーダーシップを養う。

日本ユネスコ国内委員会は、「社会的弱者に奉仕する農業指導者を育成し、公正で平和な持続可能な社会の実現を図るこの活動はまさにESDと言える」「長年にわたり、公正で持続可能な社会づくりのため、国際ネットワークで活動し多くの人材を輩出してきた」と評価した。

今年の国内推薦事業は他に、福岡県大牟田(おおむた)市教育委員会の「児童生徒と市民の協働による Happy Town プロジェクト」と、北九州ESD協議会の「未来パレット~17色の輝く未来へ」の計3件が選ばれた。

日本では、岡山ESD推進協議会の「岡山ESDプロジェクト」が2016年に受賞している。「さまざまな分野における団体・組織が緊密に連携し、地域全体でESDを推進している他に類を見ない取り組み」と評価された。

今年の受賞者は7月の国際審査会を経て9月末に発表され、11月に表彰式が行われる予定。

アジア学院は、東南アジア諸国で農村開発に携わっていたキリスト教会とキリスト教団体の要請に応える形で、鶴川学院農村伝道神学校(東京都町田市)の東南アジア科を母体として1973年に創設された。「イエス・キリストの愛に基づき、個々人が自己の潜在能力を最大限に発揮できるような、公正かつ平和で健全な環境を持つ世界の構築」を使命に、これまでに世界50カ国余りで活躍する1200人以上の卒業生を輩出してきた。

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