Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 宣教

台湾に押し寄せるリバイバルの波 注目の「幸福小組」 提唱教会では1年に千人超が受洗

2019年4月3日06時44分
  • ツイート
印刷
関連タグ:台湾
台湾に押し寄せるリバイバルの波 注目の「幸福小組」 提唱教会では1年に千人超が受洗+
昨年7月に高雄市で開催された幸福小組の国際研修会。国内外から1万人以上が参加し、中国のほか、東南アジアや米国の華人教会にも輪が広がりつつあるという。

台湾のキリスト教界に今、リバイバルの波が押し寄せている。南部の高雄市にある「福気教会」で始まった新しい小グループの取り組み「幸福小組」が、教団・教派を超えて広がり、多くの受洗者を出しているという。福気教会では、2017年に初めて年間受洗者が千人を超え、昨年7月には高雄市で幸福小組の国際研修会を開催し、国内外から1万人以上が参加した。

福気教会は1999年、楊錫儒(ヤン・シールー)主任牧師が数十人の信徒と共に立ち上げた。設立してから間もない頃に、楊牧師を含め教会のリーダーら70人で韓国教会を訪れ、セルグループに関する研修などを受けた。それを台湾の国民性に合わせた形に修正し、幸福小組としてスタート。毎年徐々に信徒の数が増えていき、2011年ごろから急激に成長し、17年には教会内に552組の幸福小組が生まれ、その年だけで1040人が受洗した。

幸福小組は、英語で言えば「Happiness Group(ハピネス・グループ)」。従来のセルグループや小グループとの違いは、一言で言うと、未信者・求道者に対する見方だ。昨年10月から幸福小組を始めた高雄市の活石霊糧堂教会で奉仕する日本人の元栄(もとえ)信一牧師は次のように話す。

「世界中の教会にとって主イエスの『大宣教命令』は究極の課題です。その宣教実現のために、各教会はこれまで、未信者や求道者に向かって、どちらかというと『教会に一度来てみて』『聖書を読もうよ』といった具合に、教会側・クリスチャンの目線で宣教してきたといえます。しかし幸福小組は、教会に新しく来る人たちの目線で考えた取り組みです。私たちは教会に対して敷居の高さを感じながら、かつ心に飢え渇きを覚えている人たちを、未信者や求道者とは呼ばず、最高の存在という意味を込めて『ベスト』と呼んでいます」

台湾に押し寄せるリバイバルの波 注目の「幸福小組」 提唱教会では1年に千人超が受洗
活石霊糧堂教会で昨年10月から始まった幸福小組の様子。中央右の白いシャツの男性が、同教会で奉仕する元栄牧師。

幸福小組では、まずは何とかして教会に足を運んでもらうために、教会の敷居を取り払うことに重点が置かれている。「聖書研究会でもなく、祈祷会でもなく、礼拝でもない。幸福小組では、『ベスト』が安心できる場所を提供することが最も重要であり、基準は彼らの居心地が良いかどうかなのです。そのことで『ベスト』たちがイエスの愛を体験し、次々と受洗へとつながっていく。これが台湾で今まさに起こっていることなのです」と元栄牧師は言う。

この「ベスト」目線の宣教の聖書的なよりどころは、ヨハネによる福音書1章35~42節だ。洗礼者ヨハネの弟子2人がイエスの元に来たとき、イエスは「何を求めているのか」と尋ねた。「礼拝しよう」とか「聖書研究しよう」と言うのではなく、まずは「あなたは何が一番必要なのか」と聞いたのだ。そして、その時返ってきた答えは「ラビ(先生)、どこに泊まっておられるのですか」というものだった。2人にとって最初の関心事は、神の子羊(メシア)であるイエスから聖書を学ぶことではなく、イエスが泊まっている場所、つまりこれまでずっと一緒だった洗礼者ヨハネの元を離れた彼らが、安心して休める場所だったのだ。

幸福小組では「ベスト」が居心地よく憩え、交流できるよう、具体的には、①歓迎、②自己紹介・アイスブレーキング、③賛美、④救いの証し、⑤メッセージ、⑥祈り、⑦小さなギフトのプレゼント――の順で構成されたプログラムを、1期8回(8週)で年に2期行う。「あなたの真の幸福」「神に出会うということ」など、各回ともテーマが定められており、プログラムすべてがテーマに沿った内容になるようになっている。

台湾に押し寄せるリバイバルの波 注目の「幸福小組」 提唱教会では1年に千人超が受洗
活石霊糧堂教会の幸福小組の様子

福気教会では、幸福小組の参加者のうち、最も受洗率が高いのは高齢者で、実に9割が受洗に導かれるという。「お年寄りは人生経験が長い分、多くの失敗や挫折を経験しており、人に対して慎重で簡単に心を開かないことが多いです。しかし、幸福小組ではお年寄りの受洗率が一番高いのです。それは幸福小組に来て、今までにない安らぎと愛を発見するからです。昨年10月に幸福小組を始めた私たちの教会でも、8週目にして受洗者3人が与えられ、そのうちの2人が高齢者の方でした」と元栄牧師は説明する。

年齢にかかわらず、多くの人が求めているのは愛。「イエスの愛」が教会の人たちを通して、いかに「ベスト」に伝わるかが鍵だ。特に賛美はメッセージ以上に心に響くとし、初めての人でも親しみやすく、覚えやすく、また感動するものを祈りながら決めるという。

台湾に押し寄せるリバイバルの波 注目の「幸福小組」 提唱教会では1年に千人超が受洗
年間受洗者千人達成を祝う福気教会の信徒ら=2017年

元栄牧師が幸福小組の研修会に参加して、最も強く示された御言葉は「あなたは初めのころの愛から離れてしまった」(黙示録2:4)だった。

「私たちクリスチャンも、元はといえばイエスの愛を経験したから受洗したはずです。その愛に満ちたあなたがいて、私がいて、思いやり愛し合うとき、イエスの愛が幸福小組にやってきた人たちの心に湧き上がってくるのです。参加者はプログラム全体の流れの中で、自分が本当に愛されているか、尊重されているかをじっと見ます。もしそこで、私たちの側に『初めのころの愛』がなければ、彼らはすぐにうそを見抜くのです。だから仕える私たちクリスチャン一人一人が、誰よりも、主イエスによって救われた喜びと感謝に、体全体で満たされているかどうかが鍵なのです」

メッセージについては、「固い食物」(説教)でなく「柔らかい食物」(生活の話)であるべきだという。「いくらアイスブレーキングや賛美がよくても、メインのメッセージでつまずくと、『ベスト』の方は翌週から二度と来ません。ですから神学的ではなく、日常の言葉でメッセージを語るようにします。そのためリーダーたちの事前の練習もとても重要です」と元栄牧師は話す。

高雄市の外れにある深水教会は、幸福小組を導入して大きく変えられた教会の一つだ。設立40年余りの台湾では典型的な長老派の教会で、毎週の礼拝参加者は30人ほど。その多くは高齢者と子どもたちだ。毎週の礼拝以外、特に活動らしきものは行っておらず、唯一行っていたのは、クリスマス集会と信徒の子どもや孫たち向けの夏季集会だけだった。

この片田舎にある小さな教会に2015年、一人の女性伝道師が赴任してくる。そして、同じ高雄市にある福気教会の目覚ましい取り組みを目の当たりし、最初は不安を感じながらも、幸福小組を始めることを決める。17年4月から第1期の幸福小組がスタートし、すぐに大きな変化を経験する。3組あった幸福小組に計40人を招くことに成功し、そのうち18人が受洗したのだ。これは過去10年かけて与えられた受洗者の数と同じだった。これを契機に、礼拝出席者は倍以上増え70~80人に。さらに翌18年には300人規模にまで成長した。「これが神の力でなくして一体何だというのでしょうか」と伝道師は話す。

台湾に押し寄せるリバイバルの波 注目の「幸福小組」 提唱教会では1年に千人超が受洗
活石霊糧堂教会の幸福小組の様子

7年前から台湾で宣教し、実際に幸福小組の働きを肌で経験している元栄牧師は、日本の教会に向けて次のように話す。

「実は台湾においても、十数年前までは日本の現状と類似した問題がありました。それは、台湾原住民の教会と華人教会の壁、教団・教派の壁、福音派と聖霊派の壁です。しかし十数年前からこれではいけないと、勇敢に立ち上がった牧者たちの一致運動と、さらにはここ数年来、幸福小組を宣教の手段として福音伝道の突破口にしようとの召命をもって立ち上がった福気教会、ならびにその手法を伝統主義や形式主義を超えて、謙遜に学ぼうとする諸教会のリーダーたちによって、台湾はさらにダイナミックな変貌をとげようとしています。ぜひ、日本のキリスト教界においても、米欧だけでなく、台湾などの近隣諸国で起こっている働きからも学び、チャレンジしてみようというモチベーションが生まれてほしいと願っています」

一方、幸福小組はあくまでも教会への「入り口」。そこから、従来のセルグループや弟子訓練などへとつなげていく。元栄牧師は次のように話す。

「幸福小組は目的ではなく手段なのです。私たちの最大の目的は、イエスの遺言である『すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい』(マタイ28:19~20)なのです。この仕組みが動き出せば、ペテロの説教を聞いてその場で3千人が救われたように、1日で3千人が救われるようなことも起こると期待しています」

台湾に押し寄せるリバイバルの波 注目の「幸福小組」 提唱教会では1年に千人超が受洗
昨年7月に高雄市で開催された幸福小組の国際研修会に参加した元栄牧師と沖縄リバイバルチャーチからの参加者

4月からは、北部の台北から南部の高雄まで、台湾の多くの教会で今年第1期の幸福小組が始まる。昨年7月の国際研修会では、台湾のクリスチャン人口20パーセントを目指すという目標も打ち出された。台湾に吹き荒れる聖霊の嵐が、北上する台風のごとく、日本に上陸する日も近いかもしれない。

昨年7月の国際研修会には、日本からは沖縄リバイバルチャーチの牧師とセルリーダーたちが参加し、現在も元栄牧師と情報交換しつつ、主にある働きの実を互いに祈り合っている。元栄牧師は、幸福小組に関する日本語での問い合わせにも対応しており、メール([email protected])で受け付けている。

関連タグ:台湾
  • ツイート

関連記事

  • 「中国は大リバイバルのただ中」 ピューリッツァー賞受賞ジャーナリスト

  • 「今、日本はリバイバルの第1段階にある」 HROCKチャーチのチェ・アン牧師がリバイバル・スクール

  • 救われた瞬間から、60年間毎日リバイバルを生きてきた人 OM創設者ジョージ・バウワー氏が来日講演

  • 英国レディングでリバイバル、3週間で1200人がキリストの元に

  • “台湾は国際的な孤児” 「台湾エキュメニカル・フォーラム」初開催 日本含め世界から140人参加

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.