Skip to main content
2025年9月17日10時01分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
ブーゲンビリアに魅せられて

ブーゲンビリアに魅せられて(15)スポンサーが生活応援―ぬくもりある結婚式 福江等

2018年11月18日17時23分 コラムニスト : 福江等
  • ツイート
印刷
関連タグ:フィリピン福江等
ブーゲンビリアに魅せられて(15)スポンサーが生活応援―ぬくもりある結婚式 福江等+
神学生の結婚式。中央壇上が新郎新婦=2003年11月、マニラの北にあるパンガシナン市で

マニラの神学校には若い人たちが学んでいますから、当然そこで愛が芽生え、やがて結婚する学生たちも少なからずいます。

結婚式に招待され、妻と共に参列する機会が幾度かありました。概してフィリピンの結婚式は時間をたっぷりと取ります。式そのものが2時間くらいあることは珍しくありません。あまり時間に追われることが好きではないようで、始まりの時間も終わりの時間もあってないようなものです。

懇切丁寧な結婚に関するメッセージが複数の牧師からあり、2人の愛を表現するようなロマンチックな歌がたくさん歌われ、そして2人の愛の絆を固くする儀式が、さまざまな形で何回となく行われます。

式場は、結婚する当事者が友人に助けてもらい、前の日に夜遅くまでかけて手製の飾り付けをすることがよくあります。

式は、温かい和やかな雰囲気の中で進められていきます。参列者が若い2人を祝福している気持ちが空気の中に感じられます。それが終わってから披露宴に移るのですが、これがまた大変なごちそうで驚きます。

フィリピンでの結婚式には普通、スポンサーといわれる人々が付きます。多い時には何十人と付くことがあります。親戚の人であったり、学校の恩師であったり、会社の上司であったりしますが、このスポンサーと呼ばれる人々は、新郎新婦の後見人のような役割を持っています。

結婚して新しい生活を始める若い人たちが、将来何かのことで困ったり悩んだりするときには、いつでも相談に乗りましょうという人たちです。精神的なことから経済的なこと、はたまた仕事に関することなど、あらゆる相談に乗ることになっています。

写真の中では、前列でこちらに向いて座っている人たちがスポンサーです。このような多くの力強いスポンサーの応援を頂いて若い2人が新しい人生を始められるのは、なんと幸せなことかと思いました。いろいろな意味で、人生の困難を和らげるクッションのような役割をしていると思われます。

こういう互助制度がいまだに生きているのですね。ともすれば商業主義に流されやすい日本の結婚式では希薄になってきている、結婚式が持つ本来の意味が原型で残っているように感じました。当事者を祝福して彼らの人生を温かく応援していくという、回りの人々のぬくもりが強く感じられるひとときです。

<<前回へ     次回へ>>

◇

福江等

福江等

(ふくえ・ひとし)

1947年、香川県生まれ。1966年、上智大学文学部英文科に入学。1984年、ボストン大学大学院卒、神学博士号修得。1973年、高知加賀野井キリスト教会創立。2001~07年、フィリピンのアジア・パシフィック・ナザレン神学大学院教授、学長。現在、高知加賀野井キリスト教会牧師、高知刑務所教誨師、高知県立大学非常勤講師。著書に『主が聖であられるように』(訳書)、『聖化の説教[旧約篇Ⅱ]―牧師17人が語るホーリネスの恵み』(共著)、『天のふるさとに近づきつつ―人生・信仰・終活―』(ビリー・グラハム著、訳書)など。

■ 福江等牧師フェイスブックページ
■ 高知加賀野井キリスト教会ホームページ
■ 高知加賀野井キリスト教会フェイスブックページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:フィリピン福江等
  • ツイート

関連記事

  • ブーゲンビリアに魅せられて(14)許せるが、忘れられない―日本軍が残した心の傷 福江等

  • ブーゲンビリアに魅せられて(13)バギオ野菜育てた日系人―シスター海野の努力で 福江等

  • ブーゲンビリアに魅せられて(12)多くの若者、子どもまで―刑務所はぎゅう詰め 福江等

  • ブーゲンビリアに魅せられて(11)命を守るために―無料出産施設 福江等

  • ブーゲンビリアに魅せられて(10)前向きに明るく生きる―厳しい暮らしの中で 福江等

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 聖書のイエス(17)「わたしを見た者は、父を見たのです」 さとうまさこ

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(3)神の御霊と一つ 加治太郎

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(244)聖書と考える「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」

  • ワールドミッションレポート(9月17日):ロシアのリブ族のために祈ろう

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(11)抗黙示思想と今この時のトーブ 臼田宣弘

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.