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聖書をメガネに

聖書をメガネに クリスチャントゥデイ編集会議100回の恵み・その1 宮村武夫

2018年10月30日16時53分 コラムニスト : 宮村武夫
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2014年4月、思いを超えた経過でクリスチャントゥデイの働きに参与した際、最初に始めた試みの一つが編集会議でした。

牧師、また神学校教師としての歩みを継続してきた私にとって、インターネット新聞の編集者など、想定外の役割でした。しかし、これらの働きのいずれもが、創世記1章1節の「初めに、神は天地を創造された」に代表される「初めに神」の基本に立つとの確信は、はっきりしていました。

具体的には、教会の現場で礼拝と生活の二元的な在り方ではなく、主日礼拝を中心に、礼拝しつつ週日の生活を送る。週日の日常生活のただ中で礼拝する。礼拝と生活ではなく、礼拝しつつの生活。生活の中での礼拝。つまり「礼拝の生活」を提唱し続けてきました。

その基本に立って、クリスチャントゥデイの働きにおいても、礼拝と記事・コラムではなく、礼拝しつつの記事・コラム。また、記事・コラムのただ中での礼拝。それこそ求める歩みであると、出発時から確信していました。この「礼拝の記事・コラム」の実現のためには、教会における主日礼拝に相当する編集会議が鍵であると見定め、実践の一歩を踏み出したのです。

そうです。2014年4月11日に第1回編集会議を持ったのです。場所は、私の足の障害もあって、江戸川区北小岩の拙宅でした。集ったのは4人。最初から主日礼拝の説教の覚悟で、短い聖書の解き明かしをしました。この出発に続いて、月2回の編集会議を継続してきたのです。私の意識の深いところには、編集会議で取り上げ、検討しないことを決定したり、実行したりしない。決定したことは、編集会議で継続的にチェックし続ける、との思いがありました。編集会議で、教会の執事会や神学校の教授会で求め続けてきた、聖書に見る合議制の実現を目指しました。

以上の在り方を、私の大好きな黙示録22章8、9節に基づき、「主のしもべ仲間」と表現し、この言葉を今日まで繰り返し用いてきました。

このようにして始まったささやかな編集会議の歩みで忘れられないことの一つは、記者が男性だけだ、女性の記者が加わるように祈ろうと祈り始め、それが実現していったことでした。また新しい事務所が与えられ、交通の便が良いこともあり、私が一人で事務所まで往復できるようになったので、編集会議の場所は、神田岩本町の事務所に移りました。フリーランスの方々も加わり、編集会議の参加者は多い時には10名近くなり、順調な歩みに見えました。

しかし私の個人的な課題は、編集会議での短い聖書の解き明かしが、主日礼拝の説教のように、本来あるべき役割と機能を果たしているか、ということでした。そして、その課題は次第に危惧となっていったと、今の時点では振り返るのです。聖書の聴従を中心とした編集会議と各自の取材や執筆が有機的に重なり合うのではなく、二元論的な営みとなっているのではないかと案じるようになっていきました。

そうした中で危惧が目に見える形で現実となったのが、今年1月10日の編集会議でした。そこで、私から見れば、聖書の基盤に立って「礼拝しつつ記事・コラムを書く」との基本から根本的にずれた言動がなされたのです。当時の編集長から、日本基督教団の議長声明が出るのを防ぐために、議長の意向に屈服し、編集会議のメンバーで面会を求める趣旨の提案がなされたのです。

私は即座に反応し、「鼻で息する者を恐れてはならない」と発言しました。聖書に基づく主体的な意思判断とその実践に対する危機との直感は、全体的に見て誤りではなかったと今も確信しています。

しかし、その後の混乱に見える一切のことは、あの第1回の編集会議以来の歩みから言えば、「何事でも起こり得る。驚くことではない」のです。善なるお方は、すべてのことを善用なさるとの先達が教えてくれた道を、私たちなりに歩む実践的な経験でした。

今年3月からは、3人で深い喜びに満たされて編集会議を継続しています。マタイによる福音書18章20節の「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである」にあるように、3人ではなく、主イエスご自身も共におられる、4人だと受け止めての歩みです。そうした苦悩と喜びの両立するささやかな歩みの中で、10月11日に100回目の編集会議を迎えることができました。感謝です。(続く)

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◇

宮村武夫

宮村武夫

(みやむら・たけお)

1939年東京深川生まれ。日本クリスチャン・カレッジ、ゴードン神学院、ハーバード大学(新約聖書学)、上智大学神学部(組織神学)修了。宇都宮キリスト集会牧師、沖縄名護チャペル協力宣教師。クリスチャントゥデイ編集長兼論説主幹。(2019年8月16日死去、プロフィールは執筆当時のものです。現在はクリスチャントゥデイ名誉編集長)

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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