Skip to main content
2021年3月7日21時11分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 書籍
聖書をメガネに

聖書をメガネに 大澤真幸、稲垣久和著『キリスト教と近代の迷宮』への応答・その1 宮村武夫

2018年8月19日20時42分 執筆者 : 宮村武夫
  • ツイート
印刷
関連タグ:宮村武夫稲垣久和大澤真幸
聖書をメガネに 大澤真幸、稲垣久和著『キリスト教と近代の迷宮』への応答 宮村武夫+
大澤真幸、稲垣久和著『キリスト教と近代の迷宮』(春秋社、2018年4月)

TCUの稲垣久和先生と大澤真幸氏の共著『キリスト教と近代の迷宮』を手に取り、稲垣先生との長年の交流を感謝しつつ、久しぶりに稲垣先生の思索に触れ、うれしくなりました。

本書の特徴は、何といっても2人の優れた著者の対談である事実です。その点は本書の以下に見る構成によく示されています。

まえがき 大澤真幸
第1章 キリスト教と近代の迷宮
第2章 近代科学の魔力と哲学の逆襲
第3章 近代の呪縛と現代日本の責任
あとがき 稲垣久和

1970年代から始まる稲垣先生との交流を通して読む機会を与えられた稲垣先生の著作が、先生ご自身の深みのある独唱とすれば、今回のものは見事な二重唱です。

まえがきにおける大澤氏、またあとがきにおける稲垣先生の記述の双方ににじみ出ている相手に対する敬意の思いは、読む者の心によく伝わってきます。この敬意の裏付けがあって初めて、このような対談が展開し得ている事実を覚えます。

しかも、このような対談が成り立った背後に、対談そのものの中では直接な姿を現さない大切な編集者の存在があることを、まえがきには「対談を演出したのは、春秋社の小林公二氏だ」(Ⅳページ)と端的に述べられています。

あとがきには、さらに詳しく経過を明らかにしています。数年前から話のあった対談が実現しないでいた中で、2017年の宗教改革500周年が契機となり、「小林氏の熱心な思いが再燃した。この有能な編集者の情熱がこういう形で実ったことになる。案の定、実に知的刺激に満ちた楽しい対談であった」(327ページ)。

上記に見る本書の構成に自らの意図を明らかにしている編集者の存在をしばしば意識しながら、私は本書を通読しました。お2人だけの対談ではなく、編集者を加えた開かれた対談としての懐の深さが、読者をも対話に招き加わるように機能しているのを実感しました。

今回は、本書の枠組みの特徴に意を注ぎ、次回から内容に触れたいのです。ただ最後に、稲垣先生との長年の交流の一端に触れ、久しぶりに与えられた今回の機会に対する感謝のしるしとします。

1986年4月、沖縄移住に向かう私のために、キリスト教学園の教授会の同僚であった稲垣先生は、当時関係されていたクリスチャン新聞に、毎月コラム「季節の窓」を2年余書き続ける機会を与えてくださいました。これは、私にとって沖縄で生活しつつ書き、書きつつ生活する開かれた機会となりました。

また、説教の整えのため、実践的な論文さえ書く状況ではなく、自分なりの思索は手紙形式で書くしかない制約の中にあった私に対して、「手紙論文・論文手紙」と呼び、励ましてくださった事実を忘れることができません(宮村武夫著作5『神から人へ・人から神へ 「聖書・神学」考』356~358ページ)。感謝。

■ 大澤真幸、稲垣久和著『キリスト教と近代の迷宮』(春秋社、2018年4月)

<<前回へ     次回へ>>

◇

宮村武夫

宮村武夫

(みやむら・たけお)

1939年東京深川生まれ。日本クリスチャン・カレッジ、ゴードン神学院、ハーバード大学(新約聖書学)、上智大学神学部(組織神学)修了。宇都宮キリスト集会牧師、沖縄名護チャペル協力宣教師。クリスチャントゥデイ編集長兼論説主幹。

関連タグ:宮村武夫稲垣久和大澤真幸
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 聖書をメガネに 『ファクトチェックとは何か』への応答―ファクトチェック記事とクリスチャントゥデイ

  • 聖書をメガネに 『東大教授が挑む AIに「善悪の判断」を教える方法』への応答・その3 宮村武夫

  • 聖書をメガネに 『東大教授が挑む AIに「善悪の判断」を教える方法』への応答・その2 宮村武夫

  • 聖書をメガネに 『東大教授が挑む AIに「善悪の判断」を教える方法』への応答・その1 宮村武夫

  • 聖書をメガネに 編集会議を中心に、さらに底に徹した歩みを求めて(3)新聞倫理綱領を学ぶ

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「神に触れられた」 トム・ハンクスの息子、無神論から大転換した経験語る

  • 大祝会に近づいている 岡田昌弘

  • 信仰と不信仰の距離 安食弘幸

  • アレサ・フランクリンの「アメイジング・グレイス」を収録した幻のライブ、撮影から49年経て映画に

  • 世界宣教祈祷課題(3月7日):ケニア

  • 日本のカトリック教会が「性虐待被害者のための祈りと償いの日」

  • ビジネスと聖書(11)魂のエクササイズ 中林義朗

  • 全米最大の福音派養子縁組・里親支援団体、LGBTカップル容認を表明 福音派指導者からは失望の声

  • 教皇、5日から4日間イラクを訪問 歴代教皇初 途中ヘリでの移動も

  • コロナ禍で宗教グループが「スケープゴート」にされている 世界各地で事例報告

  • 「神に触れられた」 トム・ハンクスの息子、無神論から大転換した経験語る

  • 2021年の「レント(四旬節)」始まる、きょう「灰の水曜日」 その意味と由来

  • 宮城労働局が涌谷保育園元園長牧師のパワハラ認定、日本基督教団議長「解決に向けて全力尽くす」

  • 同性愛めぐり分裂見通しの米合同メソジスト教会、保守派が新教団名発表

  • 米南部バプテスト連盟、4教会を除名 性犯罪歴ある牧師雇用や同性愛支持で

  • 信仰と不信仰の距離 安食弘幸

  • 聖書はコロナ禍のクリスチャンに希望を与えている 英国聖書協会が調査

  • 「聖書は神の言葉ではない」 進歩主義の米教会がSNSの投稿で炎上

  • ラビ・ザカリアス氏性的不品行問題、独立調査の最終結果発表 団体が謝罪

  • 全米最大の福音派養子縁組・里親支援団体、LGBTカップル容認を表明 福音派指導者からは失望の声

  • 「神に触れられた」 トム・ハンクスの息子、無神論から大転換した経験語る

  • 2021年の「レント(四旬節)」始まる、きょう「灰の水曜日」 その意味と由来

  • 宮城労働局が涌谷保育園元園長牧師のパワハラ認定、日本基督教団議長「解決に向けて全力尽くす」

  • 同性愛めぐり分裂見通しの米合同メソジスト教会、保守派が新教団名発表

  • 信仰と不信仰の距離 安食弘幸

  • 米南部バプテスト連盟、4教会を除名 性犯罪歴ある牧師雇用や同性愛支持で

  • 「聖書は神の言葉ではない」 進歩主義の米教会がSNSの投稿で炎上

  • 聖書はコロナ禍のクリスチャンに希望を与えている 英国聖書協会が調査

  • ラビ・ザカリアス氏性的不品行問題、独立調査の最終結果発表 団体が謝罪

  • 全米最大の福音派養子縁組・里親支援団体、LGBTカップル容認を表明 福音派指導者からは失望の声

編集部のお勧め

  • 「クリスチャンだからこそ、もっと知って祈って関わってほしい」 人身取引に取り組む「ゾエ・ジャパン」

  • パンデミック時代の宗教の可能性探る IPCR国際セミナーで日中韓のキリスト者も発題

  • コロナ禍で増える自殺、奥田知志牧師「宗教にできること、いっぱいあるのでは?」

  • 日本から遠く離れた地の日本人伝道最前線 駐在員家族120人に福音伝える英語教室

  • 「開拓伝道は失われた人々への憐れみの心」 第23回断食祈祷聖会1日目

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 論説委員・編集部
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 問い合わせ・アクセス
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2021 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.