「地域に教会の一致を知ってほしい」 市内70以上の教会が4週にわたり共通の説教

2018年9月27日20時09分 印刷
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シャーロット市内の74教会で共通の説教シリーズ「シャーロットのために」が始まる前に、牧師たちが集まり祈りの時を持った。(写真:クリス・ペイン牧師)
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米ノースカロライナ州南西部に位置するシャーロット市で今月、70以上の教会が互いの違いを乗り越えて、共通の説教シリーズで礼拝を行っている。

「この企画はある(友人牧師との)関係がきっかけで始まりました」とクリスチャンポストの電話インタビューに応じるのは、同市内にある2つの活気ある教会を牧会するクリス・ペイン主任牧師(41)。ペイン牧師は現在、8年前に夫人と2人で自宅の居間から始めたニュー・シャーロット教会と、50年の歴史があるシャーロット教会を牧会している。2つの教会は最近合併し、教会名は違うが、組織としては1つの教会になっている。

ペイン牧師には、週末に一緒にランニングをする友人牧師がいる。その牧師と2人で協力し、一つの説教シリーズを書いてはどうかという話になったという。2人は、教会の一致を地域にアピールするために、互いの講壇で入れ替わりに説教することついても話し合った。そうして出来上がったのが、4連続のシンプルな説教シリーズ「シャーロットのために」だった。

「私たちは、互いの教会が承認し合える事柄について(地域の人たちに)知ってもらいたいと思いました。多くの人は相容れない部分については知っているのですが、私たちが承認し合える部分を知らないからです。私たちは福音というものを承認していますし、公同の教会としての御体を認めています。私たちは互いを隣人として認識していますし、互いがこの町のために存在していることも認めています」

2人は当初、2人の教会だけでこの説教シリーズをしようと考えていたが、それぞれの友人牧師たちにこの企画を話したところ、その牧師たちも加わることになった。そして、偶然にもこの説教シリーズと同名の「シャーロットのために」と呼ばれる地元の教会ネットワークがあり、参加を打診してきたのだ。そしていつの間にか、参加教会は74教会まで広がった。

ペイン牧師の願いは、教団や教派、人種の垣根を越えて教会が持つ一体感を、シャーロット市全体に知ってもらうことだ。

「時には、ある事柄について反対することがメッセージになることもあります。しかし私たちが特定の事柄に反対するのは、別の特定の事柄に賛成するからなのです」

米国の教会全体が不必要な分裂にあえぐ理由について尋ねられたペイン牧師は、次のように答えた。

「自分たちの好みの問題が、目的(教会の一致)よりも優先されてしまうことがあります。人は自分の好むものを愛しがちで、無意識のうちに意見を異にして分裂してしまうことがあるのです。教会は礼拝スタイルや説教様式、プログラムの在り方などの問題で分裂しています。私たちは自らを別々の入れ物に入れているのです」

牧師はこの種のわなに陥る恐れがあり、意見を異にする他の牧師たちと常に良き関係を築けているとは限らないとペイン牧師は続けた。しかし、教会の一致はまず牧師たちの間の友好関係から始まると語る。

「私がこの説教シリーズに参加している牧師たちにぜひお勧めしたいのは、もしこのシリーズから何か得られるものがあれば、この町に住みながらも教会に来たことのない人に声を掛け、昼食に誘うことです。そして、『私はあなたを知りたいのです。また、私のこともあなたに知ってほしいのです』という以外の思いは一切持たずに、その人たちの話を聞くことです」

ペイン牧師の教会は、ある決断をした。近隣住民への奉仕活動も単独では行わず、常に他の教会と協力して行うことにしたのだ。

この説教シリーズが始まる前の今月初め、この企画に参加する牧師たちは、ただ祈るためだけに集まった。そしてシャーロット市と諸教会のために、1時間半にわたり祈り合った。

ペイン牧師がその部屋を見渡すと、年配のアフリカ系米国人の女性牧師が、白人の中年牧師と手を取り合って祈り合う姿が目に留まった。

「その時、私はこう思いました。『すごいじゃないか。この説教シリーズだけでも素晴らしいけど、このような瞬間が見られるのは、このシリーズが結んだ実なのだと』」

説教シリーズ「シャーロットのために」は各教会で今月9日に始まり、9月第4日曜日の30日まで続く。

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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