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闇から光へ

闇から光へ~的外れからの解放~(48)裏方の仕事 佐伯玲子

2017年12月18日13時16分 コラムニスト : 佐伯玲子
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関連タグ:佐伯玲子

新しい担当マネージャーとの信頼関係が崩れ、タレントとして評価してくださっていた方々の励ましより、評論好きな人たちの「裏方(制作)向き」という意見を信じてしまい、次の身の振り方も決めないままホリプロを辞めてしまった私は、「これからどうしよう」と不安になりました。寂しさや後悔した思いは、なかなか消えませんでした。

やはり「X神」の“魔法”にかかっていただけだったのかもしれません。Aも、ホリプロを辞めることに賛成はしていませんでしたが、私の気持ちを尊重してか、強く反対はしませんでした。

そんな時、表参道を歩いていると、芸人時代の先輩で演芸プロデューサーになっていたMさんにバッタリ遭遇しました。近況を話すと、「うちの事務所に来てみる?」と言われた所は、かつてお笑い班でお世話になった、今はホリプロから独立しているSさんのプロダクションでした。

「タレントを捨てることはない。制作をしつつ、チャンスがあれば、表舞台もやればいい」とSさんに勧められ、ホリプロから私の資料をすべて預かってくださり、身を置かせていただくことになりました。展開があまりにも早く、「Sさんの所に行くのを決めて辞めたんだ。虫が良すぎる」と、前述のマネージャーから誤解を受け、危うく面倒なことになりかけましたが、Sさんが話をしてくださったらしく、大事には至りませんでした。

その事務所は、「お笑いタレントを世に出したい!」というSさんの熱望で、新人芸人たちが多く所属し、また養成されていました。Sさんは、私を「“物まねタレント”として再び売り出したい」と考え、プロモーションを始めましたが、物まねから随分離れていたことや、芸人として“ピン”で舞台に立つことに恐れが生じていたため、かなり抵抗を感じていました。

とはいえ、事務所に入れていただいた恩もあり、言えずにいると、1つの物まね番組の出演が決まってしまったのです。私は、なんとか気持ちを奮い立たせ、久々に新ネタ「CHARA」の「スワロウテイル・バタフライ」を完成させ、臨みました。番組内ではそれなりに評価していただけたものの、その出演は半分“素人扱い”でした。

かつてプロとして、多くの物まね番組やステージに出演していた私のプライドは、ひどく傷つきました。「たくさんの仕事ができていたのは、ホリプロのタレントだったからだ。私の実力では無かったんだ」と、落ち込みました。良いことは思い出せず、「すべては“幻”だったんだ」としか思えなくなり、完全に「物まね拒絶&ピン芸恐怖症候群」に陥ってしまったのです。

Sさんに胸の内を正直に打ち明け、しばらくは裏方に徹しました。新人芸人のコーチや、定期的に開催する事務所主催の「お笑いライブ」の影MCなどをしていました。それでも、後輩のネタを演出したり、ライブ用のBGMや紹介コメントを考えることは楽しいものでした。そのライブに頻繁に出演していた中には、「はなわ」「原口あきまさ(「チャムズン」というコンビ時代)」「 ダンディ坂野」といった、後にメジャーで活躍する方々もいました。

ピン芸は怖くてできませんでしたが、集団の舞台には立てたので、ホリプロを辞めてからもオファーを下さる船越英一郎さん主催の「劇団マガジン」(ミュージカル)や、「東京ヴォードヴィルショー」出身女優陣のユニット・プロデュース公演(オムニバス・コメディの舞台)には、役者や作品提供で携わっていました。

徐々に、“舞台の仕事”が顕著になり、小劇団ながら、商業ベースで公演を打てている仲間も増えてきたことで、「私も、劇団のようなユニットを作ってみたい!」という思いが募っていきました。しかし、それはさらなる「荒野」の始まりでした。

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◇

佐伯玲子

佐伯玲子

(さえき・れいこ)

愛知県豊田市出身。名古屋造形芸術短期大学造形芸術科プロダクトデザインコース卒業後、役者を目指し上京。幼少より得意だった物まねを生かし、ホリプロお笑い部門第1期生として、バラエティーやドラマ、舞台などで活動。結婚後は、プレイヤーの他、脚本、演出、プロデュースといった制作活動を行う。26歳の時に出会ったカルトの洗脳により、離婚、度重なる病やけがで、生命危機一髪の2012年秋、イエス・キリストに出会い、22年間に及ぶカルト洗脳から救われる。2015年春より、神様から賛美を使って歌って踊るエクササイズ「賛美クス」を与えられ、フィットネスを通した伝道を行っている。教会はもちろん、ノンクリスチャンの人たちに、賛美の「力」と「神様に感謝をささげることの喜び」を、ステージパフォーマンスやレッスンを通して発信している。「主イエスの恵み教会」所属。

■ B.B Wonderland公式サイト

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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