ハロウィンはキリスト教と関係があるの? クリスチャンが祝っても大丈夫?

2017年10月31日12時47分 執筆者 : 中川健一 印刷
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「ジャック・オー・ランタン」と呼ばれるカボチャをくり抜いて作ったランタン。ハロウィン定番の存在となっているが、異教的な要素があるため、注意も必要だという。(写真:663highland)

Q. 質問

ハロウィンは悪魔的なものを取り扱っており、危険だから祝うべきではないという人と、何も問題はないという人がいます。どう考えればいいですか?

A. 回答

ハロウィンとは、毎年10月31日に行われる祭りのことです。日本でも、コマーシャリズムに乗って急速に広がってきました。「聖書に書いてある祭りだ」と誤解されている方さえおられるほどです。米国では、両親は自分の子どもにこの祭りに参加させるかどうかで大いに悩みます。特にクリスチャンの場合はそうです。

さあ、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、ハロウィンの起源は異教的なものです。

約2千年前の古代ケルト人の祭りが起源だと考えられています。もともとは秋の収穫祭でした。特にこの収穫祭の時期には、「自然界と超自然界の垣根が取り払われる」と考えられていました。つまり、生きている人が死者と交流できる期間、そして、死者との交流を通して未来をのぞき見ることができる期間、と考えられていたのです。

また、悪霊の追い出しや、魔女の存在といったような異教的な意味合いのものが、この時期に人々の関心の的となりました。ですから、ハロウィンが危険だという人がいるのは当然なのです。

2番目に、ハロウィンは、現代(特に米国)では民間行事として定着しています。

現代のハロウィンは、もともとの由来とは無関係に「子どもたちが楽しむ祭り」となっています。祭りの期間、子どもたちはさまざまな姿に変装し、家々を訪ね歩いてキャンディーをもらいます。私も、高校時代に米国に滞在していたときに、大変楽しい体験をした覚えがあります。

ハロウィンを祝う方々は、「ハロウィン自体に宗教的な意味合いはない」と考えています。そういう意味で、ハロウィンに違和感を覚えない人たちがいるのも当然なのです。

つまり、ハロウィンに関しては、危険視する人と、平気な人と、両方いるということです。ですから、この質問は、私がどちらに答えても必ず批判されるものなのです。

3番目に、個人的には「第3の道」を選びたいと思います。

ローマ人への手紙14章で、パウロは「中心的なテーマでなければどちらでも良いのだ」というような話をしています。これを私は「グレーゾーン」と呼んでいます。グレーゾーンに属する問題は、各人が判断すべきことです。ですから、「それが罪だ」と考える人は、この祭りに参加すべきではありません。「問題はない」と思う人は、自分の良心と信仰に照らして参加してもいいわけです。そして、互いに相手の選択をあれこれと批判すべきではありません。

もし、クリスチャンが問題はないと思ってこの祭りに参加する場合は、最低限、異教的な要素を排除する努力はすべきだと思います。例えば、ジャック・オー・ランタンというものがあります。カボチャをくり抜いて作ったランタンですね。あれは「悪霊どもがやって来るときに、道を間違えないように光を与える」という考え方もありますから、要注意です。さらに、魔女や化け物などの衣装を子どもに付けさせることも、控えたほうが良いと思います。

同時に、キリストの愛と光を伝えるチャンスとしてこれを用いることもできると思います。ハロウィンを「収穫祭」として祝うことは可能でしょう。つまり、福音を伝える機会としてこの祭りをポジティブに用いるということです。

参考になる聖句

「あなたがたは信仰の弱い人を受け入れなさい。その意見をさばいてはいけません。何でも食べてよいと信じている人もいますが、弱い人は野菜よりほかには食べません。食べる人は食べない人を侮ってはいけないし、食べない人も食べる人をさばいてはいけません。神がその人を受け入れてくださったからです」(ローマ人への手紙14章1〜2節、新改訳)

※ この文章は、ハーベスト・タイム・ミニストリーズ運営の「聖書入門.com」に掲載されている「3分で分かる!聖書」(メッセージ・中川健一)の文章を、許可を得て編集・転載したものです。

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