Skip to main content
2025年7月12日17時02分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会

諸教会の若者たちが集まり、心から主を賛美する姿がここに! In Him Camp 2017

2017年8月22日06時35分 執筆者 : 青木保憲
  • ツイート
印刷
諸教会の若者たちが集まり、心から主を賛美する姿がここに! In Him Camp 2017+
手を挙げて心から主を賛美する若者たち

集まった100人余りの若者たちが、飛び跳ね、拳を突き上げ、そして涙して歌う――。その賛美はいつ終わるか分からない。次々と奏でられる賛美は、アップテンポであったりバラードであったり、まさに「主の霊のおられるところに自由があります」(Ⅱコリント3:17)という聖書の言葉通りの光景であった。

エレベートチャーチ(佐々木拓也牧師)主催の「In Him Camp 2017」が、奈良県生駒市の関西聖書学院で15日から18日にかけて3泊4日で行われた。参加しているのは、単立系の諸教会を中心とした100人あまりの中高大学生たちである。

学院内の施設をフルに用いての「室内キャンプ」であるため、キャンパーは3日間ほとんど外に出ない。バーベキューや体育館でのスポーツ大会、プールなどの時間もない。しかし、内容はてんこ盛り。しかも、プログラムのタイトルは知らされていても、中身は事前に一切知らされない。

例えば今年の場合は、「ひとりでできるもん」「ただ今充電中」「乗るしかないでしょこのビッグウェーブ」などである。これだけの情報でどんな内容か分かる人がいるとしたら、それは神様以外にはないだろう(笑)。

この「In Him Camp」という名前の由来は、使徒言行録17章28節「我らは神の中に(In Him)生き、動き、存在する」にある。この「神の中で生かされる」というコンセプトが、あらゆるプログラムに浸透している。

このキャンプは、2011年に始まっている。当初から佐々木牧師が抱いていたコンセプトは、ユース世代(中高生から大学生、20代前半の社会人)が教会に仕えることだという。

「キャンプはあくまで起爆剤であり、その火は何もしないなら継続しない。でも日々献身することを学ぶことによって、信仰の炎を燃え続けさせることができます。燃やされた情熱を大切に守り、自分たちの教会に仕え、牧師先生に仕えることが重要であると考えています」

少人数で、自前のキャンプができない諸教会が結集することでダイナミズムをなすとき、それぞれの教会のユースが信仰的に強められていく。筆者の教会もまさにこの端緒にある。だから大いに恵まれた。

諸教会の若者たちが集まり、心から主を賛美する姿がここに! In Him Camp 2017

昨年からキャンプに参加させてもらっているが、以下の2点で大いに驚かされた。

1つ目は、出身教会の枠を完全に壊し、年齢ごとの小グループを形成していること。従来のキャンプは、その出身教会ごとに集まり、一緒に座ったり分かち合ったりすることが基本であった。しかしこのキャンプでは、どこから来ているかということはまったく関係がない。各グループには年齢的に少し上のリーダーが2人ずつ付き、そのチームを導いていく。

すると面白い現象が起こってくる。それは引率の牧師、伝道師たちが手持ち無沙汰になるということである。佐々木牧師は「この4日間は丸投げしてください」と言う。そして「先生方は牧師先生たちとの交わりを楽しんでくださったらと思います」とも。

2つ目は、徹底した規律性である。参加してすぐ分かるのは、皆が礼儀正しく、そしてかなりの「体育会系」のノリだということ。これは昨今の体罰やパワハラまがいの所業が横行しているという意味ではない。皆で協力して1つのことを成し遂げる、という意味での規律があり、それを守る中での「楽しさ」や「面白さ」が、若者たちを信仰的のみならず、人格的にも高めているのである。それはある種、時代の流れに逆行するまでに厳しく、しかし確固たる理念に基づいた指導であるため、単なる「禁止事項」として彼らを抑圧することがない。

例えば、キャンパーに配布されるネームカードの裏には、キャンプ中に守るべき「約束」が書かれている。その中の1つにこんな項目がある。「異性との連絡先交換禁止」。この項目があることを見て、最初筆者は戸惑った。「こんなこと書いて、若い子たちに引かれないか?」と感じたのである。しかし、主催者側ははっきりとこう語る。「私たちはイエス様に出会うためにこのキャンプに来ているのです。異性間の交流はその妨げになるなら、禁止すべきでしょう」と。

だからといって男女がまったく会話しないということではない。普通に話をするし、交わりもする。だが、一緒に食事のテーブルにつくことはない。なぜなら、各小グループで食事を共にし、説教に対する分かち合いをするからである。

一見、旧態然としたやり方である。しかし、若者たちに迎合するキャンプではなく、彼らを目指すべきところへ導いていくキャンプであるなら、それは当然のことかもしれない。一方、小グループを中心としたゲーム大会や各プログラムは、若者たちに大ウケ(パ●スト、食用カ●ムシを使ったあのゲームは、大人中心の教会ではかなり物議を醸すことだろう・・・)で、決して古色蒼然(そうぜん)としたものではない。ちゃんと現代性を踏まえた内容になっているため、彼らは喜々としてゲームに興じ、真剣に勝敗を気にしながらエキサイトしている。

今回のテーマは「覚醒」。コロサイ4章2節の「目をさまして、感謝をもって、たゆみなく祈りなさい」がテーマの御言葉となっている。講師は沖縄プレイズチャーチの池原仰一牧師。滑らかな語りで聖書の解き明かしをされる先生である。最後の集会では、献身(将来牧師となること)のみならず、海外への宣教師となる者はいないかと熱く語り掛け、それに多くの若者たちが涙を流して応答していた。

諸教会の若者たちが集まり、心から主を賛美する姿がここに! In Him Camp 2017
メッセージを伝える沖縄プレイズチャーチの池原仰一牧師

このキャンプの講師は常に若者たちのカルチャー、用語をうまく使いながら、聖書のメッセージをストレートに語り掛ける。かつて、筆者が中高生時代に体験した「学生キャンプ(当時はそういう名称だった)」と同じニオイを感じられたことを正直に告白しておきたい、私も大いに賛美し、涙し、自ら牧師として生かされていることの恵みをあらためて自覚させられた。

最終日のプログラムは、4日間で個々人が得たものをキャンパー全員が証しするという内容。ここがキャンプのクライマックスである。参加者すべてがキャンプを通して得たものを自分の言葉で語ることは、多くの感動を呼ぶ。特に語った本人は忘れられない体験となるだろう。聴いていて、こちらも勇気と希望を頂けた。

エレベートチャーチでは、このキャンプのために半年前から準備をするという。ゲームやプログラムのすべてを実際に教会のメンバーと共にやってみて、面白いもの、楽しいものを厳選するという。そうやって築き上げられるキャンプだったのである。そのダイジェストビデオをキャンプの最後に流してくれるが、それは面白くも感動的な内容であった。

またキャンプ1週間前からインターンシップ制度を採用し、この「In Him Camp」を通して教会でどうやってユース世代を建て上げていくかの実地訓練を受けられるようになっている。ここに多くの教会から大学生、社会人が参加している。彼らがキャンプの少グループでリーダーとなり、キャンプを支えることになる。

最後付け加えておかなければならないのは、キャンプ4日間の食事のお世話をしてくれた奉仕者の皆さんのことである。ほぼすべての時間を食事作りに専念した方々は、皆社会人の方々である。年休を取ったり、自分の仕事の都合をつけて、若者たちのために時間を使っておられた。その姿に教会奉仕の原点を見るような気がした。

「In Him Camp」は来年も行われる模様。クリスチャンの若者が減少し、教会の中から覇気が無くなりつつあると聞いて久しい。しかし、ここにはそんな悲壮感はみじんもない。このキャンプを体験するなら、日本のクリスチャンの将来は明るい、そんなことをはばからずに語ることができるようになる! ぜひ皆さんも来年、この感動を体験してみてはいかがだろうか。

■ エレベートチャーチのホームページ

◇

青木保憲

青木保憲

(あおき・やすのり)

1968年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院卒業後、小学校教員を経て牧師を志し、アンデレ宣教神学院へ進む。その後、京都大学教育学研究科修了(修士)、同志社大学大学院神学研究科修了(神学博士)。グレース宣教会牧師、同志社大学嘱託講師。東日本大震災の復興を願って来日するナッシュビルのクライストチャーチ・クワイアと交流を深める。映画と教会での説教をこよなく愛する。聖書と「スターウォーズ」が座右の銘。一男二女の父。著書に『アメリカ福音派の歴史』(明石書店、12年)、『読むだけでわかるキリスト教の歴史』(イーグレープ、21年)。

  • ツイート

関連記事

  • えきゅぷろ! 青年たちの宗教改革

  • 「わが人生、日本の青年に捧ぐ―知られざるポール・ラッシュ物語」 立教学院展示館で開催中

  • 「君の膵臓をたべたい」 現代日本の人間関係、その心の機微を見事に描き出した秀作

  • 私の着る服はどんな人が作っているのか ファストファッションの裏側から 国際飢餓対策機構

  • スポーツ伝道、教会改革の可能性を探る「VISION2020フォーラム」開催

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • Gゼロ時代の津波石碑(4)芥川を自死に至らしめた「ぼんやりした不安」と2つの遺書 山崎純二

  • 見捨てない神 穂森幸一

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(226)葬儀文化を受け継ぎ、教会がエンディングを支える時代が来る 広田信也

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 初めの愛に戻りなさい 佐々木満男

  • 第一のことを第一にする人生の祝福 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(7月11日):アルファ・コース、過去最高の参加者―数百万の人々が求道

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 初めの愛に戻りなさい 佐々木満男

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.