Skip to main content
2022年5月28日12時08分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 宣教

「震災のこと、忘れないよ」と幼稚園児と共に歌って 尾山台教会でファミリーコンサート

2017年5月31日10時43分
  • ツイート
印刷
関連タグ:東日本大震災(3・11)
「震災のこと、忘れないよ」と幼稚園児と共に歌って 尾山台教会でファミリーコンサート+
ジェー・サンフォニーの2人=5月26日、尾山台教会

音楽を通して東日本大震災の復興支援を行っているJ-Symphonie(ジェー・サンフォニー)によるファミリーコンサートが26日、日本ナザレン教団尾山台教会(東京都世田谷区)で開催された。

フルートの北方奈津子(きたかた・なつこ)さんとギターの長佑樹(おさ・ゆうき)さんが結成したフルート&ギターデュオの名前の由来は、Jesus(ジーザス=キリスト)と一緒に響き合うSymphonie(サンフォニー=響き渡る)音楽によって神の愛を届けようということから。

2人は初のアメリカ演奏旅行から帰国したばかり。ロサンゼルスの教会を中心に回り、日本で起きた震災がどのようなものだったかを伝えて、多くの支援を得ることもできたという。

「ニュースを通してアメリカ人にも強いインパクトを残した3・11も、実際にどれほどのものであったのか、また現在の様子もあまり知られていない」と北方さん。ギターの長さんは、「私が洗礼を受けたのがロンドンの日本人教会だったこともあるので、今後も海外での支援演奏活動を続けていきたい」と思いを語った。

今回の演奏会場となった尾山台教会には、ギターの長さんが通っている。主任牧師の梅實淳一(うめざね・じゅんいち)氏は「温かく優しい先生」と幼稚園の保護者からも評判だ。子どもたちを笑顔で迎えていた。

「震災のこと、忘れないよ」と幼稚園児と共に歌って 尾山台教会でファミリーコンサート
日本ナザレン教団尾山台教会主任牧師の梅實淳一(うめざね・じゅんいち)氏

尾山台教会は5年ほど前から地域に根ざした伝道活動を行うようになり、ジェー・サンフォニーによるファミリーコンサートは昨年9月に続いて2回目となる。前回は、隣接する幼稚園の児童と保護者を中心に200人近い参加者があった。

園児たちが保護者と共に会場へ入ってくると、明るい声が会場に響いて雰囲気が一気になごむ。冒頭に広田正晴(ひろた・まさはる)園長があいさつに立った。

「被災地に直接出向いて被災者を励ます2人のことを、私たちも支援したいと思います。尾山台ナザレン幼稚園は岩手県の認定こども園宮古ひかり(岩手キリスト教学園)を支援しています。心のダメージはまだまだ残っていますが、『忘れないでいるよ』と語り続けることが大事ですね」

ジェー・サンフォニーの2人が舞台に立つと、子どもたちも一生懸命に拍手をした。

1曲目はモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。本格的なプロの演奏に、保護者も子どもたちもじっと聴き入っていた。ファミリーコンサートだけあって、小さな子どもも楽しめるようにディズニーの曲や童謡も披露された。フルートの北方さんが「それでは皆で歌のお散歩をしましょう」と子どもたちに呼び掛け、「ぞうさん」や「おつかいありさん」を演奏すると、自然と子どもたちも歌い出す。北方さんは小学校で音楽講師も務めているため、子どもへの接し方に慣れており、とても分かりやすく曲を紹介した。

「震災のこと、忘れないよ」と幼稚園児と共に歌って 尾山台教会でファミリーコンサート
総勢で100人近くが参加。楽しい時間を過ごした。

続いて北方さんと長さんは、スライドを使いながら、音楽を通じて被災者を励まし、支援を続けている様子について、「支援コンサート 東北の今」と題して紹介した。

「2年前に初めて東北へ行きました。その時はまだ164カ所に仮設住宅がありました」と北方さん。その頃テレビで映されていた映像は、見た目はよくなった場所ばかりだが、地元の人はこのように語ってくれたという。

「まわりからは『商店街ができてよかったね』『復興が進んだね』と言われますが、今はまだ心の穴がぽっかり空いたままのような気持ち」

本当の復興は、昔から住む人が「復興したな」と思える時なのだという。特に日本人は我慢強く、「皆が苦労しているから」とずっと耐えているため、かえってPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの病気になって苦しむ人も多い。

最後に北方さんは力を込めて訴えた。

「東北の地震のことも、熊本や鳥取のことも思い出してください。被災者の方々は『忘れられていない』という実感が一番ほしいのです」

ジェー・サンフォニーが東北へ音楽支援に行くきっかけとなったチャリティーソング「花は咲く」を共に歌った。小さな子どもたちも1時間ほどの演奏を一生懸命聴き、最後に「となりのトトロ」と、アンコールで「さんぽ」が演奏されると、大喜びで一緒に歌う。

終わりのあいさつで広田園長は次のように述べた。

「このような大きな災害のことも、日々移り変わる他のニュースに押し流されて忘れがちになる。その中でも、忘れてはいけないニュースがある。これからも被災地のために祈り、『忘れないよ』とエールを送りたい」

終演後、子どもたちに聞くと、「とても楽しかった」「トトロがよかった」とかわいらしい感想を話してくれた。保護者からは、「地震のことはつい忘れがちですが、今日のコンサートでもう一度考えるきっかけになりました」、「1時間よく子どもが飽きずに聴いたなと思います。すごく楽しんでいました。勉強になりました」などの声が聞かれた。

ジェー・サンフォニーのこうした地道な音楽支援を通じて、支援と祈りの輪が広がっていくことを期待したい。

■ 日本ナザレン教団尾山台キリスト教会

■  尾山台ナザレン幼稚園

■ ジェー・サンフォニー

関連タグ:東日本大震災(3・11)
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 思い出す時も、1人ではない 宮城三陸3・11東日本大震災追悼記念会 愛と希望のコンサート

  • この人に聞く(30)「フルートで福音の感動を伝えたい」 北方勝也さん&奈津子さん夫妻インタビュー

  • 戦後71年:日本ナザレン教団那覇教会 「日本の教団」として沖縄の地に立って

  • 6年目を迎えた被災地の声 宮城三陸3・11東日本大震災追悼記念会インタビュー

  • アガペーの愛で「平安の子」を訪問伝道 第72回東日本大震災&熊本震災復興支援超教派一致祈祷会

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • アニメ制作は説教準備に相通じる?牧師必見の一作! 「ハケンアニメ!」

  • リーダーシップを難しくさせるものは何か 加治太郎

  • しっかりと韻を踏んだスカイアクション大作の続編にして贖罪の物語!「トップガン マーヴェリック」

  • 「イスラム国」系グループ、キリスト教徒20人の処刑映像を公開 ナイジェリア

  • 米合同メソジスト教会、保守派が新教団「グローバル・メソジスト教会」を発足

  • 菊地功・東京大司教が新型コロナウイルスに感染 教区が発表

  • カンタベリー大主教、カナダ寄宿学校の先住民虐待問題で謝罪

  • サンフランシスコ大司教、ペロシ米下院議長の聖体拝領を禁止 中絶権の支持めぐり

  • 通りよき管 菅野直基

  • 世界宣教祈祷課題(5月28日):キリバス

  • 「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式

  • アルケゴス社のビル・ファン氏、逮捕・起訴される 無罪主張

  • 菊地功・東京大司教が新型コロナウイルスに感染 教区が発表

  • 「イスラム国」系グループ、キリスト教徒20人の処刑映像を公開 ナイジェリア

  • 元外務官僚の牧師、日本維新の会の参院比例区支部長に

  • しっかりと韻を踏んだスカイアクション大作の続編にして贖罪の物語!「トップガン マーヴェリック」

  • 米合同メソジスト教会、保守派が新教団「グローバル・メソジスト教会」を発足

  • サンフランシスコ大司教、ペロシ米下院議長の聖体拝領を禁止 中絶権の支持めぐり

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(147)献身的な信仰者を求める日本社会(3)広田信也

  • 燃えない症候群 佐々木満男

  • 「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式

  • 元外務官僚の牧師、日本維新の会の参院比例区支部長に

  • シンガー・ソングライター、牧師の小坂忠さん死去 73歳

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 16歳の高校生、洗礼受けた数時間後に銃弾受け死亡 米フロリダ州

  • 世界最高齢の田中カ子さん死去、119歳 戦後クリスチャンに 教会で幼稚園開設

  • 「悪」はいかに伝染するか 「心の闇」描くサイコサスペンス映画「死刑にいたる病」

  • 米教会銃乱射、牧師や信徒が命懸けで容疑者取り押さえ 犯行動機は台中関係への不満か

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 第4回日本ゴスペル音楽祭、4年ぶりオンラインで念願の開催

編集部のお勧め

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 第4回日本ゴスペル音楽祭、4年ぶりオンラインで念願の開催

  • 「妥協しない」テーマに ジーザス・レインズ、終戦記念日の8月15日開催へ

  • 「必ず日本にリバイバルは起こる」 首都圏イースター、高木康俊牧師がメッセージ

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 論説委員・編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2022 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.