Skip to main content
2025年11月1日07時53分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教育

【インタビュー】小林高徳TCU学長 謙遜にキリストに従う人生を

2017年3月18日06時52分
  • ツイート
印刷
関連タグ:東京基督教大学(TCU)小林高徳
【インタビュー】小林高徳TCU学長 謙遜にキリストに従う人生を+
卒業式・学位授与式の後、インタビューに応じてくれた東京基督教大学学長の小林高徳氏=10日、東京基督教大学(TCU、千葉県印西市)で

日本で唯一のプロテスタント福音派による超教派の4年制神学大学である東京基督教大学(TCU、千葉県印西市)で10日、卒業式・学位授与式が行われた。この日、計39人の卒業生・修了生を新たな世界へと送り出した同大学長の小林高徳氏に話を聞いた。(関連記事:平和の神が一生涯、共に TCUで卒業式、39人に証書・学位記を授与)

卒業式を終えて、どのような感想をお持ちですか。

明るく希望に満ちた中で、イエス様にあって学生たちを送り出すことができ、本当に感謝しています。また今年は、TCUでは初めてとなる博士課程の学位が2人の女性に授与されました。1人の方は、3人のお子さんの世話をしながら研究を続けてこられました。2人とも素晴らしい論文を書かれたことは、神様の大きな恵みだと思います。

博士課程は3年前に開設したとのことですが、その意義を教えてください。

日本の宣教のためには、本当に深い研究が必要だと確信しています。神学は、教会や社会に仕える働き全てに関わり、宣教の働きに仕えるものです。博士課程での研究は、そういう広い意味での宣教の働きをより豊かにすると思います。ですから、神学者や牧師先生だけでなく、ぜひキリスト教NGO、NPOのリーダーになる人たちにも学びに来ていただけたらと思っています。

全員クリスチャンの中で寮生活をし、キリスト教世界観の中で学んできた卒業生たちですが、外の世界に出ることへの不安はないのでしょうか。

ある意味で純粋培養ともいえる寮生活は、キリスト教世界観に基づくキリスト教全人格教育でもあります。それはキリスト教と学びが統合されるだけではなく、実践的な学びの上でも非常に重要なことです。

それまで小さな自分の世界にいた人たちが、24時間、他の人たちと接しなければならない寮生活は、最初こそ大変です。しかしその中で、徐々にではありますが、祈り合い、対話を通して人を理解し、共同で生活することを学んでいきます。そして、広い目で全体を把握する力、個々の課題を扱う力、人を理解する力、人と一緒に仕事をする力が磨かれていくのです。

それらのことは社会に出ていく上で重要なことです。そういう意味で私は、TCUの学生の卒業後のことを全く心配していません。また私たちは、ただ一部分の専門家を育てているつもりはなく、彼らがキリストに仕えるリーダーになっていくと思っています。

ただ、周り全てがクリスチャンで、聖書を基にした共同体の中にいるのと、そうでなくなった場合、かなりギャップがあるだろうと思います。そのためにも、地域の教会としっかりつながっていき、信仰の仲間の支え合いの中で社会で活躍してもらいたいと思います。そして、寮での経験を生かして、人と人とをつなぐ役割や、人間関係に悩む人の相談に乗れるような活躍をしてほしいですね。

福祉学科について、TCUならではの特徴を教えてください。

福祉学科は、超高齢化する日本社会において、教会の中にも福祉の対応が必要だという強い思いがあって、2008年に設置されました。本来、キリスト教は、社会に愛をもって仕える福祉の働きをずっとしてきました。「ディアコニア」という奉仕の働きです。ところが戦後、日本が福祉制度を充実させていく中で、教会が福祉の奉仕の働きから遠ざかってしまう歴史がありました。この福祉学科の設立によって、本来、キリスト教が持っていたディアコニアの働きを回復できたらという思いがあります。

神学科を出て、福祉の世界で活躍している人もたくさんいます。施設長をされている人もいます。キリスト教の教えにより培われた人間観や愛が、福祉の働きの中で賜物として発揮されています。中には、介護の働きでストレスやいろいろな痛みを受けて、他の働きに移った人もいますが、TCUで学んだ、仕えること、人を理解することは、どのような働きにおいても生かされると思っています。

卒業生にどのような言葉を贈られましたか。

卒業式の前に礼拝の時間を持ち、その中でコロサイ人への手紙3章12節にある「謙遜」という言葉に焦点を当ててメッセージしました。ここでは、「深い同情心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい」(新改訳)とあります。この5つの真ん中に出てくるのが「謙遜」です。私たちは、キリストの和解の業に参与する者、キリストと共に治める者として召されており、その中の重要なことの1つとして「謙遜」があります。

「謙遜」という言葉は、当時は「奴隷根性」として使われ、美徳ではありませんでした。しかし、キリストと共に治める者は、謙遜を身に着け、奴隷として主に仕え、自分に頼るのではなく、自我を打ち砕かれた者として、キリストにより頼む者でなければなりません。それこそまさに私たちが持つべき資質であり、キリストに仕える者の品性であると話しました。

今の時代にはおそらく、「大学を終えたら、自信を持って自分の信じた道を行きなさい」と語られるのだと思います。しかしむしろ、自分を捨て、自分の十字架を負って、キリストに従うという道を謙遜に歩んでいただけたらと思っています。どんな働きであろうともです。

最後に、今後に向けたメッセージをお願いします。

他の大学を出てからTCUに入った学生に、「TCUの学びは、若いクリスチャン全員が受けるべきだ」と言われたことが本当にうれしかったです。毎年繰り返される循環の中で、本当に寂しい別れの時期ですが、新しい出会いの時でもあります。家族、友人、教会のネットワークが広がる時期でもあります。TCUの働きが、日本宣教の進展に益する働きにつながってくれればといつも願っています。

関連タグ:東京基督教大学(TCU)小林高徳
  • ツイート

関連記事

  • 同志社、第18代総長に八田英二教授を選出

  • 「寮での対話を通して新しいものを」 ICU、4月から新学生寮オープン

  • 「置かれた場所で咲く花に」 渡辺和子さんの学園葬に3500人

  • 東京基督教大、新学長に小林高徳氏

  • 東京基督教大学、2015年度から入学金を廃止 グローバル基準の先進的取り組み

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(10月31日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(1)

  • ワールドミッションレポート(11月1日):コンゴのルワル族のために祈ろう

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.