この時聖書を開いた(26)困難を極めた就職活動・悪戦苦闘の日々と神様の恩寵 来間幸夫

2017年1月14日08時34分 執筆者 : カレブの会 印刷
関連タグ:カレブの会

困難を極めた就職活動・悪戦苦闘の日々と神様の恩寵
元会社員(JTB) 現在 医療法人職員 来間幸夫

「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです」(ペテロの手紙第一5章7節)

65歳まで47年間の旅行会社勤務の後、やっと好きな事をしようと、退職前より興味のあるメンタルケアの勉強を始めました。半年余りの学びを通してメンタルケア・スペシャリストの資格を得、上位資格である「精神対話士」の資格取得面接試験に臨みました。3・11東日本大震災の被災地支援を考えていましたが、期待に反して不合格となりました。

その後、私の長女が事情により離婚し、経済的理由により養育できず、一人娘(孫娘)をわが家に引き取ることになりました。祖母(家内の母親)に告げたら、「あなたたちに、もう1人の娘を授かったと思いなさい」と言われました。このようなことになり、孫娘の養育のため働くことになり、65歳の就職活動を始めました。恥を晒(さら)すようですが、私の預貯金は、これまでの子どもたちの教育ローンや会社への貸付金返済、ぼろぼろになった家の新築代金で全て消えていました。さらに、私の罪深さと社会知らずのため、詐欺にも遭ってしまったのです。

そんなわけで、仕事探しが始まり、就職雑誌・新聞・ウェブと手を広げ、サービス業や人材派遣会社をはじめ、あらゆる業種にチャレンジしました。約20社の面接試験に出向きました。何とか受かるように、主に祈りました。でも、見事に全て不採用。ただ1つ地元の小さな警備会社だけが採用合格。何でも経験だと思い、同社に決め、4月半ばより警備業務の研修を受け、イベント会場・道路工事などの交通誘導の仕事に就きました。

5月からは、以前登録した人材派遣会社の紹介で、平日は東京都庁での産業統計のバイトが入り、週末は警備会社の仕事。日曜日は極力、教会礼拝を最優先にしました。家内も平日は仕事をこなしながら、孫娘(小3)の世話を一切見てくれました。

8月下旬に、親友のクリスチャンO兄より昼休みに電話を頂き、9月からF診療所での勤務を週3回やってくれないかとの連絡を頂きました。高齢の事務長(78歳)が健康上の理由により辞めるので、その後任になってほしいとのことでした。仕事内容は、代診医・職員の給与支払いと代診医の送迎とのこと。週3回という好条件、さらに所長のY医師とも面識があり、喜んで申し出を受けることにしました。幸いキリスト教主義の医療機関でしたので、大いに喜びました。

毎週水曜日には、少人数ですが、昼休みに聖書の学びと祈り会を持っており、患者さんのため、職員のため、医師のため、近隣諸教会のため、後継者のためなど、時間をかけて祈り合っています。毎朝、連絡事項の後、所長Y医師のお祈りで業務を開始します。これら定年後の一連の出来事を通して、神様に思い悩みを全て委ねることを学びました。私の思いをはるかに超えた神様の恩寵(おんちょう)に感謝しつつ、日々を過ごしております。

<<前回へ     次回へ>>

【書籍紹介】

 カレブの会編『この時 聖書を開いた―31人に訪れた神の祝福―

カレブの会編『この時 聖書を開いた―31人に訪れた神の祝福―』

私たちはみな、退職後のさまざまな不安を抱えています。夫婦や家族関係の在り方、体力の衰え、病、経済のこと、伴侶との離別、孤独等々。この世の人々が行く同じ道を歩みます。「夢」がコインの表だとすれば、弱さを味わう「軟着陸」はその裏面です。幸いなことに、この弱さは私たちを成熟へと導いてくれるだけでなく、しばしば夢と使命を与え、御国を広げる道へと導いてくれるのです。

現役で働いている方にとっては、示唆に富んだ言葉に、生き方の確かなヒントやアドバイスが与えられます。同世代の人にとりましては、生きる勇気や力が湧き上がり、その励ましを共有できる本です。

ご注文は、全国のキリスト教書店、Amazon、または、イーグレープのホームページにて。

《 目次詳細を表示 》 / 《 非表示 》

カレブの会

カレブの会

切り株から芽を出す「カレブの会」のロゴマークは、リタイア後も御言葉の約束を信じ、それぞれが置かれた場所で、豊かな実を結ぶ現代のカレブのような人々のスピリットを表現している。「主から夢を頂き、夢の実現のために互いに助け合う」こと、「人生のソフトランディング(軟着陸)を助け合う」ことを目的に2006年12月に活動を開始。そのビジョンは宇都宮、仙台、西宮へと、御霊の風に乗って運ばれ、今ゆっくりと広がり続けている。

関連タグ:カレブの会

関連記事

クリスチャントゥデイからのお願い

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。記事の一つ一つは、記者や翻訳者、さらに編集者の手などを経て配信されているものです。また、多くのコラムニストや寄稿者から原稿をいただくことで、毎日欠かすことなくニュースやコラムを発信できています。

この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、読者の皆様にはぜひ、祈りと共に、毎月定期的にサポートする「サポーター」として(1,000円/月〜)、また単発の「サポート」(3,000円〜)によって応援していただきたく、ご協力をお願い申し上げます。支払いはクレジット決済で可能です。申し込みいただいた方には、毎週のニュースやコラムをまとめた申込者限定の週刊メールマガジンを送らせていただきます。サポーターやサポートの詳細、またクレジットカードをお持ちでない方はこちらをご覧ください。


コラムの最新記事 コラムの記事一覧ページ

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

おすすめのコンテンツ【PR】

コラム

主要ニュース