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少年犯罪に手を染めた過去から更生 アドラムキリスト教会(2)

2016年12月9日00時15分
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関連タグ:アドラムキリスト教会野田詠氏
少年犯罪に手を染めた過去から更生 大阪アドラムキリスト教会(2)+
さまざまな過去を持つ少年たちとも体当たりで向き合う野田詠氏牧師。少年たちの支援は悩みも多いが喜びも多い。

私の目にあなたは高価で尊い 原田選主さん

原田選主さん(20)は、静岡県浜松市出身。両親は敬虔なクリスチャン。生まれた時から教会に通い、聖書、賛美歌はいつも選主さんのそばにあった。中学に入学してからは、2人の兄の後を追うように野球部に入部。土日は、練習と試合に明け暮れ、必然的に教会から足は遠のいた。

一方で、勉強はあまり好きではなかった。しかし、2人の兄は、野球もうまかったが、勉強もよくできた。それに比べて、「自分は野球も兄貴たちほどはうまくないし、勉強もできない。なぜ自分だけ・・・」と思うようになっていた矢先、同級生からの言葉が、選主さんの胸に刺さった。

「お前は、家族の失敗作だな」

初めは冗談として受け止め、気にもしていなかったが、家族の中でも比べられているのを少しずつ感じるようになっていた。憧れていたはずの兄ともけんかが絶えなくなっていた。

犯罪を犯せば、周りの友達が自分に一目置いてくれる・・・。

そんなことにも気づき始めていた。「~持ってこい」と言われれば、どこかから盗んで持ってくる。盗んだお金を友人に分けては、自分の存在を確かめていた。それが一番手っ取り早い方法だと思っていた。

16歳の時、窃盗で補導。少年院に入院した。家族からかけられる「お前はやればできる子なんだ」という言葉が、一番つらかった。「やった結果、自分には兄貴たちのようにはできなかった」と思っていたからだ。少年院の中では、自由がない環境に来たことを後悔はしたものの、将来のことなどどうでもいいと思っていた。

退院すると、間もなく暴力団のメンバーとも親密になっていった。すぐに覚せい剤譲渡、窃盗などの罪に問われ、少年院に1年3カ月の入院が決まった。

少年院に入退院を繰り返し、犯罪に手を染めた自分を少し後悔するようになっていた。そして少年院の中で少年たちの更生を担う「先生」との出会いもあった。ぼんやりと「こんな職業に就きたい」と思うようになった。変わらなければいけないことも分かっていた。初めて描いた将来の夢だった。

少年院の中で、野田牧師の講演動画も見た。自分と同じような過去を持つ野田牧師が、少年の更生のためにキリストを通して働いている姿は、とてもまぶしく映った。

「牧師か・・・俺には無理かな。でも、なれるかな・・・なりたいな・・・」とぐるぐると思いを巡らせている頃、母から手紙が届いた。大好きだったおじいちゃんが、肺がんを患っていることを知った。退院したら、必ず肩をもみにお見舞いに行こう・・・そう思っていた。しかし、選主さんの退院を待つことはできず、おじいちゃんは亡くなった。自分だけ葬式に行けなかったことを心から悔やんだ。

「牧師になって、イエス様の愛をみんなに伝えたい」と強く思うようになった。社会復帰支援の先生に相談すると、生駒聖書学院を紹介された。昨年夏に退院。今年4月には、野田牧師と初対面することになった。「野田先生に初めて会ったときは、とてもうれしかったです」と満面の笑みを浮かべる。

少年犯罪に手を染めた過去から更生 大阪アドラムキリスト教会(2)
今年4月に神学校に入学した原田選主さん。将来は、野田詠氏牧師のように少年院を退所してきた少年たちを支援する活動に携わりたいと話す。

今年4月に生駒聖書学院に入学。3年間を通して聖書を学び、その後は野田牧師のように少年の更生支援をしたいと話す。

「聖書の言葉は、少年の更生にどのように役立つか?」と尋ねると、「聖書しか、更生の道はないと思います」と力強く答えた。

何もできない自分に自信を失い、周りと比べていた選主さんの胸に飛び込んできた神からの言葉は、「私の目にあなたは高価で尊い」(イザヤ43:4)だった。

「犯罪に手を染め、悪いことしかしなかった。周りに迷惑ばかりかけてきた自分を悪から救い出してくださったイエス様に一生ついていきたい。そして、自分と同じように道を逸(そ)れてしまった少年たちに聖書の言葉を伝えていきたい。以前はお金で何でも買えると思っていた。汚い金でも、ある程度のものは買えるかもしれない。しかし、本当の幸せ、本当の愛、本当の平安は、イエス様を通してでないと得ることはできない」と話した。

「チェンジングホーム」「チェンジングライフ」を設立

同教会では、2011年に少年院などの少年矯正施設から出所した少年たちの自立支援を目的としたボランティア団体「チェンジングホーム」を設立。また、養護施設などの出身者で少年院を出所した少年たちは、やり直しをしたくても帰住地がなく、再出発できない少年も多いことから、少年たちの居場所作りのための「チェンジングライフ」を今年初めに設立した。

現在は、7人の少年たちのやり直しを支援している。「限られた環境の中、支援する方も忍耐が必要。多くの皆さまからお支えいただければ感謝です」と野田牧師は話す。

支援の方法は以下の通り。

 【ご支援の方法】
① 自立支援ホーム 1カ月オーナー
毎月 2500円 /5千円
個人様、団体様を問わず、毎月継続して2500円(2500×12=3万円)をご寄付いただくことによって、ホームの1室、家賃約1カ月分を運営することができます。
毎月継続して5千円(5千×12=6万円)をご寄付いただくことによって、ホームの一室の家賃+光熱費や食材などの応援もすることができます。

② 賛助会員 年間 6千円(個人) / 1万2千円(団体)

【支援の宛先】
口座名義) チェンジングライフ
ゆうちょ口座 記号14010 番号44891531
ゆうちょ銀行 店名)408 普)4489153

③ 欲しいものリスト
食材類
・お米
・即席みそ汁
・缶詰
電化製品等
・新品もしくはきれいな布団
・電気カーペット
・自転車(就労先に通勤するため)
・IHクッキングヒーター
・電気ケトル
・テレビ
その他
・書き損じハガキ
・切手
・クオカード
・図書券

※ 献品を希望される場合は、一度メールか電話で連絡のこと。
アドラムキリスト教会 電話:072・984・8471
メール:[email protected]

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