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闇から光へ

闇から光へ~的外れからの解放~(21)魂と肉体の訓練 佐伯玲子

2016年12月5日12時23分 コラムニスト : 佐伯玲子
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鶴光師匠との出会い(ニッポン放送「鶴光の噂のゴールデンアワー」)によって「レポーター恐怖症」を克服し、レポーターの仕事も増え、自信を持ってできるようになってきた頃・・・ホリプロ・ドラマ班から、舞台のオファーが来ました。

今や“サスペンスの帝王”と称される「船越英一郎」さん主催のミュージカル劇団、「ドラマティック・ミュージカル・シアター・マガジン」(以下、マガジン)が、青山円形劇場で行う新作ミュージカルでした。

実はそれまでに2度、友人の知人が劇団員ということで誘われ、「マガジン」の舞台を観劇したことがありました。それは、革ジャンにリーゼント、さながら「ミスタースリムカンパニー」(東京キッドブラザース同様、人気を博したロックミュージカル劇団)を彷彿(ほうふつ)させる、全編熱く激しい、青春大爆発なストーリーと、ダイナミックなダンス&アクション、叫びシャウトする芝居が、ため息ものにカッコいい! つまり、私のキャラとは無縁な世界の舞台でありました(笑)。

ところが、作風や制作方針の改革が決定され、さまざまなジャンルからキャストを起用して新しい風を入れようということで、コメディー導入の一環として、私が選ばれた、ということでした。

一応、歌やダンス経験があったのも要素ではありましたが、当時、まだ歴史の浅かったホリプロお笑い班では、新しい分野からのオファーがあったとき、テスト的に私が送り込まれることがよくあったのです。

ピンで動ける、濃いキャラだがアクが無いとか・・・(笑)・・・よく分かりませんが、いろいろな条件が当てはまったようで、例えば競輪競馬場などのイベント、少年刑務所慰問(この時、人力舎所属だった「マルセまゆみ」先生とご一緒しました)、深夜のセクシー系番組(ハイレグレオタードを着ました[爆])、トレンディ系ドラマなど、「佐伯は、お笑い班の“リトマス試験紙”だから(笑)」と言われたものです。

おかげで他のメンバーが体験できなかったお仕事もいろいろさせていただけた訳ですから、大変お得なポジションだったと言えます♪(^▽^)♪

そんな流れから来た、初ミュージカル! かつて宝塚に憧れた私でしたから、ミュージカルは夢でした。でも、私が革ジャンにリーゼントで、お笑いのネタでなく、真面目に熱い芝居をするなんてできるのか?と、いささか戸惑いながらも、船越さんのところへごあいさつに・・・。

その時の船越さんは、黒上下スーツに髪はオールバック、目には「あぶない刑事」の「舘ひろし」張りの黒サングラス、という超怖そう~な印象(:*_*)・・・。でも、その”舘サン”を外した瞬間、現れた優しい瞳と笑顔で、一気に張り詰めていた緊張が解かれたのを覚えています。とはいうものの、演出は「蜷川幸雄」張りに厳しい! 激しい! 怖い!と聞かされていたので、あらためて身を引き締め、頑張る決意を新たにしました。

作品は、船越さんと、劇中歌を作詞作曲されていた水口馨さんの共作「セイリング」。ショーボートの中で繰り広げられる、若者たちの群像ミュージカルでした。この作品は、今井京子さん(B.B Wonderlandのパートナーであり、現在「主イエスの恵み教会」メンバー)と初めて出会った、記念すべき作品でもあります。それからまさか、30年近い付き合いとなろうとは! まさにこれは“主のお導き”でしょう!

物語は・・・全国から厳しいオーディションで選ばれ、集められたパフォーミングアーティストのメンバーたち。さまざまな過去を持ち集まった若者たちは、価値観の違いや強いライバル心から激しくぶつかり合いながらも、船上で起こるたくさんの苦難や災難を共に乗り越えていくことで友情が芽生え、心を1つにし、素晴らしいショーを創り上げていく・・・というもの。

私は、関西出身の夫婦漫才をしていた女芸人で、相方の旦那と一緒にやってきた、という設定でした。劇中、持ちネタやアドリブを放つといった芸人としての見せ場を頂いたものの、やはり「マガジン」の真骨頂である、ハードロックな歌とダンスにも全面的に参加することとなり、その曲数は約10曲!

ダンスは、曲によって、また振付師の先生によってカウントの仕方が違ったり、カウントを取るのが非常に難しいナンバーもありました。さらに、1曲踊り終えては袖で早替えし、すぐまた舞台へ登場と、息つく間もないハードな演出! もうとにかく他のキャストさんたちの足を引っ張らないよう、付いていくのに必死でした。

時に、稽古を仕事で遅れて入ることもあったので、短時間で皆さんに追いつくために、ものすごい集中力を要しました。しかし、船越さんはじめ、振付の先生方、スタッフさん、劇団メンバー、そしてゲストの皆さんの、温かい・・・否、超熱~いご協力を得られ、頑張り抜くことができました。(この舞台で「パパイヤ鈴木」さんとも初共演いたしました)

踊りは、カウントを取って踊らないと群舞が乱れるので、この時、しっかりカウント取りをする習慣を叩き込まれました。また、歌は、正確な音程を取り、明確な発音で歌うコツを教え込まれました。

そして、芝居においては、船越さんにテクニック的な指導はもちろん、プロの役者としての心得もトコトン教授されました。朝9時から夜9時までほぼ毎日、約2時間かけて稽古場に通い、歌に踊りに芝居の稽古にと、みっちり! まさに“魂と肉体の訓練”の日々でありました!

その後、メンバーの年齢など、いろいろな状況とともに、稽古時間や場所は緩和されていきましたが、それでも「マガジン」ほどハードな舞台現場はありませんでした。この作品以来、数多くの「マガジン」の舞台に「座友」として出演をさせていただきましたが、そのハードな稽古あっての本番舞台を、初日から千秋楽まで走り切った後は、毎回実に大きな感動と達成感を味わいました。

船越さんには、時に激しく怒鳴られ、叱られ、落ち込むこともいっぱいありましたが、言われたことができたときはすごく褒めてくださったり、面白い演技プランで臨んだときは、思い切り笑ってくださって、力強い「OK」を頂いたり、とにかく役者として多くの「収穫」を得られました。

初めの頃は、船越さんに対して「先輩」という意識が強く、気安くなじむことができず、知らず知らずに壁を作ってしまい、「玲子は俺を避けている。なぜもっと思い切り来ないんだ」と思われたこともありました。

マネージャーからは、「もっと思い切ってぶつかっていけ! 懐に飛び込んでいけ! 船越が心配してるぞ!」と言われ、「そんな風に気にかけてくださっていたんだ」と知り、「馴れ馴れしくするのは失礼だ」と勝手に壁を作っていたことを反省し、壁を打ち壊し、以来何でもお話しすることができるようになっていきました。

演技、お仕事の他、プライベートな悩みも本当に親身になって聞いてくださる方でした。船越さんを通して、役者の世界観をたくさん吸収させていただきました。

「マガジン」を通して、「役者」としての土台を築くことができ、他の現場に行っても、自然に良い立ち位置に動けたり、皆と呼吸を合わせて演じるということを、しっかり体に刻む良い勉強をさせていただきました。この経験は、後に「ピーターパン」はじめ、多くの舞台で大いに役立ちました。

現在「マガジン」は「活動休止」状態で、当時の仲間と会う機会はほとんどなくなったものの、長い年月を経てもなお、途切れずつながっていることは感謝です。良いことばかりではなく、困難苦難もいっぱいありました。まさに「ガリラヤ湖」の嵐のごとく、数々の戦い、怒り、憎しみ、裏切り、嫉妬など・・・多くの人々が関わった分、悲喜交々の連続でした。

でも、それらの嵐を乗り越え、今の「堅い絆」が築かれたのだと痛感します。何度、自主公演の際、「マガジン」メンバーに助けられたことか・・・。本当に神様が下さった「人の財産」だと感じています。

「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています」(ローマ8:28)

この御言葉をしみじみ感じます。ですから、当時はネガティブだった出来事も、今は笑って語れる懐かしいものに変わっていますし、それがあったからこそ、人としての成長もできたのだと感謝しています。

「すべてのことを働かせて益としてくださる」最大の出来事・・・後に、私がクリスチャンになり、救われるきっかけとなった、あの私の命を脅かした「墓信仰宗教X」につながる出会いも、また、この「マガジン」の舞台で知り合った人物との出会いからでした。(つづく)

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◇

佐伯玲子

佐伯玲子

(さえき・れいこ)

愛知県豊田市出身。名古屋造形芸術短期大学造形芸術科プロダクトデザインコース卒業後、役者を目指し上京。幼少より得意だった物まねを生かし、ホリプロお笑い部門第1期生として、バラエティーやドラマ、舞台などで活動。結婚後は、プレイヤーの他、脚本、演出、プロデュースといった制作活動を行う。26歳の時に出会ったカルトの洗脳により、離婚、度重なる病やけがで、生命危機一髪の2012年秋、イエス・キリストに出会い、22年間に及ぶカルト洗脳から救われる。2015年春より、神様から賛美を使って歌って踊るエクササイズ「賛美クス」を与えられ、フィットネスを通した伝道を行っている。教会はもちろん、ノンクリスチャンの人たちに、賛美の「力」と「神様に感謝をささげることの喜び」を、ステージパフォーマンスやレッスンを通して発信している。「主イエスの恵み教会」所属。

■ B.B Wonderland公式サイト

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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