まことの喜び(23)自分の基準を捨てなさい イ・ヨンフン

2016年10月3日22時59分 コラムニスト : 李永勲 印刷

自分の基準を捨てなさい

人というのは、自分が最も欲しがっているもの、大切に思うものを自慢するようにできています。その自慢の中には個人の人生観と世界観が要約されています。それで、学者は「知識」を自慢し、財閥は「お金」を自慢し、ミス・コリアは「外見の美しさ」を自慢します。自慢というのはまさにその人が追求する人生の目的であり、方向です。

フランスの哲学者ジャン・ジャック・ルソー(Jean Jacques Rousseau)は、「10代はケーキで喜びを味わい、20代は恋人に対する愛で喜びを味わい、30代は快楽を喜び、40代は野望の成就を喜び、50代はお金に喜びを感じる」と言いました。

それなら、キリスト者は何ゆえに喜べるでしょうか。私たちの味わうまことの喜びの源は、神様との正しい交わりのみです。神様こそ、喜びの源となられるからです。イエス様を信じる人々にとって、世の中の条件と価値は真の自慢となることはできません。信じる者にとっての最高の自慢は、「私がイエス様を信じる者になった」ということです。

ところが今日、多くのキリスト者、すなわちイエス様について行く人々は、何を真の自慢とすべきかがよく分かっていないことが多々あります。

教会員になることは難しくありません。イエス様を信じて教会に通いさえすれば、誰でも教会員になることができます。しかし、弟子というのはそういうふうに自動的になるのではなく、訓練を通してのみ可能です。

「弟子」という言葉の意味は、「師匠に教えを受ける者、訓練を受ける者、師匠に従う者」です。ですから、救われた者ならば教会に通うだけの教会員でとどまることなく、イエス様に従う弟子となるよう努めなければなりません。キリストの弟子として神様に認められる人生を生きるために努力しなくてはなりません。

もちろん弟子の道を歩むというのは、時には苦難に襲われ、犠牲を払わなければならないという意味でもあります。しかし同時に、私たちの主が喜ばれる道であり、栄光の道なのです。

それ故、苦しみの中でも弟子が目指すべき人生の方向は、神様の喜びになること、神様だけで喜ぶことなのです。この奥義を知らない者は決して弟子となることはできません。

残念なことに、今日の教会の中には、教会員は多くとも、弟子は多くありません。イエス様を信じる人は多くても、イエス様に似ていこうとする人は多くありません。

イエス様は神様の御旨を成すために、死まで従われて神様の喜びとなりました。ですから、救われた私たちはイエス・キリストの人格に似ていき、生涯を通して小さなイエスの人生を生きるために全力を尽くさなければなりません。神様の御旨に従うことで得る喜びの霊性を回復しなければなりません。

私たちがエホバ(ヤーウェ)を喜ぶときにこそ、神様の御旨を成すことができる力を受けるようになります。

(イ・ヨンフン著『まことの喜び』より)

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李永勲(イ・ヨンフン)著『まことの喜び』 2015年5月23日発行 定価1500円+税

李永勲(イ・ヨンフン)著『まことの喜び』

苦難の中でも喜べ 思い煩いはこの世に属することである

イエス様は十字架を背負っていくその瞬間も喜んでおられました。肉が裂ける苦しみと死を前にしても、淡々とそれを受け入れ、後悔されませんでした。私たちをあまりにも愛しておられたからです。喜びの霊性とは、そんなイエス様に従っていくことです。イエス様だけで喜び、イエス様だけで満足することを知る霊性です。神様はイエス様のことを指し、神の御旨に従う息子という意味を込めて「これは、わたしの愛する子」(マタイ3:17)と呼びました。すなわち、ただ主お一人だけで喜ぶ人生の姿勢こそが、神の民がこの世で勝利できる秘訣だということです。

(イ・ヨンフン著『まことの喜び』プロローグより)

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李永勲

李永勲(イ・ヨンフン)

4代続くキリスト教家庭に生まれ、幼い頃から主日学校に通いながらヨイド純福音教会と深い関わりを持ってきた。延世大学および韓世大学、連合神学大学院を卒業し、アメリカのウェストミンスター神学大学院修士課程を修了した後、アメリカのテンプル大学において宗教哲学修士(M.A.)と宗教哲学博士学位(Ph.D)を取得した。アメリカのワシントン純福音第一教会、日本のフルゴスペル東京教会、アメリカのLAナソン純福音教会の担任を務め、国際神学研究院院長、韓世大学教授、アメリカのベテスダ大学総長、ヨイド純福音教会教務担当副牧師などを歴任し、対外的には韓国キリスト教総連合会(CCK)共同会長と韓国キリスト教教会協議会(NCCK)会長などを歴任した。

現在、ヨイド純福音教会の2代目担任牧師として、韓国キリスト教総連合会(CCK)代表会長、キリスト教大韓アッセンブリーズ・オブ・ゴッド総会長、社団法人グッド・ピープル理事長などの活動を行っている。チョー・ヨンギ牧師の牧会と霊性を継承、発展させながら、ペンテコステ聖霊運動と御言葉充満の調和、仕えることと分かち合うことの実践、世界宣教および教会連合運動などに力を注いでいる。

主な著書としては『The Holy Spirit Movement in Korea』『霊的成長の道』『小さきイエスの霊性1・2』『感謝の奇蹟』『信仰の奇蹟』(以上、全て韓国語版)、韓英対訳『十字架の恵み』など多数。訳書としては『ペンサコーラ、奇蹟の現場‐ブラウンズビル教会』『世界ペンテコステ・ホーリネス運動の歴史』などがある。

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