Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
まことの喜び

まことの喜び(21)この世の基準を捨てなさい イ・ヨンフン

2016年9月5日11時06分 コラムニスト : 李永勲
  • ツイート
印刷
関連タグ:李永勲(イ・ヨンフン)

この世の基準を捨てなさい

使徒パウロは、神様の中で喜びを味わうための具体的な方法を提示しました。第1に、この世と調子を合わせないことであり、第2に、神に受け入れられることは何かをわきまえ知ることです(ローマ12:2)。

これはすなわち、キリスト者が世の中の喜びに属さないためには、自分の人生の方向がどちらに向かっているかを知らなくてはならないということです。

つまり、イエス様の中で味わう喜びとは、この世と区別された存在として生きていくことを意味します。それ故、キリスト者のまことの喜びとは、この世の基準に従わないことであり、世の中と区別され、聖くあるときに熟していき、実を結ぶのです。

神様が喜ばれる人生

私が米国で牧会していたときのことです。伝道によって教会にやって来た60代のおばあさんがいました。髪の毛はボサボサで、目は焦点が合っていませんでした。それもそのはず、夫はアルコール中毒、長男はアルコール中毒に麻薬使用で服役中だったからです。

嫁が家を出て行ってからしばらくたっており、孫は親が見たいと泣きながら、おばあさんから一時も離れようとしませんでした。娘がいたのですが、彼女も同じくアルコール中毒でした。それこそ家の中がアルコール中毒者でいっぱいでした。

つらい人生の続く家庭であり、家は汚れていて冷蔵庫は空っぽ、食べることに困るような惨めな人生でした。死ねないから生きる、という言葉が思い浮かぶような家庭でした。このおばあさんは、6歳の孫がいるから、死にたくても死ねないといった悲惨な状況の中で教会にやって来たのです。

ところが、教会に来てから何週間もしないうちに、おばあさんに驚くべきことが起き始めました。イエス様がおばあさんに会ってくださったのです。初めて教会に来たときは、地獄から今出てきたばかりのような様子だったおばあさんでしたが、イエス様に出会ってから、おばあさんの人生は変わり始めました。

イエス様はおばあさんを慰めてくださり、おばあさんは礼拝のたびごとに熱い涙で主を礼拝しました。主日朝の1部礼拝から夕方の礼拝まで、教会でささげられる全ての礼拝を、喜びをもってささげました。

おばあさんのつらい状況を聞いて男性宣教会が生活補助費として300ドル(約3万1千円)を差し上げていたのですが、おばあさんはそのお金全部を感謝献金として主にささげました。

生活費の全部であった2レプタをささげた寡婦の姿が、まさにこういうものだったのではないかと思います。おばあさんは学がある方でもありませんでした。おばあさんが歌う賛美歌はいつも同じメロディーでした。音程も合っていませんでした。しかし、おばあさんはいつも喜びをもって賛美をささげました。

そんな中、イエス様は地獄のようだったおばあさんの家庭に触れてくださり、奇跡が起きました。息子が牢獄の中で悔い改め、イエス様を信じるようになったのです。夫がアルコール中毒から解放され、娘も酒をやめて就職しました。

それだけでなく、家族みんなが一緒に教会に出席して主に栄光を帰し、礼拝をささげました。家族みんなが主の中で回復される御業が行われたのです。

たましいに幸いを得ているように全ての点でも幸いを得、また健康になるというヨハネの手紙第3の2節の祝福が、おばあさんの家庭に臨んだのです。

「愛する者よ。あなたが、たましいに幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、また健康であるように祈ります」(Ⅲヨハネ1:2)

私たちが神様に礼拝をよくささげるだけでも、こんな奇跡を体験するようになります。神様が喜ばれる本当の礼拝は、主日にだけささげられる礼拝ではありません。人生全体が礼拝となることです。私たちの人生全体が、神様に喜ばれるような礼拝の人生へと変えられなくてはなりません。

「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です」(ローマ12:1)

私たちは俗に、使徒パウロは異邦人の使徒であり、異邦人たちに対して救いの福音だけを伝えたものと誤解します。しかし、使徒パウロの働きの目的は単純に異邦人たちに福音だけを伝えることではありませんでした。

使徒パウロは、救いの福音を受け入れた異邦人たちを、神様の御前で聖く用いられるように養育し、異邦人たちが神様によって喜んで受け入れられる、聖い、生きた供え物となるよう努めたのです。パウロは自分の働きの目的を、救われた異邦人たちの人生が神様の御前で傷1つなくささげられるようにすることだと考えました。

「からだ」をささげるようにとのパウロの表現は、いけにえをささげるときに神様に差し上げる供え物に例えたものです。祭司の主な役割はいけにえをささげることですが、それよりも重要なのはいけにえをささげる前に供え物がふさわしいかどうかを決めることでした。

なぜなら、神様の御前にささげられるいけにえは、傷のない供え物でささげられなくてはならなかったからです。聖さを担保しないいけにえは、神様が決して受け入れなかったのです。

それ故、「あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい」というパウロの勧めは、私たちの人生全体が神様に受け入れられるにふさわしい供え物としてささげられなくてはならないということです。これこそが、神様が私たちを呼んでくださった目的です。

旧約の祭司たちは、供え物がふさわしいかどうかを区別してから、その供え物全体を神様に火で焼いてささげました。このように、神様は供え物全体をささげるという、完全ないけにえを受け取られます。私たちの時間、健康、考え、仕事、命までも主のためにささげなくてはなりません。

主日1日だけキリスト者の姿で生きてはなりません。1週間の間ずっと、1年365日、一生が主に仕えるという美しい姿とならなくてはなりません。これが私たちの体でささげるべき生きた供え物(Living sacrifices)なのです。罪に従って生きていた古き人を全部脱ぎ捨てなければなりません。

古き人の姿を脱ぎ捨て、神様が喜び、認める人生とならなくてはなりません。ここで私たちは、使徒パウロの言った「生きた供え物」の意味が、神様が喜ばれる聖なるささげ物であると知ります。

「肉の行いは明白であって、次のようなものです。不品行、汚れ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、ねたみ、酩酊、遊興、そういった類のものです。前にもあらかじめ言ったように、私は今もあなたがたにあらかじめ言っておきます。こんなことをしている者たちが神の国を相続することはありません」(ガラテヤ5:19~21)

もともと「聖さ」とは、分離または分別されたという意味です。すなわち、罪と妥協しながら生きてはならず、罪からは分離されなくてはならないという意味です。神様は聖さを喜ばれます。

「わたしが聖であるから、あなたがたも、聖でなければならない」(Ⅰペテロ1:16)という御言葉は、私たちに対する神様の命令であり、神様の御旨です。聖徒が聖さを失ってしまうと、塩味のない塩のように、道端に捨てられて踏みにじられるしかありません。

聖徒は生きた供え物、生きているいけにえとならなくてはなりません。新しく変えられて、新しい命を受けた姿で主にささげられなくてはなりません。聖霊の実が豊かな人生の姿をささげなくてはなりません。

「しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。このようなものを禁ずる律法はありません」(ガラテヤ5:22、23)

(イ・ヨンフン著『まことの喜び』より)

<<前回へ     次回へ>>

*

【書籍紹介】
李永勲(イ・ヨンフン)著『まことの喜び』 2015年5月23日発行 定価1500円+税

李永勲(イ・ヨンフン)著『まことの喜び』

苦難の中でも喜べ 思い煩いはこの世に属することである

イエス様は十字架を背負っていくその瞬間も喜んでおられました。肉が裂ける苦しみと死を前にしても、淡々とそれを受け入れ、後悔されませんでした。私たちをあまりにも愛しておられたからです。喜びの霊性とは、そんなイエス様に従っていくことです。イエス様だけで喜び、イエス様だけで満足することを知る霊性です。神様はイエス様のことを指し、神の御旨に従う息子という意味を込めて「これは、わたしの愛する子」(マタイ3:17)と呼びました。すなわち、ただ主お一人だけで喜ぶ人生の姿勢こそが、神の民がこの世で勝利できる秘訣だということです。

(イ・ヨンフン著『まことの喜び』プロローグより)

お買い求めは、全国のキリスト教書店、アマゾンまたはイーグレープのホームページにて。

◇

李永勲

李永勲

(イ・ヨンフン)

4代続くキリスト教家庭に生まれ、幼い頃から主日学校に通いながらヨイド純福音教会と深い関わりを持ってきた。延世大学、韓世大学、連合神学大学院卒業。米ウェストミンスター神学大学院修士課程を修了した後、米テンプル大学で宗教哲学修士と宗教哲学博士(Ph.D)取得。米国のワシントン純福音第一教会、日本のフルゴスペル東京教会、米国のLAナソン純福音教会の担任を務め、国際神学研究院院長、韓世大学教授、米ベテスダ大学総長、ヨイド純福音教会教務担当副牧師などを歴任。対外的には、韓国キリスト教教会協議会(NCCK)会長、韓国基督教総連合会(CCK)代表会長などを歴任した。現在、ヨイド純福音教会の2代目担任牧師として、チョー・ヨンギ牧師の牧会と霊性を継承・発展させながら、ペンテコステ聖霊運動と御言葉充満の調和、仕えることと分かち合うことの実践、世界宣教および教会連合運動などに力を注いでいる。著書に『The Holy Spirit Movement in Korea』『霊的成長の道』『小さきイエスの霊性1・2』『感謝の奇蹟』『信仰の奇蹟』(以上、全て韓国語版)、韓英対訳『十字架の恵み』など多数。訳書に『ペンサコーラ、奇蹟の現場―ブラウンズビル教会』『世界ペンテコステ・ホーリネス運動の歴史』など。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:李永勲(イ・ヨンフン)
  • ツイート

関連記事

  • まことの喜び(15)全てに恵まれる人生が与える喜び イ・ヨンフン

  • まことの喜び(14)憂いはこの世に属するものです:神様が第一となるようにしなさい イ・ヨンフン

  • まことの喜び(12)憂いはこの世に属するものです:神様に栄光を帰しなさい イ・ヨンフン

  • まことの喜び(9)憂いはこの世に属するものです:神様の摂理を仰ぎ見なさい(その1) イ・ヨンフン

  • まことの喜び(6)喜びの秘訣:イエス様の中にとどまりなさい イ・ヨンフン

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.