誘拐された司祭、遺体で発見 メキシコ ここ数日で3件目

2016年9月28日10時19分 翻訳者 : 山本正浩 印刷
+誘拐された司祭、遺体で発見 メキシコ ここ数日で3件目
メキシコ・ミチョアカン州(画像:TUBS)

メキシコ西部のミチョアカン州中央部で、カトリック教会の司祭が遺体で発見された。同州検事総長は25日、同国でここ数日中に起きた3番目の司祭殺人事件だと述べた。

遺体は、同州のプルアンディロとシナパロ間の高速道路上で発見され、ホセ・アルフレド・ロペス・ギーエン神父と判明した。

ギーエン神父は19日、人里離れた同州ハナムアトのカトリック教会で誘拐され、行方不明となっていた。この誘拐が起きる前、アレホ・ナボル・ヒメネス・フアレス神父とホセ・アルフレド・スアレス・デラクルス神父の2人が、東部ベラクルス州の湾岸沿いで誘拐され、殺害されていた。2人も道路脇で遺体となって発見された。

ミチョアカン州モレリア大司教区のアルベルト・スアレス・インダ枢機卿は、インターネットに投稿した動画の中で次のように述べた。「ベラクルス州パパントラ教区で、2人の若い司祭を亡くした痛みの後で、また1人、司祭がいなくなり、私たちは大きな痛みを覚えています」

インダ枢機卿はギーエン神父について、「善を実行する良い人物でした。彼は平和の人でしたから、このような蛮行は決して正当化されるものではありません」と述べた。

検死の結果、死因は銃創によるものであることが判明し、遺体発見の5日前にギーエン神父は殺害されたとみられている。

キリスト教抑圧監視団体「世界キリスト教連帯」によると、ここ10年間、メキシコでは麻薬戦争が続いており、殺人事件が頻繁に起こるようになっている。カトリック教会もその被害を受けており、2005年〜15年の間に殺害された司祭は31人に上る。

ミチョアカン州検事総長事務局は25日、ギーエン神父の行方不明が報告された19日以降、身代金の要求はなかったと述べた。同神父の遺体は、親族により身元が確認された。

メキシコは、国民の83パーセントがカトリック教徒を自認するカトリック教国だ。しかし、カトリック教会が違法な麻薬取引に反対する発言をしているため、司祭らは頻繁に攻撃目標とされている。

メキシコのカトリック・マルチメディア・センターは昨年、520人の司祭が恐喝の被害に遭ったと報告している。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。

関連記事

クリスチャントゥデイからのお願い

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。記事の一つ一つは、記者や翻訳者、さらに編集者の手などを経て配信されているものです。また、多くのコラムニストや寄稿者から原稿をいただくことで、毎日欠かすことなくニュースやコラムを発信できています。

この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、読者の皆様にはぜひ、祈りと共に、毎月定期的にサポートする「サポーター」として(1,000円/月〜)、また単発の「サポート」(3,000円〜)によって応援していただきたく、ご協力をお願い申し上げます。支払いはクレジット決済で可能です。申し込みいただいた方には、毎週のニュースやコラムをまとめた申込者限定の週刊メールマガジンを送らせていただきます。サポーターやサポートの詳細、またクレジットカードをお持ちでない方はこちらをご覧ください。

国際の最新記事 国際の記事一覧ページ

人気記事ランキング

おすすめのコンテンツ【PR】

コラム

主要ニュース