この時聖書を開いた―31人に訪れた神の祝福―(16)神様が示される道を求めて 田宮清

2016年8月27日07時33分 執筆者 : カレブの会 印刷
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神様が示される道を求めて
元川崎重工業 田宮清

「神は彼らを祝福された。神は彼らに仰せられた。『生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ』」(創世記1章28節)

私はクリスチャンになったのが2002年の56歳の時で、定年が近い頃でした。仕事はプラント設計で、中東での仕事に従事していました。その後、2012年にいったん退職し、現在は契約社員として同じ職場で非常勤勤務をしております。この間の海外勤務と定年を通し、また趣味である自然との関わりと教会生活を通し、新米クリスチャンに神様はいろいろなことを示してくださっています。

海外勤務では、軍隊に守られて仕事をしました。多くの方の祈りと御言葉で強められ、平安のうちに過ごすことができました。ただ自分の仕事は神様の視点からどうなのか、環境破壊や温暖化、イスラム国への仕事ということも絡んで、モヤモヤがありました。また、イスラエルも含めこれらの地は私の憩う森がなく、荒地で占められ、これでよいのかという思いが離れませんでした。

2009年からは国内勤務になり、教会にて、創世記1章28節の「支配」という言葉は「世話をする」の意味であり、私たちは被造世界を世話するように造られ、イエス・キリストによる人類の贖(あがな)いは世界を世話するという召しが新たにされ、被造世界が回復されることなのだということが示されました。また、仕事は神の賜物(たまもの)で、委託された創造の一部であり、仕事を通し人として成長、成熟、自由になる召しがあり、他者への聖なる奉仕となることも示されました。

神様が良かったと言われる創造の世界は、狩猟時代から農耕時代の初めにかけてと思いますが、人間の営みは自然の自己回復力の循環の中で保たれ、調和した生活をしていたと思われます。この視点から見て、現在はその後の大規模農業、畜産の発展、産業革命また化石燃料/原子力の発明利用により、人間は人口爆発を続け、森の破壊、環境破壊を進め、自然回復力をはるかに超えたエネルギー消費や廃棄物によって、循環が保ち得ない異常な地球の中にいることになります。

創造への回帰という場合、神様はこの地球全体としての自然、産業の調和をとれたものを目指すことを示しておられると思います。今人口の増大、後進国の発展を止めることはできません。しかし、それを包含してどこかで、まず先進国から成長神話を止めていき、定常型循環調和社会の実現を良き科学技術の開発と人の成熟、穏やかな精神改革を同時進行させて実現していくことが示されていると思います。

この道をリードする中心は短視眼の政治家ではなく、一般市民であり、それを底から支えることができるのは、創造への回復という世界観で覆われ、現在そして未来の隣人を愛することが召しとしてできるクリスチャンだと確信します。その中でも豊富な経験からさまざまな賜物と、広い判断能力を持つ退職者は担い手の候補です。

そしてこの時期に、退職者、夢の実現、自然との共生がキーワードの「西宮カレブの会」に参加させていただいたことは、どんな小さな事からでも始めなさいと示されたものと感謝し、さらに輪を広げ、次世代への継承を含め、神様が示してくださる、さらなる道を祈り求め、歩んでいきたいと思います。

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【書籍紹介】

 カレブの会編『この時 聖書を開いた―31人に訪れた神の祝福―

カレブの会編『この時 聖書を開いた―31人に訪れた神の祝福―』

私たちはみな、退職後のさまざまな不安を抱えています。夫婦や家族関係の在り方、体力の衰え、病、経済のこと、伴侶との離別、孤独等々。この世の人々が行く同じ道を歩みます。「夢」がコインの表だとすれば、弱さを味わう「軟着陸」はその裏面です。幸いなことに、この弱さは私たちを成熟へと導いてくれるだけでなく、しばしば夢と使命を与え、御国を広げる道へと導いてくれるのです。

現役で働いている方にとっては、示唆に富んだ言葉に、生き方の確かなヒントやアドバイスが与えられます。同世代の人にとりましては、生きる勇気や力が湧き上がり、その励ましを共有できる本です。

ご注文は、全国のキリスト教書店、Amazon、または、イーグレープのホームページにて。

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カレブの会

カレブの会

切り株から芽を出す「カレブの会」のロゴマークは、リタイア後も御言葉の約束を信じ、それぞれが置かれた場所で、豊かな実を結ぶ現代のカレブのような人々のスピリットを表現している。「主から夢を頂き、夢の実現のために互いに助け合う」こと、「人生のソフトランディング(軟着陸)を助け合う」ことを目的に2006年12月に活動を開始。そのビジョンは宇都宮、仙台、西宮へと、御霊の風に乗って運ばれ、今ゆっくりと広がり続けている。

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