Skip to main content
2025年6月16日23時55分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

新発見!?「嫌いな人はどこに行ってもいる法則」 菅野直基

2016年8月24日06時48分 コラムニスト : 菅野直基
  • ツイート
印刷
関連タグ:菅野直基

世の中には、いろいろな法則があります。その中で、科学的かと聞かれたら微妙ですが、「嫌いな人はどこに行ってもいる法則」があると思います。仮に「菅野直基の法則」としました。

誰にでも、少なくとも2~3人は、「この人さえいなければいいのに!」と思うような、苦手なタイプがいるものです。

ある人は考えました。「そうだ。嫌な人を排除したらいいんだ!」

グループの中から、嫌な人を追い出しました。「さあ、これからは天国のように楽しくなるはず!」と期待しました。

しかしどうでしょう。今まで「いい!」と思っていた人が、いつの間にか嫌なタイプの人に変身してしまいました。

また嫌な人を追い出しました。いつの間にか「いい!」と思っていた人が、嫌なタイプの人に変身していました。

「らっきょうの皮むき」のように、追い出しても追い出しても嫌な人がいなくなるどころか、「いい!」と思っていた人が嫌な人に変身し、気が付いたら友達がいなくなってしまって、ついに追い出す必要もなくなってしまったそうです。

私は1971年生まれなので、実際はあまりよく知りませんが、1971年から1972年にかけて活動し、「あさま山荘事件」や「山岳ベース事件」などを起こした「連合赤軍」のことを思い出しました。

連合赤軍は、警察の捜査網から逃れるため、山の中に「山岳ベース」と呼ばれる山小屋を建設して潜伏しているとき、「総括」と称して、連合赤軍内部での「粛清」が行われました。粛清は集団リンチという形で、12人もの仲間を殺害しました。

連合赤軍の粛清は、「こいつさえいなくなれば、本当の純粋な革命団体になる!」と思って、集団リンチで殺していったのでしょう。しかし、そうすると、今まで「いい仲間!」だと思っていた人が、「ダメな奴!」に見えて来て、結局、12人もの仲間を殺すに至ってしまったのだと推測します。

私は経験上、どんな組織、どんな集団、どんな共同体にも「嫌いな人がどこに行ってもいる法則」があると思います。

その時に「嫌いな人を排除する」のではなく、「嫌いと思う愛の無い心を排除する」ことが懸命だと思います。

もう少し掘り下げると、人を見て「こいつ嫌な奴!」と思うときは、自分の中にある、自分の嫌いな部分を相手の中に見ているものです。

私は牧師になってから、人間の心の深い部分に触れる機会が何度もありました。不思議に思うことは、誰かを非難したり、批判したりする人は、その相手と同じものを、知ってか知らずか、持っているということです。

「あいつはうるさい!おしゃべりだ!口が軽すぎる!黙れ!」と言っていた人が、違う場面になったときに、とてもおしゃべりで、ほかの人にしゃべるすきを与えないほど1人でしゃべっているのです。

「すいかの反対は?」「かいす(返す)」ですが、人に言う前に、まず自分に向かって言った方がいいと思います。

相手の人の中に嫌な部分を見つけたとしたら、「自分の中にも同じもの、同じ性質があるかもしれない!?」と考えて、吟味してから相手に伝えても遅くありません。

つまり、自分の中に、嫌いな相手と同じもの、同じ性質を見つけ出し、その自分を否定しないで認め、受け入れたら、同じものを持っている相手に寛容になり、受け入れることができ、場合によっては、自分と似ている相手を好きになることさえあり得ます。

「自分にも同じもの、同じ性質があるのではないか!?」と吟味し、自分と向き合ってから注意したら、その言葉は謙遜であり、優しくなり、上から目線ではないので、相手の心に素直に入っていきます。

しかし、自分には落ち度がなく「あなたは間違っている!」と上から目線での注意は、たいてい反発が帰ってきます。

聖書には、「さばいてはいけません。さばかれないためです。あなたがたがさばくとおりに、あなたがたもさばかれ、あなたがたが量るとおりに、あなたがたも量られるからです。また、なぜあなたは、兄弟の目の中のちりに目をつけるが、自分の目の中の梁には気がつかないのですか。兄弟に向かって、『あなたの目のちりを取らせてください』などとどうして言うのですか。見なさい。自分の目には梁があるではありませんか。偽善者よ。まず自分の目から梁を取りのけなさい。そうすれば、はっきり見えて、兄弟の目からも、ちりを取り除くことができます」(マタイ7:1~5)と書かれています。

「嫌いな人がどこに行ってもいる法則」はあります。「嫌いな人を排除する」のではなく、「嫌いな人を排除しようとする自分の心の問題」を解決しましょう。

自分の中にある、相手の嫌いな部分と同じものや性質を認め、罪であるならば神に悔い改め、きよめていただき、その後に相手を見たら、嫌いだったはずが「嫌い!」と感じなくなり、大好きな人に変わってしまっているかもしれません。

幸せな1日でありますように。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:菅野直基
  • ツイート

関連記事

  • こっそりさせていただく 菅野直基

  • 地球が太陽を中心に回るように 菅野直基

  • そうじ力(10)そうじを仕事にしよう 菅野直基

  • 小池新都知事の強さの秘訣を探る 菅野直基

  • そうじ力(9)使う頻度の低い物をシェアする 菅野直基

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • 「もうひとりの助け主」の恵みを受けよう 万代栄嗣

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • ワールドミッションレポート(6月16日):アンゴラのクワンガリ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月13日):カメルーンのクワクム族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.