Skip to main content
2025年9月17日20時04分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

パキスタンの教科書、子どもたちに非イスラム教徒を憎むよう教える内容

2016年8月8日14時17分
  • ツイート
印刷
関連タグ:パキスタンカトリック教会米国際宗教自由委員会(USCIRF)クリスチャンズ・イン・パキスタン国際キリスト教コンサーン(ICC)
パキスタンの教科書、子どもたちに非イスラム教徒を憎むよう教える内容+
パキスタン南部シンド州の村にある小学校の様子=2011年(写真:英国際開発省=DFID)

パキスタン・カトリック教会の正義と平和国家委員会(NCJP)は、パキスタンの学校で使われている教科書が、キリスト教徒を含む非イスラム教徒に対する憎しみと非寛容の精神を駆り立てる内容で満ちているとし、こうした教科書の存在がパキスタンにとっての「危険信号」だと警鐘を鳴らしている。

カトリック系メディア「アジア・ニュース」によると、NCJPのセシル・シェーン・チョードリー事務局長は、「これは宗教的少数派ばかりではなく、国家的問題です。国を造り、守ることにおける少数派の役割を促進するよう、教会に依頼しなければならない政府にとって、それは危険信号なのです」と語った。

NCJPは、パキスタンの4つの州にある、国が認可した学校の教材を分析した40ページの調査報告書を発表した。NCJPは報告書で、子どもたちは宗教的熱狂主義と過激思想を教えられている、と結論付けている。

NCJPはまた、教科書の内容が非イスラム教徒に対して否定的な認識をするように仕向けるため、幾つかの歴史的事実を除外していると主張している。

非営利組織「南アジア・パートナーシップ・パキスタン」の創立者、モハマド・ターシーン氏は、この報告書が広く共有される必要があると述べている。

ターシーン氏は、「これは学術的な作業を超えたものです。シラバスからの引用文は、多くの国会議員たちにとって普通のものです。私たちは、私たちの英雄として、詩人やスーフィー(イスラム神秘主義)の聖人の代わりに、武器を振りかざす戦士たちを(教科書に載せるよう)選んだので、イスラム戦士を生み出すのです」と語った。

民間非営利組織「クリスチャンズ・イン・パキスタン」(CIP)の報告によると、今年これまでの間に、パキスタン少数派教師組合は、パキスタンの最高裁判長に非イスラム教徒の生徒たちが犠牲になっていることを詳しく調査するよう求める書簡を送った。

その書簡では、キリスト教徒の生徒ら数人がイスラム教を強制されたことを明らかにしている。1人の男子生徒は、キリスト教信仰を放棄し、イスラム教に改宗するようにと考え出されたイスラム教の祈りを暗唱するように強制されたと主張している。

4月に送られたその書簡では、「パキスタンにおける教育機関や教育環境に関する公的部門は、パキスタンの支配的な宗教であるイスラム教の宗教的拠点となっており、故意にパキスタン人非イスラム教徒の全生徒を改宗させようと試み、説得しています」と訴えている。

「彼らは、非イスラム教徒の生徒たちの宗教的アイデンティティーを受け入れる準備が全くできていません。生徒たちは学校教育から高等教育まで、言語、社会科学、自然科学、イスラム教に関する科目において、イスラム教の信仰と実践を勉強するように強いられるのです」

米国際宗教自由委員会(USCIRF)もまた、パキスタンの教科書は4100万人の子どもたちに悪い影響を与えると警告している。

USCIRF前委員長のロバート・P・ジョージ氏は4月、「パキスタンの公立学校の教科書は、非イスラム教徒の国民をよそ者、愛国心のない者、劣った者として描くといった、深刻な憂慮を抱かせる内容を含んでいます。その教科書は誤りで満ちています。そして広く議論されている最中の歴史的な『事実』を、定まった歴史として記しています」と指摘していた。

「これらの教科書に欠けているのは、宗教的少数派の人権とパキスタンの発展への積極的な貢献の言及です。これらの教科書は悲しむべきことに、今日のパキスタンの宗教の自由に関しての憂慮すべき状態を反映しています。教科書を含む1つの国の教育制度は、宗教的寛容を促進すべきであって、協力と共存を妨げるべきではありません」

一方、パキスタンのキリスト教徒は現在も、殴打や誘拐などの常習的な攻撃に直面しているという報告がある。

中部パンジャブ州シークープラでは7月、イスラム教徒によってパキスタン人キリスト教徒の少女(16)が性的暴行を受ける事件があり、少女の父親であるナサー・マシーさんは、パキスタンの法律制度に何の希望も見いださないと語っていた。

迫害監視団体「国際キリスト教コンサーン」(ICC)もまた、パキスタン当局は「疑いなく強姦(ごうかん)犯の側に付く」と警鐘を鳴らしている。「当局からほとんど反応も、正義の執行もない。パキスタンでは、このようなイスラム教徒によるキリスト教徒へ対する迫害の例が多くあるのです」

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:パキスタンカトリック教会米国際宗教自由委員会(USCIRF)クリスチャンズ・イン・パキスタン国際キリスト教コンサーン(ICC)
  • ツイート

関連記事

  • パキスタン:キリスト教徒の村、イスラム教徒による放火の脅威におびえる

  • パキスタンのイスラム教徒たち、キリスト教会再建を支援

  • パキスタン:4教会を破壊する計画にキリスト教徒が抗議

  • パキスタン:誘拐、強姦され、イスラム教に改宗させられたキリスト教徒の少女がその体験を語る

  • パキスタン:ラホールの復活日の爆弾 犠牲者たちのために多宗教の祈り

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(28)ニコラス司教逮捕される

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • ワールドミッションレポート(9月17日):ロシアのリブ族のために祈ろう

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(3)神の御霊と一つ 加治太郎

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • ワールドミッションレポート(9月13日):インド リクシャに乗せて、デリーの街角へ福音を

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.