宮城県加美町の住宅で4日、この家に住む車いす生活をしていた無職・佐藤ふみ子さん(65)さんが死亡しているのが見つかり、宮城県警捜査1課などは5日、ふみ子さんと同居し行方が分からなくなっていた長女の無職・佐藤由美子容疑者(41)を死体遺棄容疑で逮捕した。テレビ朝日などが伝えた。
テレビ朝日や河北新報によると、ふみ子さんは左半身が不自由で車いすを使っての生活をしていた。4日午前9時ごろ、介護施設の職員が訪問したが返事がないため、ふみ子さんの弟に連絡。弟が同日午前11時ごろ、自宅1階の寝室で車いすにもたれかかるようにして死亡しているふみ子さんを発見、110番通報した。
由美子容疑者はふみ子さんの遺体が発見された後、行方が分からなくなっており、5日午後3時ごろ、宮城県大崎市内で車を運転しているところを警察が見つけ、身柄を確保された。「間違いありません」と容疑を認めているという。
同紙によると、ふみ子さんの首にはひものようなもので絞められた痕があり、司法解剖の結果、死因は窒息死だった。死亡推定時刻は3日午後以降と見られている。ふみ子さんは由美子容疑者と2人暮らしだった。警察は、由美子容疑者がふみ子さんが死亡した経緯を知っているとみて、詳しく調べている。