Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

イスラム教徒1500人を野蛮な大虐殺から救ったカトリックの司祭、賞金100万ドルの平和賞候補に

2016年3月24日15時38分 翻訳者 : 木下優紀
  • ツイート
印刷
関連タグ:中央アフリカイスラム教
イスラム教徒1500人を野蛮な大虐殺から救ったカトリックの司祭、賞金100万ドルの平和賞候補に+
中央アフリカ共和国は、2013年3月にイスラム教徒が多数を占める武装勢力「セレカ」がクーデターを起こし、当時のフランソワ・ボジゼ大統領を追放してから暴力が蔓延(まんえん)している。

死がほとんど確定していたイスラム教徒1500人の脱出を助けてかくまったあるカトリックの司祭が、賞金100万ドル(約1億1千万円)の平和賞の候補になっている。2013年、ベルナール・キンヴィ神父は、中央アフリカ共和国の残酷な分派間の暴力から逃亡したイスラム教徒のための場所としてその教会を解放した。

中央アフリカ共和国は、2013年3月にイスラム教徒が多数を占める武装勢力「セレカ」がクーデターを起こし、当時のフランソワ・ボジゼ大統領を追放してから暴力が蔓延(まんえん)している。セレカは解散したが、元メンバーが国中の町や村を襲撃し続けており、それによってキリスト教徒による反対派「アンチ・バラカ」の勃興を引き起こしていた。アンチ・バラカはイスラム教徒を襲撃し、虐殺し、家やモスクを破壊した。

セレカもアンチ・バラカもそれぞれの宗教の中で浮き上がり、国内のイスラム教とキリスト教双方の指導者は一致してこの対立を非難した。

アンチ・バラカによる最も暴力的な襲撃は2014年初頭に、国の北西部の町で起こった。トーゴから宣教師として派遣されているキンヴィ神父は、そこでカトリック学校の病院を運営していた。80人以上のイスラム教徒が殺害され、キンヴィ神父は何日も生存者を探し続け、発見しては安全のために教会まで運んだ。

「これは決断ではありません。ただ起きたことです」と、後にキンビ神父はガーディアン紙に語った。「司祭として、私は人を殺害することを支持できません。私たちはみな人間です。宗教はそれに関係ありません。もしアンチ・バラカがケガを負って私のところに来れば、私は手当てします。誰であろうと、人生で何をしていようと、宗教が何であろうと、人間ですから、私は世話します」

彼はその行動について、アンチ・バラカから脅迫と侮辱を受けた。彼らは、一時には約1500人にまで上った神父のもとにいるイスラム教徒を殺害すると脅迫した。

しかし、神父はイスラム教徒たちを国境を超えたカメルーンや親族の元へと移送する手はずを整えることができた。2014年3月、アフリカの平和維持活動部隊は残っているイスラム教徒の多くを避難させたが、移送に耐えられないほど弱っている人、子どもと障がい者は教会が保護した。

キンヴィ神父は、「私が司祭になったとき、たとえ自分の命を危険にさらすことになったとしても病者に仕えると約束しました。そう言ったものの、それが何を意味するかを本当に分かってはいなかったのです。しかし、戦争が起こったとき、私は命を危険にさらすことの意味を理解しました。司祭であるということは、ただ人々を祝福すること以上のことで、全てを失った人の側につくことです」と語った。

キンヴィ神父は、中央アフリカ共和国の対立によって信仰を試されたと同時に、信仰が成長したとも述べた。

「私たちの神はいつも、全ての試練の中で共にいてくださるということを、私は格別に経験しました。私の中で働いてくださるのが主だと信じるに至る格別な行動を、私は実行しました。このことから、神が支配しておられることが分かります」とキンヴィ神父。

「私は、愛だけが憎悪の壁を破壊することができることを発見しました。私の病院に来た全ての人に愛を示せたことを神に感謝します。私は、かつて私を殺害すると脅した敵に会い、あいさつするために手を差し出すことができました。この愛に感謝します。愛だけが、世界の憎悪を克服できるのです。そしてこの愛によって、私たちは祈りを通して生きることができるのです。私がこれまでしてきたことをする力をどこで見つけたのかと尋ねる人には、私はただ『イエス・キリストです』と言います。聖体拝領、礼拝、毎日のロザリオの祈り、これらが私の勝利の武器です。私の働きは、信仰、祈り、愛によってより多くの命を癒やすたびに実を結びます」

その働きによって、すでにヒューマン・ライツ・ウォッチの「アリソン・デ・フォージュ人権活動家賞」を受賞したキンヴィ神父は、現在は4月に俳優のジョージ・クルーニー氏によって授与される予定の「Aurora Prize for Awakening Humanity(ヒューマニティーを覚醒させたことに対するオーロラ賞)」の候補の上位に名を連ねている。

この賞は、「他者を生かすために自身をリスクにさらした個人」に与えられる。声明の中でオーロラ賞授賞委員会は、キンヴィ神父は「対立する武装勢力の双方に医療援助と保護を提供し、外での暴力にもかかわらず全ての負傷者のための安全な避難所という彼の使命を遂行したこと」を理由に選出されたと述べた。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:中央アフリカイスラム教
  • ツイート

関連記事

  • ドイツ当局がキリスト教徒の難民への虐待を無視していると迫害監視団体が指摘

  • 「神は眠る教会を起こしている」 シリアで空前の数の人々がキリスト教徒になる

  • 米下院、ISのキリスト教徒大量殺人を「大虐殺」と呼ぶ決議を採択

  • 世界で最もリスクの高い国の一つで4千人の新生児の出産を支援したキリスト教徒の医師

  • キリスト教徒に対する残忍な暴力に「深いショック」広がる 衝突で数百人死亡 ナイジェリア

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.