Skip to main content
2025年6月16日16時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
なにゆえキリストの道なのか

なにゆえキリストの道なのか(23)キリスト教とイスラム教はどう違うのか 正木弥

2016年1月17日07時08分 コラムニスト : 正木弥
  • ツイート
印刷
関連タグ:正木弥

キリスト教とイスラム教はどう違うのか。

キリスト教が成立しておよそ600年も経ってから、イスラム教ができたのです。イスラム教は、ユダヤ教やキリスト教に似せて造られたのです。

創立者マホメットは、アラビア半島中部のメッカに生まれました。

彼は若い頃、旅をしてユダヤ教やキリスト教に接し、多くを学びました。メッカの裕福な未亡人と結婚し、生活が安定したと伝えられています。40歳の頃、メッカ郊外の洞窟にこもり、瞑想(めいそう)にふけり、啓示を受けたとされています。

それによって、モーセやイエス・キリストは先行預言者の一人で、自分マホメットが“最後の、最大の預言者だ”と主張し、それを経典クルアーン〔コーラン〕にまとめました。

また、唯一の神の名は《アッラー》であるとし、アッラーは全知全能の神で、天地の創造者であり、アダムとその妻を造り、審判の日があり、信じる者には楽園、信じない者には地獄が約束されている、としました。旧・新約聖書の枠組みを取り込んでいます。

コーラン以前の(旧約聖書の)モーセ五書やダビデの詩篇、イエスの福音書も尊重するが、「歪曲(わいきょく)されているので、神は、最後に最大の預言者マホメットを通してコーランを示した、このコーランが正しく、完全な書である」とします。

〔疑問点〕

  1. マホメットは洞窟で一人で啓示を受けたとするが、間違いなく神からの啓示だったという証拠らしきものがあるでしょうか。一人の瞑想体験は、他の人がその内容を確認することができません。
  2. コーランは、ユダヤ教やキリスト教から、基本教理や人物などを多く取り込んでいます。新たな啓示というよりも、取り込んだものを自分の体験や頭脳で自分に都合よくなるように修正したもの、といえないでしょうか。
  3. マホメットが“最後で最大の預言者だ”といえる根拠は何でしょうか。
  4. コーランの内容が正しいといえる根拠は、何かあるでしょうか。歴史的な裏付けか他の何かがあるのでしょうか。
  5. コーランを聖書と読み比べますと、コーランが一人の人間が創作したものだとの印象を強くします。また、内容の卑俗性をも感じるところです。これに対し、聖書はその内容が壮大で奇(くす)しく、神聖です。半面で、歴史性に満ちています。また、これを信じる人を有為の人に変え、それを通して歴史を変えてきました。コーランは、人を戦いで強くする以外に、有為の人を生み出したとは聞きません。

イスラム教の戦闘性

マホメットの立てたイスラム教を、彼の故郷メッカは、古来の土着宗教の故に受け入れず、かえって彼を迫害したので、メディナに移ってこれを広め、信徒を増やし、組織化し、軍隊を備えました。

その揚げ句、メッカの軍隊と3度の戦闘をして、勝利し、メッカに入城し、メッカのカーバ神殿の多数の偶像を破壊し、そこを「アッラーの館」として、聖地にしました。

イスラム教は、そもそもの成立の時から、教えそのものの正しさよりも武力で、教えの力よりも戦闘の力で勝利を得、そこから出発したのです。

マホメットは、生前すでに預言者としての権威と政治的・軍事的権力を行使する実力者になりました。彼の後継者たるイスラム国家は、彼の死後100年の間にサラセン帝国として軍事力によりアラビア半島各地を征服し、シリアのダマスカス、ササン朝ペルシャを滅ぼし、エルサレムを攻略し、エジプト、リビアなど北アフリカを一気に西進征服し、ついには、ジブラルタルを渡ってイベリヤ半島まで支配し、巨大なイスラム教圏を打ち立てました。

これらの推移から、イスラム教圏は征服戦争によって成立したものということができます。右手に剣、左手にコーランといわれる通りです。

その後、イスラム帝国オスマン・トルコは、征服戦争によって帝国の版図すなわち教圏を拡張しました。

ここでも戦争ばかりで拡張しました。

なにゆえキリストの道なのか~ぶしつけな240の質問に答える~(23)キリスト教とイスラム教はどう違うのか 正木弥

暴力性

イスラム教は、他国であれ他宗徒であれ、マホメットやコーランへの表現いかんで襲撃対象とするなど、暴力的です。

イスラム教徒は、政治情勢や国際情勢への反発などで、近隣の平和なキリスト教会を襲撃・破壊・焼き討ちにするなど、粗暴です。

イスラム教徒は、政治情勢、国際情勢に反発してテロやゲリラ活動に走ります。そのための“殉教”は、他を害するために、志願して行う自己犠牲です。イスラム教はこれをあおり、美化し、イスラム神学校などで教育します。〔しかし、「殉教」の本当の意味は、下の表の通り初期のキリスト教徒が福音のために追い込まれてやむなく死に至るもので、受け身です。決して、他を害するものではありません〕

なにゆえキリストの道なのか~ぶしつけな240の質問に答える~(23)キリスト教とイスラム教はどう違うのか 正木弥

寛容性

イスラム諸国では、キリスト教徒も住めるとはいいながら、イスラム教徒がキリスト教に改宗すれば死刑、イスラム教徒に伝道すれば投獄という制度です。これでは、寛容な宗教とは言えません。

キリスト教諸国では、おおむね、信教の自由が認められています。表現は、行き過ぎであっても法的に対処されます。

なにゆえキリストの道なのか~ぶしつけな240の質問に答える~(23)キリスト教とイスラム教はどう違うのか 正木弥
なにゆえキリストの道なのか~ぶしつけな240の質問に答える~(23)キリスト教とイスラム教はどう違うのか 正木弥

<<前回へ     次回へ>>

◇

正木弥

正木弥(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『なにゆえキリストの道なのか 〜ぶしつけな240の質問に答える〜 増補版』
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)

【正木弥動画】
 おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:正木弥
  • ツイート

関連記事

  • 【子ども聖書クイズ29】イエスさまが生まれたのはどこ?

  • 私たち人間の能力ではできない仕事を、あえてさせてくださる神(24)人が無価値と思うものを、多くの人々の益のために用いる神・その8 森正行

  • こころと魂の健康(34)良き理解者 渡辺俊彦

  • 聖書をメガネに 私の実践的牧会論(その1)

  • 蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(2)ペトロとヤコブとヨハネ ミュリエル・ハンソン

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.