米最大のメガチャーチ、礼拝にイスラム教徒のグループが訪問

2015年7月9日14時56分 記者 : 木下優紀 印刷
+米最大のメガチャーチ、礼拝にイスラム教徒のグループが訪問
米国で最大規模のメガチャーチとして知られるテキサス州ヒューストンのレイクウッド教会(写真:Marlon MMSR5)

米最大の教会として知られるレイクウッド教会(テキサス州ヒューストン)のジョエル・オスティーン牧師が、「50人くらいのイスラム教徒のグループ」が最近、同教会を訪れたと明かした。

オスティーン牧師は、6月22日に放送されたラジオ番組「ヒア・アンド・ナウ」で、ジェレミー・ホブソン氏とのインタビューに応え、「私たちの教会に来られるイスラム教徒の方がいますし、私の本はイスラム教国でもよく売れています」と述べた。

ホブソン氏はインタビューの中で、ホロコーストの生き残りである、ユダヤ系米国人のノーベル平和賞受賞作家エリ・ヴィーゼル氏が、米国のキリスト教徒とユダヤ教徒は「イスラム教徒とのオープンな会話を続けるための十分な努力をしていない」という意見を述べていることに言及。オスティーン牧師に、イスラム教徒と対話を持っているかと尋ねた。オスティーン牧師は即座に「確かに持っている」と答えた。

「ご存じの通り、こういったことには深入りはしていません」とオスティーン牧師。「しかし、私たちの働きは全ての人にアプローチすることです。ですからご存じの通り、私は確かにこうした対話をしています」

「2週間前、恐く50人くらいのイスラム教徒のグループが礼拝に出席し、最前列に座りました。私たちはとても良い関係を持ちました。そして私たちの働きについて考えました。私たちのメーンテーマは、イエスが心を尽くして神を愛せよと言ったこと、またあなた自身を愛するようにあなたの隣人を愛せよと言ったことにあります。そして私は人々を型にはめようとはしません。そうですね、ユダヤ人がいて、カトリックの方がいて、さまざまな方がいます。私はただ、『お分かりの通り、この方たちは私たちが愛するために、私たちの歩む道に神が置かれた方です』と言うだけです」

オスティーン牧師はこのほか、移民問題や終末について、また政治と宗教の接点についても触れた。

オスティーン牧師は以前、自分のメッセージがイスラム教徒だけではなく、無神論者も引き付けると語っていた。昨年、テレビ番組「ラリー・キング・ナウ」で司会者のラリー・キング氏は、「100万ワットの笑顔」としても知られるオスティーン牧師に、「なぜ無神論者がファンになり得るのですか」と尋ねた。

「無神論者の方は、私たちが教えている原則が好きなのだと思います。私たちが教えているのは聖書からですが、その原則はご存じの通り、全ての人を助けることができます。夢を実現したり、赦したり、良いセルフイメージを持ったりするために」とオスティーン牧師。「私は単純に聖書を聖書から教えているだけなので、伝統的な牧師という存在ではないと思っています。私が教えていることの多くは、ただ素晴らしい人生を送るにはどうすればいいのか、ということですから」と語っていた。

オスティーン牧師が保守的なキリスト教の信仰を持っているにもかかわらず、なぜそれほど人気があるかについて、最近あるユダヤ系雑誌でオピニオン・エッセーが掲載された。

「彼は、大声で聖書を持ち出してくるようなやり方で改宗を迫ることはしません。その代わりに、穏やかで安心させる声で、彼は聖書の基本に根差した信仰、希望、楽観的な見方を伝えます」と、自らを「ユダヤ人であり、ユダヤ人であり続けたい者」とする匿名の筆者は書いた。

さらにこの筆者は、「私は、今自分が置かれている困難の中でオスティーン牧師が手を当ててくださったように感じたこと、そして慰められるコメントをくださった時があることを認めなければなりません」とつづった。

しかし、オスティーン牧師のメッセージや説教があらゆる人の心に響くわけではない。特に保守的なキリスト教徒からの共感は少ない。オスティーン牧師のメッセージが、あまりにもポジティブシンキングや個人の成功、罪に対する光、また悔い改めに偏り過ぎているという批判は何年も続いている。

Your Best Life Now』(邦題:あなたはできる)や、『You Can, You Will(あなたはできる、きっとする)』『Every Day a Friday(毎日が金曜日)』『Become a Better You』(邦題:あなたの出番です!)などの信仰書で知られるオスティーン牧師は、そのような批判に対し何度か答てきた。

「人々を人生の中で落ち込ませるものは既に十分あります。人々が私の教会、または私たちの集会に来るとき、引き上げられたと感じてほしいのです。神が良い方であること、彼らが前進できること、依存から脱却できること、神が造られた通りの存在になれることを知ってほしいのです」と、オスティーン牧師はあるテレビ番組のインタビューで語っている。

オスティーン牧師のウェブサイトによれば、オスティーン牧師は、レイクウッド教会で毎週5万2000人の会衆を歓迎している。また、同教会が「米国内で最も人種的に、また社会的、経済的に多様な人々が集う教会の一つ」であるとし、100カ国以上で放送されているテレビ番組を通じて、オスティーン牧師は何百万人もの人々にアプローチしていると紹介している。

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。

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