世界最大の「書店」船舶ロゴス・ホープ号、半年間の大改修終え再出航

2015年4月2日17時02分 記者 : 新庄れい麻 印刷
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昨年、台湾を訪れたロゴス・ホープ号。1日で約3万人が訪れた。(写真:© OM Ships International / Beth Hutchison)

国際宣教団体「OMインターナショナル」の組織の一つである「OMシップ・インターナショナル」が所有する、世界最大の「書店」船舶ロゴス・ホープ号が、約半年の改修プロジェクトを終えて3月29日、シンガポールの港を出航した。4月1日にはマレーシア・ボルネオ島のクチンに到着。4月中はクチンに停泊し、現地でさまざまな奉仕活動を行う。

ロゴス・ホープ号は、ドイツのキリスト教慈善団体GBA(Good Books for All)が、OMシップ・インターナショナルに代わり運航しており、世界中の湾岸都市を回り、書籍資源を通して異文化理解を促進することを目的としている。船の乗務員は全員ボランティアで、出身国は50カ国以上と多様性に富んでおり、訪れた国の必要に応じた支援活動や、福音宣教の働きに従事している。

GBAは計4隻の船を運航しているが、ロゴス・ホープ号はそのうちの1隻。1973年に建造され、北大西洋でフェリーの役割を果たしていた。2004年にGBAがこの船を購入し、5年間の改修作業を経て、2009年2月からロゴス・ホープ号として世界中を航海してきた。

世界最大の「書店」船舶ロゴス・ホープ号、半年間の大改修終え再出航
新しい発電機を船に運び込んでいる様子(写真:© OM Ships International / Rebekah Roethgens)

しかし、船の発電機が搭載されてから40年以上経過し、これから先の運航に耐え切れない危険性があったため、大規模な改修作業「パワーアップ・テクニカル・プロジェクト」を行うこととなった。プロジェクトの主な目的は、2台の発電機を取り替えること。さらに、排気管から出る熱エネルギーが、無駄になることなく船の暖房に使われることができるよう、新しいシステムを導入すること。

準備作業はOMシップ・インターナショナルの作業員によって行われたが、主な作業はシンガポールの会社が請け負った。この作業のため、ロゴス・ホープ号は、昨年9月8日からシンガポールに停泊し、通常の働きが一時中断されることとなった。

しかし、250人の乗組員から成る約70のチームは、この作業期間中、世界中に出て行って福音を語り、神の愛を行いをもって多くの人に示してきた。6大陸40カ国で、各チームはさまざまな支援活動を展開した。

世界最大の「書店」船舶ロゴス・ホープ号、半年間の大改修終え再出航
洪水被害に遭ったカンボジアの村を訪れる乗組員チーム(写真:© OM Ships International / Lyte Gatchalian)

カンボジアでは教会建設に協力し、南アフリカでは麻薬常習者に食事を提供し、ニュージーランドでは心に痛みのある若者に神の愛を語った。ウルグアイの刑務所訪問では、10人の囚人がイエスに従うことを決心したと報告がなされている。日本の福井県、石川県にも2つのチームが派遣され、地域教会の伝道に2カ月間協力した。

ロゴス・ホープ号の改修作業はすべて成功し、これから先何年も、知識・助け・希望を世界中の人々に届ける準備が整ったという。

OMシップ・インターナショナル代表のピーター・ニコル氏は、「この重要なプロジェクトの計画、経済、実行、あらゆる面において神の恵みを体験しました。これから先も、神の召しに応えて働きができるように、さらに素晴らしい、信頼できる船を与えられました」と語った。

4月のマレーシア・クチン停泊後は、5月から7月までフィリピンの3都市を訪問。さらにその後は、香港、台湾に向かう。日本には、昨年5月に初めて長崎、金沢に寄港しており、新しく力を得たロゴス・ホープ号が、再び日本にも訪れてくれることを期待したい。

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