Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. インタビュー

【インタビュー】映像で感動と思いを届ける 映像ディレクター Katsu Kim Ferreira さん

2015年3月5日19時32分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ふうけもん(映画)
【インタビュー】映像で感動と思いを届ける 映像ディレクター Katsu Kim Ferreira さん+
日本版『許されざる者』や『ふうけもん』のメイキング映像などを手掛ける期待の若手映像ディレクター、Katsu Kim Ferreira(カツ・キム・フェヘイラ)さん。映像メディアの難しさと醍醐味を語ってくれた。

情報を伝える。その方法は時代と共に進化し洗練され、そしていつしか文化になっていく。IT社会と呼ばれる現代では、あらゆる形態の情報が、さまざまな「メディア」を通して伝えられている。その中でも、視覚、聴覚の両方に訴え、魅力的なストーリーで人々の関心を捉える「映像」は、最もインパクトのある表現方法の一つだ。その「映像」の難しさや醍醐味を、期待の若手映像ディレクター、Katsu Kim Ferreira(カツ・キム・フェヘイラ)さんに聞いた。

Katsu さんは、映画のメイキングやドキュメンタリー、プロモーション映像などを主に手掛けており、著名なものには、渡辺謙主演の日本版『許されざる者』や、栗山富夫監督がメガホンを取り、中村雅俊の主演で話題を呼んだ『ふうけもん』などのメイキング映像がある。

Katsu さんが映像に興味を持ち始めたのは、まだ小学校低学年の頃。家庭は決して裕福ではなく、四畳半の部屋で母と2人で生活を送っていた。時にはお金がなく、リンゴ1個で過ごさなければいけない時もあったが、そんな状況でも必ず、母と一緒に映画だけはいつも見ていたという。その中でも特に夢中になったのが、チャールズ・チャップリンの映画だったそうだ。「幼い頃は彼の作品を見て腹を抱えて笑って育ちました。あまりにも面白いので遊びに来た友達に見せて、いつしか彼らが笑っている姿を楽しむ自分に気付いたのです」。幼い時から、映像そのものを楽しむだけではなく、映像で人を楽しませることを自然としていたのだ。

大学は日本大学芸術学部に進み、映画制作を専攻。そこでも、チャップリンを学んだ。「彼の笑いの中には、実は力強いメッセージが込められていました。特に独裁者が分かりやすく表現されています」と、チャップリンの魅力について語る。

代表作の一つ『独裁者』は、床屋の主人がヒットラーに間違えられ、最後に平和を訴えるスピーチをするというあらすじ。当初書かれた脚本では、床屋の主人の結末に触れるシーンもあったが、あえてカットされたそうだ。「チャップリンは、強いメッセージを持っていたけど、それを押し付けることなく評価を観客に委ねていました。笑いは取るけど、インパクトを損なわず考えさせる見せ方に引かれました」と Katsu さんは言う。自身の作品へのポリシーについても、「どう受け取るかは観客次第で、僕は個人的に『俺の話を聞け!』という風にはなりたくないし、見た人が感じたり、考えてほしいと思っています」と語る。

Katsu さんがクリスチャンになったのは2011年。親友を自殺で亡くし、お互いの夢だったハリウッドへ行くことを果たすために彼の遺骨を持って渡米した。そこで出会ったのが、タイムズスクエア・チャーチ(Times Square Church)という教会だった。その教会は、以前から持っていた教会のイメージとはかけ離れていたと Katsu さんは語る。

「みんなが踊りながら歌って、楽しそうで明るくて、僕が持っていた教会のイメージが完全にひっくり返りました。ワーシップソングを聞いて、神様というお父さんの存在を知り、親友の死で心にぽっかり空いた穴が埋められた思いで、ボロボロ泣きました」と当時を振り返る。そしてクリスチャンとして、『ベン・ハー』のような力強いメッセージを持った映画を作っていきたいと思うようになったという。

映像を制作することにとても緊張感を持って臨んでいると Katsu さんは言う。彼は以前見たニュースを例に、「“事実”と“真実”は違う」と訴える。それは当時54歳の息子が年老いた母を殺したという事件だが、大概の人は報道された一部の“事実”のみを見て、息子を殺人犯として非難してしまうだろう。しかし、“真実”は、寝たきりの認知症の母を介護できなくなってしまい、心中しようとしたというものだ。結果、裁判では異例の執行猶予付きの判決が言い渡されたという。

「人は良くも悪くもメディアから伝わってきた“事実”だけで判断してしまうし、映像は全てを一目で伝える強い影響力を持っているからこそ、常に作り方には気を配ります」と、映像制作の難しさを明かす。だからこそ見終わった後に、結局何を伝えたいのか分からなかったり、何も得られない作品ではなく、見終わった後に希望を得て、新しい価値観と世界を知るような映像を作りたいと話す。

【インタビュー】映像で感動と思いを届ける 映像ディレクター Katsu Kim Ferreira さん
チャールズ・チャップリンの大ファンだという Katsu さん。「彼は、強いメッセージを持っていたけど、それを押し付けることなく評価を観客に委ねていました。笑いは取るけど、インパクトを損なわず考えさせる見せ方に引かれました」と語る。

また、現在の映像制作の現場について、スタッフがやらなければならない「作業」として制作している現状があると語る。しかし、「やっぱり映画は、エンターテイメント。異論はあるかもしれないけど、僕はそう思います」と Katsu さんは言う。聖書にも「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい」(ピリピ4:4)という言葉があるが、彼は自分の仕事を「作業」としてこなすのではなく、喜びをもって行うのが重要だと言う。

「おもちゃ職人が怒りながらおもちゃを作っても、きっと良い作品はできないでしょう。ハリウッドなどでは、ビジョンを持って『やりたいからやる』という情熱がある人たちが作っているからこそ、クオリティーの高いものができる。だから作り手も楽しまないと、それを伝えられないと考えてます」

Katsu さんは昨年、映画『ふうけもん』の全国上映で全国を縦断した。そこでさまざまな企業の社長や教会の牧師と会ったが、感じたのは、映像を必要としている人たちが多いということ、また映像という難しい分野になかなか手を出せないでいる状況があるということだった。

「メディアを通して人が情報を得る時代だからこそ、今はもっとインパクトのあるクオリティーの高いメディアが注目されていくと思う。だからこそ、僕は自分の与えられたギフト(賜物)を通して、教会や学校、企業、個人、またさまざまなミニストリーなど、クリスチャンの活動をさらに手伝っていきたい」と Katsu さんは力を込める。そして大きなビジョンとして、「映像を通して、『全てのものは神様によって創られ、神様のために創られた』(コロサイ1:16)と書かれている真実を人々に伝えたい」と語ってくれた。活動の詳細はホームページで。

関連タグ:ふうけもん(映画)
  • ツイート

関連記事

  • 【インタビュー】ネットでつながろう! 福音伝えるインターネットラジオ「この指ドラマネット」ディレクター・小川政弘さん

  • 【インタビュー】元プロサッカー選手・満山浩之さん 障がいのある人もない人も、ボール一個で伝える「楽しさ」

  • “世界を変えろ” キング牧師描く映画『セルマ』、日本で6月公開(動画あり)

  • スコセッシ監督、遠藤周作『沈黙』を映画化 20年越しの願いが実現へ

  • 「美術館紹介の映画ではない、人間ドラマだ」 映画『ヴァチカン美術館 天国への入り口』公開記念トークセッション

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.