“教会って結構おもろいねんで” 笑いで福音伝える新作トラクト『涙・ナミダの悔い改め』

2014年10月3日11時06分 記者 : 竹村恭一 印刷
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笑福音亭シオンこと、安達隆夫牧師著の『涙・ナミダの悔い改め』

笑福音亭シオンこと、大阪シオン教会主任牧師の安達隆夫氏による新作伝道トラクト『涙・ナミダの悔い改め』(福音落語・五十の手習い1)が8月に出版された。

この本に収録されているのは、これから洗礼を受ける生徒たちの「悔い改めとは何?」「罪とは何?」をテーマにした物語。牧師と生徒たちのてんで的外れなやり取りが、くだけた大阪弁でコミカルに展開されていくが、そこには決しておもしろさだけではない、リアルな教会のやりとりが見え隠れする。

「少しでも分かりやすく福音を伝えたい」という思いで始めた「福音落語」だが、この本に書かれている著者・安達牧師のクリスチャンになる経緯を読むと、いっそう落語を楽しめる。

聖書に出てくる「罪」をシンプルに言うと、神の意思から外れた行動や考えのことであり、殺人や窃盗はもちろん、小さな間違いなども含まれる。だから何もミスをしていない、つまり罪を犯していない人間などいないと書かれている。

だがこのような小さなことまで「罪」と呼ばれるため、著者と同じように、「100%正しい人間ではないけど・・・」と、ピンとこなかったという人や、「一体何の話やねん」と、口に出してか、心の中でか、ツッコミを入れた人も多いのではないだろうか。

だが、著者が伝えたいのは「教会って結構おもろいねんで」ということ。当時からクリスチャンだった妻に連れられて行った教会で、「ついて行けん」「何でこの人に罪人なんて言われなアカンねん」から始まった一人の牧師の体験が、本編とは別につづられている。

神を信じない「日本では普通」の男だった安達牧師がターニングポイントを迎えたのは、息子が重傷を負った時のことだという。「今まで神様に祈ったこともなかったけど、苦しい時の神頼みで懸命に見よう見まねで祈った」と振り返る。そのかいあって息子のけがは完治し、安達牧師自身も神を信じるようになった。

そんなバックグラウンドを持つ著者が、特にメッセージで伝えたいのは、世で働き、家族を養う男たちだ。男性は理論的に理解できないと信じない人が多いが、あえて理論ではなく、ノンクリスチャンならではの意識や妻への思いを共通の話題にしてアプローチしている。

安達牧師は「自分もよく分からないまま教会行ったけど、夫婦で同じ価値観を持って共に進めたら本当に素晴らしい。いつか日本中が救われて全ての家庭がクリスチャンホームになってほしい」と、熱い気持ちを明かしてくれた。

“教会って結構おもろいねんで” 笑いで福音伝える新作トラクト『涙・ナミダの悔い改め』
実際に高座で話す安達隆夫牧師(大阪シオン教会)

落語本編も、「よういうてくれました。こうして罪を犯した人が正しい人になって行くのは、ほんまに素晴らしい話や!」と、ザアカイの話(ルカ19:1~10)のオマージュのような展開で終わると思いきや、最後までボケまくる生徒と、ツッコミまくる牧師の物語が、付属CDと書籍の両方で楽しめる。

価格は税抜500円。販売収益は全額、昨年の大型台風で大きな被害を受けたフィリピンの学校再建プロジェクト「バルナバプロジェクト」の活動費に当てられる。笑って、学んで、人助け。三重に楽しめる一冊だ。注文は、大阪シオン教会(電話:072・964・5144、メール:osakazionchurch@yahoo.co.jp)まで。

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