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立ち止まる習慣持っていますか? 菅野直基

2014年9月19日21時46分 コラムニスト : 菅野直基
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もう4年前になりますが、体の調子が悪いので、病院に行って診察をしてもらったら、「今すぐ入院が必要です!」と診断され、何の準備がないまま入院することになりました。私の心は、「あれもやらなければいけないし、これもやらなければいけない!」と、パニックで張り裂けそうでした。

手元にあるのは、携帯電話と聖書だけ。仕事は全部ストップ。何もすることができません。「困った!!!」と思いましたが、最後は観念して現状を受け入れ、友人や知人、仕事の関係者にメールで「入院しました」と伝えました。予想に反して、みなさんから一様に、「ゆっくり休んで下さい」「お大事に」「お祈りしています」と優しく返事が帰ってきました。

入院せざるを得ない状況になければ、仕事から完全に手を離すことはできなかったはずです。毎日、仕事に追われ、忙しい毎日でしたし、大きな決断が迫られていました。しかし、病室で安静にしているだけで、何もできませんので、「たくさんの人に迷惑をかけた!」と、自分を責め、自責の念に苦しみました。

病状は、重いぜんそく発作でしたが、医師は、肺がんだと思ったそうです。検査の結果、肺炎球菌が引き金となって、強いぜんそく発作が起こっていました。いろいろな抗生物質を点滴してくれましたが、病状はなかなかよくなりませんでした。私が入院した病室には、肺がんの治療を受けている方々ばかりで、余命を宣告されている人もいました。抗がん剤治療を受けている方も多く、苦しそうな息の音が聞こえてきて、とても悲しい気持ちになりました。

同じ病室の方々と触れ合う中で、イライラしていることが無意味だと感じるようになりました。焦るより、今生かされていることに感謝をし、心を落ち着けて治療に専念しようと心に決めました。

健康であると、いつの間にか、周りの慌ただしいペースに流されて、無意識のうちに自分に無理を強いてしまうことがあります。車がターボをきかせて走り続けたら、やがてエンジンが焼きついてしまいます。目的地についたらスローダウンし、エンジンを停止させます。同じように、無理しすぎてばかりいたら体が壊れてしまいます。スローダウンし、立ち止まることが必要です。もちろん、毎晩布団に入って寝ますが、それだけではなく、一週間に一度、完全に自分を休めることが必要です。

神は、イスラエルをエジプトの奴隷の状態から解放してくれました。それが有名な「出エジプト」です。神は一つの戒めを与えられました。週に一日完全に立ち止まり、神に目を向け、神の偉大さ、エジプトから解放されたことなどを思い起こし、神と向き合い、神に感謝と礼拝を捧げ、安息することを戒めとして与えられました。

「安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。しかし七日目は、あなたの神、主の安息日である。あなたはどんな仕事もしてはならない」(出エジプト20:8~10)

一週間のうち、一日を完全に休んだとしたら怠惰になってしまうのではないか!?と考える人もいるかもしれません。そうではありません。体も心もリフレッシュし、力に満たされ、六日間一生懸命に働き続ける元気が与えられます。燃え尽き、過労死は、この神の安息の戒めを知らず、安息しなかったことの結果かもしれません。

しかし、その反対もつらいです。何の役割も与えられず、何もしないで毎日を過ごしたら、間違いなく無気力になり、みじめになり、体力は衰え、心は病んでしまいます。大切なことは、一週間の一日を完全に休むとともに、自分の使命を発見し、六日間は一生懸命に働くことです。そういう一週間のサイクルとリズムを身につけることで、体は一番いい状態を保つことができます。

日曜日は教会に行って、神を礼拝しましょう。実際、日曜日は赤い字で書かれていて、公休日のはずですが、世の中はそうではありません。会社や学校、地域などのイベントや活動が入ることがありますし、そこに参加しなければいけないことがあります。しかし、少なくても週一度は完全に休み、安息をし、神を礼拝するサイクルを持たないと、身が持ちません。しばらくはよくても、長い目で見たら、心身が早く傷んでしまいます。うつになったり、万年疲れていたり、ストレスフルな状態になってしまいます。日曜日は教会に行って、神の前に出て、神を想い、神の中で憩いながら礼拝することは、最善の過ごし方です。第一のことを第一にする生き方です。

「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます」(マタイ6:33)

◇

菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 外部リンク:

新宿福興教会ホームページ
(メッセージをくだされば、みなさんの近くの教会を紹介致します)

菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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