聖書をメガネに 地域に根差し・地域を越え

2014年6月14日21時15分 執筆者 : 宮村武夫 印刷
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地域教会の担任牧師また神学教師として、埼玉・寄居、東京・青梅、沖縄・首里で歩みを続ける中で、一貫して意識してきた一つのことは、「地域に根差し・地域を越え」でした。これは、主イエスの受肉の恵みへの私なりの応答のつもりです。

1986年4月に沖縄へ移った後、地域に根差すとは、幾つかの制約の中で、沖縄で聖書を読む営みに集中することだと覚悟しました。同時に、沖縄で聖書を読むとは、必然的に聖書で沖縄を読む営みを含むと悟るようになり、その道を歩んで来ました。

各地の数限られた方々が、それぞれの地で聖書を読み、聖書で自分の地を読む独自の道を自覚して歩む。そして地域を越え、また新たに地域に根差す「主のしもべ仲間」(ヨハネ22:8、9)の交わりの内実の満たしと広がりを、沖縄での25年の営みの中で味わってきました。

さらに、25年ぶりに関東に戻ってから、「聖書をメガネに、〜を見る」ことこそ、神学であると自覚し、その提唱、さらにその実践を重ねることが許されてきました。

2014年4月、思いを越えて、クリスチャントゥデイの編集に従事することになり、「地域に根差し・地域を越え」が新たに私にとり課題になっています。クリスチャントゥデイにとって地域に根差すとは、いかなることか自問し始めています。クリスチャントゥデイはインタ-ネット新聞ですから、表面的には、やすやすと地域を越えているように見えます。しかし、一方から他方への一方的な発信と受信でなく、互いに発信であり受信の相互関係の中で、改めて地域を越えるとは何かを考え始めています。

2014年5月、クリスチャントゥデイの事務所が、東京の千代田区岩本町に与えられた恵みの事実。この恵みを無駄にしない営み(1コリント15:10)の一歩は、岩本町の江戸時代の歴史、またそれ以降の歴史を学ぶ道と考えています。

さらに現在のお茶の水・秋葉原界隈の地理的特徴を日常的に自覚し、東京の下町である江東六区への広がりを展望しながら、クリスチャントゥデイの日々といかに渾然一体として味わうかが課題です。

その営みを通して、クリスチャントゥデイを、それぞれの地で地域に根差してお読みくださる方々と、文字通り根のつながりを確認できれば嬉しいです。一本一本ばらばらに生えているように見える竹の子。しかし根でしっかり結ばれている。そうです。根は、恩師ペテロ・メネシェギ神父が指摘なさるように(『神の恵みの神学』、477〜478頁)、キリストご自身なのですから。

(文・宮村武夫)

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