Skip to main content
2025年8月27日10時57分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

キリル総主教「ロシア正教会は政治的利益に資するべからず」「ウクライナには停戦が必要」

2014年5月4日08時29分 記者 : 行本尚史
  • ツイート
印刷
関連タグ:キリル(モスクワ総主教)ロシア正教会ウクライナ
キリル総主教「ロシア正教会は政治的利益に資するべからず」「ウクライナには停戦が必要」+
ロシア正教会のキリル総主教(写真:kremlin.ru)

ロシア正教会の指導者であるキリル総主教は、不安定なウクライナ情勢について述べ、「我々の教会がとってきた立場は、―そしてこれは過去25年間にわたって変わることがなかったのだがー、我々の教会はいかなる政治的誘惑にも決して屈することがなければ、いかなる者の政治的利益にも決して資することもないということだ」と述べた。ウクライナ宗教情報サービス(RISU)が1日、カトリック・ワールド・ニュースの報道をもとに伝えた。

「我々の原則的立場は、教会は戦いを超えたところにとどまらなければならないということだ」と、モスクワの総主教であるキリル1世は、4月30日に教会指導者たちに対する見解の中で述べた。「それは平和を維持する潜在的な可能性を保持しなければならない。平和を維持する潜在的な可能性などもはやないと誰もが考えている時であってもだ」

ロシアのインターファックス通信によると、「我々は魂を気遣う牧会的な働きを行い、人々を和解させなければならない」と同総主教は述べたという。「しかし我々はいかなる場合においてもいかなる政治的見解や立場ないし概念に資することがあってはならない。その場合、教会は、戦いを超えたところにとどまり、平和を維持する潜在的な可能性を保持することができるだろう」

ロイター通信のガブリエラ・バクジンスカ氏は、元KGBの役人であったプーチン大統領が2012年に第3期目の大統領の職に復帰し、社会問題についてより保守的な姿勢をとるようになって以来、キリル総主教がますます親密な絆を育んできたとしている。

ロシア正教会に対する批評家たちは、それが外交上を含めたプーチンのための事実上の政府機関としての役目を果たしており、そのような政治的な関与は失敗になりかねないと警告してきた。

ロシア正教会は、旧ソビエトの領域を再統一しようというプーチンの攻勢と結びついている一方、ロシアやその他の旧ソ連の諸共和国内にいる1億6500万人の教会員に多大な影響力を及ぼしている。

しかし、ロシア正教会が3日付の公式ウェブページで伝えたところによると、キリル総主教はその一方で、ウクライナ東部のオデッサ州で数十人が焼き殺されたことに哀悼の意を表し、ウクライナにおける暴力の使用をやめるよう、平和を呼びかけた。

また3日には、「ウクライナにおける市民の反対が新たに激化しつつあることに関する声明文」を発表した。

声明でキリル総主教は、「ウクライナで血が再び流されている。ドネツク地域における衝突やオデッサにおける悲劇的な出来事は何十人もの人々の死や、同国の情勢がさらに不安定になる結果へとつながった。多くの人々が絶望し、自分の命や愛する人たちの命を心配している」と述べた。

「ウクライナに対する私の心が最も困難な時にある今、苦しみや悲しみ、怒り、驚きや絶望を体験しているその国民とともに、私は流血の犠牲者たち全員が安らかに眠るよう祈るとともに、犠牲者の命が助かるように、また負傷者の急速な回復のためにも祈る」「流血や暴力が永遠になくなるように」

一方、キリル総主教は、「今起きていることに対する責任は、まずもって、対話よりもむしろ暴力に依拠する人たちにある。特に問題なのは、市民が重装備で武装し対立していることだ。実力行使の理由は、政治的な急進主義への関与や、信条の表現に対する市民の権利の否定にある」と指摘する。

キリル総主教はまた、「自分たちの視点を力づくで採用しようとすることはきっぱりと放棄すべきだと確信している。すべての当事者たちに、武器の使用をやめ、全ての問題を交渉を通じて解決するよう呼びかける。短期的には、ウクライナには少なくとも停戦が必要だ」と述べた。

その上で同総主教は、「対話に代わる策はない。お互いに聞き、現在の矛盾を解決するだけでなく、ウクライナの国民を形作り、その知恵を豊かにしてきたキリスト教の霊的・道義的価値に対する忠実さを新たにすることはなおも可能なのだ。信じてほしい。平和と正義への道を見出すのはこれらの価値なのであり、それはきちんとした未来なしには考えられない」と述べた。

関連タグ:キリル(モスクワ総主教)ロシア正教会ウクライナ
  • ツイート

関連記事

  • クリミア半島情勢をめぐりロシアとウクライナの教会指導者が平和訴え

  • 世界教会協議会やセルビア正教会の指導者ら、ウクライナのために祈りを呼びかけ

  • ウクライナ、スラビャンスクで正体不明の勢力が教会を狙撃に利用か

  • 母国の平和を祈る在日ウクライナ正教会(3):「日本人のみなさんには私たちのことをもっと理解して欲しい」

  • キリル総主教、修道者にインターネットの「誘惑」警告

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 主キリストの大きな力で癒やされよう 万代栄嗣

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(241)聖書と考える「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」

  • ワールドミッションレポート(8月26日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(1)

  • ワールドミッションレポート(8月27日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(2)

  • 幸せな人生とは 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(8月22日):コンゴのレンドゥ族のために祈ろう

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 花嫁(31)神に従う者の道 星野ひかり

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(229)コロナ禍による信仰生活への影響 広田信也

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(241)聖書と考える「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」

  • 主キリストの大きな力で癒やされよう 万代栄嗣

  • ワールドミッションレポート(8月25日):ザンビアのレンジェ族のために祈ろう

  • 幸せな人生とは 菅野直基

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.