愛による全面受容と心の癒やしへの道(55) 峯野龍弘牧師

2014年2月21日09時16分 コラムニスト : 峯野龍弘 印刷
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第5章 心傷つき病む子どもたちの癒やしへの道

さて、以上に述べて来たことが心傷つき、心病む子どもたち、とりわけウルトラ良い子たちの異常心理、異常行動を惹き起す心の旅路、つまり原因の究明でしたが、これからはいよいよその癒やしの道について言及して行きたいと思います。

癒やしの道は、心病む子どもたちの傷つき病める心のメカニズムを解明することなしには絶対に不可能であって、それゆえそのメカニズムの解明に筆者は以上の如く、多くの時間とページ数を費やし、論じさせて頂きました。そこでここからは一気に、以上に述べて来たことをしっかりと心に刻み込みながら、絡んだ糸をほぐすように、それからの癒やしと解放の道を見つけ出して行きたいと思います。

そうすることにより一日でも早く心傷つき、病み、苦悩する彼らとその家族を健常で安息に満ち溢れた平和な生活と麗しくまろやかな、和らぎに満ち溢れた健康的な人間関係の中に解き放ち、楽しい幸せな日々を生き抜く事ができるよう手助けして差し上げたいものです。

Ⅰ. アガペーによる全面受容こそ癒やしの王道

さて、そこで先ず初めに申し上げておきたい事は、心傷つき、病んでしまったウルトラ良い子を確実に癒やす道は、この世にないのだろうか。いやあるのです。確実に癒える道、例外なく癒やす道があるのです。仮に他の様々な癒やす道、治療の方法を試みたが、遂にいずれの方法によっても遂に癒やされなかったと絶望している人がいたとしても、もしその人がこの道に従って癒やしを試みたとするなら、確実に癒やされることができるという、ただ一つ残されていた最も卓越した癒やしの王道があるのです。

それが“真の愛(アガペー)による全面受容の癒やしの道”なのです。いきなりこう申し上げるとおそらく眉唾ものと思われるかも知れませんが、いや断じてそうではないのです。これは天地万物の創造者にして、私ども人間を愛の内に創造された全能なる神の奥義であって、人間の知性や能力を遥かに超えた神の叡智による人間を癒やすための超自然的法則であるのです。

人間を創造し、人間に肉体と精神と霊を与え、かつまた生命と力を付与された創造者である神は、人間に癒やす力と道を備えられた全能者であられるのです。そして、このお方が人類に指し示し、付与された心傷つき病める者への癒やしの道こそが、この“アガペーによる全面受容の癒やしの道”であったのです。

ちなみにこのように申し上げると何か宗教臭く、特定の宗教の教えを押し付けられているかのように感ずるかも知れませんが、しかし、そのような意図は全く筆者にはありません。これは宗教の枠組みを遥かに超えた人類そのものが創造者より付与された、天与の賜物であり、人間が生きるための法則であり、真理なのです。

その意味からすれば宗教よりも、むしろ人間を癒やすための愛の科学とでも言ったら良いと思います。ですから、以下に述べる一つ一つを真摯な思いで学び、身に付け、幸いな癒やしの恵みにいち早く与って頂きたいものです。(続く)

峯野龍弘(みねの・たつひろ)

1939年横浜市に生れる。日本大学法学部、東京聖書学校卒業後、65年~68年日本基督教団桜ヶ丘教会で牧会、68年淀橋教会に就任、72年より同教会主任牧師をつとめて現在に至る。また、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会および同教会の各地ブランチ教会を司る主管牧師でもある。

この間、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン総裁(現名誉会長)、東京大聖書展実務委員長、日本福音同盟(JEA)理事長等を歴任。現在、日本ケズィック・コンベンション中央委員長、日本プロテスタント宣教150周年実行委員長などの任にある。名誉神学博士(米国アズベリー神学校、韓国トーチ・トリニティー神学大学)。

主な著書に、自伝「愛ひとすじに」(いのちのことば社)、「聖なる生涯を慕い求めて―ケズィックとその精神―」(教文館)、「真のキリスト者への道」(いのちのことば社)など。

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