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使徒の働き味読・身読の手引き

使徒の働き味読・身読の手引き(61) 宮村武夫牧師

2013年11月27日15時39分 コラムニスト : 宮村武夫
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宮村武夫牧師+

主イエスの御名をあがめ
使徒の働き19章11節~20節

[1]序

今回も、エペソ宣教とエペソ教会にかかわる記事を読み進めて行きます。

19章8節から10節では、エペソ宣教・エペソ教会全体について描いています。ところが今回の箇所は、一つの出来事を中心に記録しており、二つに分けることができます。

まず11節から17節では、パウロの宣教にともなう驚くべき奇跡とユダヤ人の魔よけ祈祷師との違いを明らかにし、「このことがエペソに住むユダヤ人とギリシヤ人の全部に知れ渡ったので、みな恐れを感じて、主イエスの御名をあがめるようになった」(17節)と強調しています。これは、11節以下の描写の頂点です。

次に18節から20節では、主イエスの御名をあがめるようになったエペソの人々の間で、現実となった出来事を取り上げ記録しています。

このように、「みな恐れを感じて、主イエスの御名をあがめるようになった」事実は、11節から17節の頂点であると同時に、18節から20節の出発点で、今回の箇所の中心です。

[2]パウロと魔よけ祈祷師の違い

(1)パウロの場合
パウロのエペソ宣教は、神の国を宣べ伝え、「神のご計画の全体を、余すところなく」(20章27節)説き明かすものでした。その中心は、「十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力です」(Ⅰコリント1章18節)と、エペソ滞在中コリントへ書き送った手紙で宣言しているように、主イエスの十字架です。

主イエスの十字架こそ、神の力です。パウロはことばをもっても、行為をもっても、ただ主イエスご自身を指し示すことに集中しています。パウロが福音宣教において戦ったもろもろの悪霊に対する戦い(エペソ6章12節)において、勝利の道は、主イエスの十字架を見上げることです。

11節と12節に描かれている、「神はパウロの手によって驚くべき奇蹟を行われた。パウロの身に着けている手ぬぐいや前掛けをはずして病人に当てると、その病気は去り、悪霊は出て行った」事実も、この十字架と切り離すことができないのです。

(2)魔よけ祈祷師の場合
彼らは、パウロが宣べ伝えている十字架の福音に聞き従うのではなく、驚くべき奇跡のみに関心を払い、自分たちの目的を果たそうとするのです。

15節、「すると悪霊が答えて、『自分はイエスを知っているし、パウロもよく知っている。けれどおまえたちは何者だ』と言った』から、悪霊に対して決定的な勝利の力を持つのは、主イエスであり、悪霊は主イエスに立ち向かうことができないと明らかにされています。主イエスの十字架こそ、人々を自由にする神の力です。

参照ガラテヤ5章1節、「キリストは、自由を得させるために、私たちを解放してくださいました。ですから、あなたがたは、しっかり立って、またと奴隷のくびきを負わせられないようにしなさい」。

ガラテヤ5章13節、「兄弟たち。あなたがたは、自由を与えられるために召されたのです。ただ、その自由を肉の働く機会としないで、愛をもって互いに仕えなさい」。

[3]主イエスの御名をあがめ

パウロがエペソで語り、なした、そのすべては、人々が主イエスの御名をあがめることを目的としていました。

18節から20節には、主イエスの御名をあがめることを出発点として現実になった出来事をルカは記しています。主イエスの十字架の福音が、偶像礼拝や魔術を行っていた人々の間でもいかに力強くその力を発揮したかを実証しています。

初めは魔術を自分の目的のため手段として利用しようと思っていた人々が虜となり、身動きできない状態に陥ってしまいます。このような人々が解き放たれているのです。縛り付けていた鎖から切り放たれていく際、犠牲を惜しまずに。

[4]結び

今回は、パウロの宣教の中心がどこまでも主イエスの十字架である事実を確認しました。知恵や聖めと十字架のことばの関係についても、主イエスの十字架こそ中心であると教えられます。参照Ⅰコリント1章30節、31節、「しかしあなたがたは、神によってキリスト・イエスのうちにあるのです。キリストは、私たちにとって、神の知恵となり、また、義と聖めと、贖いとになられました。まさしく、『誇る者は主を誇れ』と書いてあるとおりになるためです」。

すべてのことばと行為が、「主イエスの御名をあがめる」目的を目指し、また主イエスの御名を讃美しながら、すべてをなす道を教えられます。

◇

宮村武夫(みやむら・たけお)

1939年東京生まれ。日本クリスチャン・カレッジ、ゴードン神学院、ハーバード大学(新約聖書学)、上智大学神学部修了(組織神学)。現在、日本センド派遣会総主事。

主な著訳書に、編著『存在の喜び―もみの木の十年』真文舎、『申命記 新聖書講解シリーズ旧約4』、『コリント人への手紙 第一 新聖書注解 新約2』、『テサロニケ人への手紙 第一、二 新聖書注解 新約3』、『ガラテヤ人への手紙 新実用聖書注解』以上いのちのことば社、F・F・ブルース『ヘブル人への手紙』聖書図書刊行会、他。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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