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ルカの福音書身読の手引き

ルカの福音書身読の手引き(46) 宮村武夫牧師

2013年7月25日14時11分
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宮村武夫牧師+

あなたがたの名が天に書きしるされていることを
ルカの福音書10章17~21節

[1]序

今回は、宣教活動から主イエスのもとに戻った70人の弟子たちの姿を見、彼らの宣教活動についての理解と主イエスの彼らに対することばを比較しながら、この箇所を通してのメッセージに意を注ぎます。

[2]「七十人が喜んで帰って来て」(17~20節)

(1)「確かに」(17~19節)

①弟子たちの喜び
宣教活動において主イエスの御名を弟子たちが使うと、悪霊どもでさえ服従する事実を弟子たちは喜び、主イエスに報告します。

これは10章3節の主イエスのことばや16節までの人々が彼らを受け入れない場合に対しての主イエスが備えを強調していることと対象的です。

主イエスが宣教に従事する弟子たちに十分な備えをなして行かれるのに対して、弟子たちは宣教についてなお真には理解していない姿が明らかにされて行きます。

②主イエスは、「主よ。あなたの御名を使うと、悪霊どもさえ、私たちに服従します」(17節)との弟子たちのことばを否定されはしません。さらにその背後にどのようなことが起きたのか、「わたしが見ていると、サタンが、いなずまのように天から落ちました」と、弟子たちの悪霊どもに対する勝利の根拠であるサタンの敗北についてはっきり示されます。

さらに19節では、「確かに」と、マタイの福音書28章16節以下に見る復活の主イエスのことばを思わせる、サタンに打ち勝つ勝利者の権威に満ちたことばを宣言なさいます。この勝利者イエスの弟子として生かされることがいかに幸いであるか、パウロの告白をしっかり味わいたいものです(ロマ8章37~39節、参照詩篇91篇1~3節)。

(2)「だがしかし」(20節)

弟子たちに対することばは、19節までで終わりではないのです。

「だがしかし」と20節に続きます。そこには、「喜んではなりません」と言われていることばかりでなく、弟子たちが真に「喜ぶ」べきこととして、「あなたがたの名が天に書きしるされていること」を、主イエスはあげておられます。

生命の書に名前を書き込まれることまたその表現は、旧約聖書と新約聖書に一貫して繰り返されています(出エジプト32章32、33節、イザヤ4章3節、詩篇69篇28節、ダニエル12章1節、ピリピ4章3節、ヘブル12章23節、黙示録3章5節、13章8節、20章12節など)。弟子たちが地上で勝利の経験をする基礎となる神の恵みを指しています。

「神が彼らを御自分に引きよせ、彼らに愛と選びと、永遠の賜物を与えたことは、この世に対する彼らの勝利の基礎である。・・・弟子たちが神から与えられているものを見きわめ、神の恵みが彼らのものであることに自分たちの祝福があると知る、このことこそ、いつもイエスが考えておられた主要な関心事であった」(A・シュラッター、P123)

そうです。神の恵みを真に知り、無駄にしないことです(参照Ⅰコリント15章10節、ガラテヤ2章21節)。

[3]「イエスは、聖霊によって喜びにあふれて」(21節)

主イエスが聖霊ご自身によって、父なる神に祈られている、実に注目すべき箇所。

(1)21節から23節までの特徴と内容を確認するため、マタイの福音書11章25節から30節をゆっくり読み味わいます。そして御父と御子イエスの関係をこのようにはっきり描くことに焦点を合わせているヨハネの福音書を読み進めることができれば幸いです。

(2)主イエスの自己意識
主イエスはご自身についてどのように教えておられるのでしょうか。何よりご自身についてどのように意識されているのでしょうか。19、20節に見るような権威を弟子たちに与えているとの意識、また21節から23節に見る、御父の御子として特別な関係を持つとの意識は、ご自身を神とすることに外ならないことは明らかです(ヨハネ5章17、18節)。この事実こそ、主イエスのどの奇跡よりも驚くべき恵みの事実なのです。

[4]結び

(1)何を喜ぶか。確かに、楽しみと喜びは似ています。しかし全く同じでない。例えばテレビを楽しむと言っても、テレビを喜ぶと言うでしょうか。もし言わないとすれば、なぜなのでしょう。喜ぶと言っても、何を喜ぶかが肝心要。

(2)「名が天に書きしるされていることを喜びなさい」→ピリピ3章20、21節参照。牧野直之宣教師が、開成の中高聖書研究会で中学生として、高校生の私から聞いて忘れられないこととして覚えていてくださった、「天国人として生きよ」の心意気。

(3)「幼子たちに現して」、詩篇19篇8節参照。

◇


宮村武夫(みやむら・たけお)

1939年東京生まれ。日本クリスチャン・カレッジ、ゴードン神学院、ハーバード大学(新約聖書学)、上智大学神学部修了(組織神学)。現在、日本センド派遣会総主事。

主な著訳書に、編著『存在の喜び―もみの木の十年』真文舎、『申命記 新聖書講解シリーズ旧約4』、『コリント人への手紙 第一 新聖書注解 新約2』、『テサロニケ人への手紙 第一、二 新聖書注解 新約3』、『ガラテヤ人への手紙 新実用聖書注解』以上いのちのことば社、F・F・ブルース『ヘブル人への手紙』聖書図書刊行会、他。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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