Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
ルカの福音書身読の手引き

ルカの福音書身読の手引き(46) 宮村武夫牧師

2013年7月25日14時11分
  • ツイート
印刷
関連タグ:宮村武夫
宮村武夫牧師+

あなたがたの名が天に書きしるされていることを
ルカの福音書10章17~21節

[1]序

今回は、宣教活動から主イエスのもとに戻った70人の弟子たちの姿を見、彼らの宣教活動についての理解と主イエスの彼らに対することばを比較しながら、この箇所を通してのメッセージに意を注ぎます。

[2]「七十人が喜んで帰って来て」(17~20節)

(1)「確かに」(17~19節)

①弟子たちの喜び
宣教活動において主イエスの御名を弟子たちが使うと、悪霊どもでさえ服従する事実を弟子たちは喜び、主イエスに報告します。

これは10章3節の主イエスのことばや16節までの人々が彼らを受け入れない場合に対しての主イエスが備えを強調していることと対象的です。

主イエスが宣教に従事する弟子たちに十分な備えをなして行かれるのに対して、弟子たちは宣教についてなお真には理解していない姿が明らかにされて行きます。

②主イエスは、「主よ。あなたの御名を使うと、悪霊どもさえ、私たちに服従します」(17節)との弟子たちのことばを否定されはしません。さらにその背後にどのようなことが起きたのか、「わたしが見ていると、サタンが、いなずまのように天から落ちました」と、弟子たちの悪霊どもに対する勝利の根拠であるサタンの敗北についてはっきり示されます。

さらに19節では、「確かに」と、マタイの福音書28章16節以下に見る復活の主イエスのことばを思わせる、サタンに打ち勝つ勝利者の権威に満ちたことばを宣言なさいます。この勝利者イエスの弟子として生かされることがいかに幸いであるか、パウロの告白をしっかり味わいたいものです(ロマ8章37~39節、参照詩篇91篇1~3節)。

(2)「だがしかし」(20節)

弟子たちに対することばは、19節までで終わりではないのです。

「だがしかし」と20節に続きます。そこには、「喜んではなりません」と言われていることばかりでなく、弟子たちが真に「喜ぶ」べきこととして、「あなたがたの名が天に書きしるされていること」を、主イエスはあげておられます。

生命の書に名前を書き込まれることまたその表現は、旧約聖書と新約聖書に一貫して繰り返されています(出エジプト32章32、33節、イザヤ4章3節、詩篇69篇28節、ダニエル12章1節、ピリピ4章3節、ヘブル12章23節、黙示録3章5節、13章8節、20章12節など)。弟子たちが地上で勝利の経験をする基礎となる神の恵みを指しています。

「神が彼らを御自分に引きよせ、彼らに愛と選びと、永遠の賜物を与えたことは、この世に対する彼らの勝利の基礎である。・・・弟子たちが神から与えられているものを見きわめ、神の恵みが彼らのものであることに自分たちの祝福があると知る、このことこそ、いつもイエスが考えておられた主要な関心事であった」(A・シュラッター、P123)

そうです。神の恵みを真に知り、無駄にしないことです(参照Ⅰコリント15章10節、ガラテヤ2章21節)。

[3]「イエスは、聖霊によって喜びにあふれて」(21節)

主イエスが聖霊ご自身によって、父なる神に祈られている、実に注目すべき箇所。

(1)21節から23節までの特徴と内容を確認するため、マタイの福音書11章25節から30節をゆっくり読み味わいます。そして御父と御子イエスの関係をこのようにはっきり描くことに焦点を合わせているヨハネの福音書を読み進めることができれば幸いです。

(2)主イエスの自己意識
主イエスはご自身についてどのように教えておられるのでしょうか。何よりご自身についてどのように意識されているのでしょうか。19、20節に見るような権威を弟子たちに与えているとの意識、また21節から23節に見る、御父の御子として特別な関係を持つとの意識は、ご自身を神とすることに外ならないことは明らかです(ヨハネ5章17、18節)。この事実こそ、主イエスのどの奇跡よりも驚くべき恵みの事実なのです。

[4]結び

(1)何を喜ぶか。確かに、楽しみと喜びは似ています。しかし全く同じでない。例えばテレビを楽しむと言っても、テレビを喜ぶと言うでしょうか。もし言わないとすれば、なぜなのでしょう。喜ぶと言っても、何を喜ぶかが肝心要。

(2)「名が天に書きしるされていることを喜びなさい」→ピリピ3章20、21節参照。牧野直之宣教師が、開成の中高聖書研究会で中学生として、高校生の私から聞いて忘れられないこととして覚えていてくださった、「天国人として生きよ」の心意気。

(3)「幼子たちに現して」、詩篇19篇8節参照。

◇


宮村武夫(みやむら・たけお)

1939年東京生まれ。日本クリスチャン・カレッジ、ゴードン神学院、ハーバード大学(新約聖書学)、上智大学神学部修了(組織神学)。現在、日本センド派遣会総主事。

主な著訳書に、編著『存在の喜び―もみの木の十年』真文舎、『申命記 新聖書講解シリーズ旧約4』、『コリント人への手紙 第一 新聖書注解 新約2』、『テサロニケ人への手紙 第一、二 新聖書注解 新約3』、『ガラテヤ人への手紙 新実用聖書注解』以上いのちのことば社、F・F・ブルース『ヘブル人への手紙』聖書図書刊行会、他。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:宮村武夫
  • ツイート

関連記事

  • ルカの福音書身読の手引き(48) 宮村武夫牧師

  • ルカの福音書身読の手引き(47) 宮村武夫牧師

  • ルカの福音書身読の手引き(45) 宮村武夫牧師

  • ルカの福音書身読の手引き(44) 宮村武夫牧師

  • ルカの福音書身読の手引き(43) 宮村武夫牧師

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.