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「信仰」→「思考」→「実行」 佐々木満男・国際弁護士

2012年12月18日15時15分
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佐々木満男・国際弁護士+
 難しい問題が起きると、普通は(1)あわてて、まず思いついた解決策を「実行」してみる。(2)いろいろ「実行」してもうまくいかないと、あせって、どうしたらよいのかを考えて「思考」してみる。(3)いくら考えてやってみてもうまくいかない時に初めて、あきらめて、神に祈って「信仰」によって解決しようとする。

 でも、これは順序が逆なのである。(1)「思考」に基づかない「実行」は、問題に対応しているのではなく、反応しているにすぎない。「下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」式、「犬も歩けば、棒に当たる」式で、ほとんどの場合、問題を正しく解決できない。宝くじを買うように、「まぐれ当たり」を期待するからである。

 (2)「信仰」に基づかない「思考」は、かえって問題をこじらせてしまうことが多い。人間の狭い「思考」は、時空をこえた大局的、総合的な是非の価値判断ができないからである。「思考」だけに頼って問題を解決しようとすると、「策士、策に溺れる」で、往々にして「忠ならんとすれば孝ならず、孝ならんとすれば忠ならず」のジレンマに陥ってしまう。「すべて信仰によらないことは罪である」(ローマ14章23節)。

 (3)「信仰」は、全知全能の神を信じ、神の導きに従うことである。聖書のことばを、普遍的な神のことば(ロゴス)として信じ、問題の解決のために具体的に示される神のことば(レーマ)に従うことである。宇宙万物の創造主、父なる神の大局的、総合的価値判断は、絶対に正しいからである。

 「ラザロが重篤であることを知りながら、なぜ早く来て癒してくださらなかったのですか?」 マルタはイエスに不満を言った。イエスはマルタに答えて言われた。「もし信じるなら神の栄光を見るであろうと、あなたに言ったではないか」(ヨハネ11章40節)。

 (1)ラザロが重篤だという知らせを受けた時、イエスはまず、「生きているラザロを癒すのではなく、死んだ後に彼を生き返らせることが神の導きである」と信じた。(2)次に、死んだ後にラザロを生き返らせるタイミングと手段と場所を考えた。(3)最後に、死んで葬られて4日経ったラザロの墓の前に立って、「ラザロよ、出てこい!」と、人々の見守る中で、大声で叫ばれた。なんと、ラザロは生き返って、死体を巻く亜麻布を着けたまま、墓から出てきた! こうして人々は神の栄光を見た。

 「思考」の役目は、「信仰」によって得られた神の導きを「実行」するための方法を考えることである。神は絶対的に正しいお方であるから、神のみこころがなるならば、忠がならなくても、孝がならなくてもよい。いや、神のみこころがなることこそが、真の意味で、忠もなり、孝もなるのである。

 問題の正しい解決のプロセスは、(1)まず「信仰」によって神から正しい導きをいただいて、(2)次に「思考」によってそれを実現する方法を考え、(3)最後に勇気を持ってそれを「実行」することである。本当は、「信仰」も「思考」も「実行」も、それぞれに神の助けが必要なのである。

 「信仰」→「思考」→「実行」のプロセスを正しく踏むようにすると、神による問題のすばらしい解決を見ることができる。

 「心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りに頼るな」(箴言3章5節)

◇

佐々木満男(ささき・みつお)

 国際弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL.M)。インターナショナルVIPクラブ(東京大学)顧問、ラブ・クリエーション(創造科学普及運動)会長。

■外部リンク:【ブログ】アブラハムささきの「ドントウォリー!」


※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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