Skip to main content
2025年8月15日08時40分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

太陽はいつも輝いている 佐々木満男・国際弁護士

2012年11月19日14時41分
  • ツイート
印刷
佐々木満男・国際弁護士+
太陽を遮るもの

 「ああ、いい天気だなあ!」

 ほおをなでるそよ風を楽しみながら、芝生に寝そべっていたら、にわか雨が降ってきて、びしょぬれになったことはありませんか? 暖かい日に家族で外出したら、途中から寒くなり、子供が風邪を引いてしまったことはありませんか? 台風が来て、大切な旅行の計画が狂ったり、夜になると不安で、眠れなくなってしまったことはありませんか?

 もし、太陽が突然消えてなくなってしまったら、どうなるでしょう? 暗闇と極寒に襲われて地上のすべての生命は死滅し、軌道を失った地球は、無限の宇宙を永遠にさ迷い続けることでしょう。このように、太陽の存在価値は計り知ることができません。

 ありがたいことに、太陽はいつも輝いています。雨雲の上に、寒冷前線の上に、台風の上に、そして闇夜の裏側に、太陽はいつも輝いているのです。

 でも、たとえ一時でも太陽が遮られると、私たちは動揺し、不安になり、気持ちが落ち込んでいきます。陽が当たらない状況に右往左往し、太陽を求めてもがきます。そして、輝く太陽に再び照らされると、心が安らいでうれしくなり、元気を取り戻していきます。何かに遮られるたびに、太陽のありがたさが身に染みるのです。

大型経済犯罪に連座して

 「もうだめだ! と思いました。ああ、これで一生を棒に振ってしまった。クリスチャンとして大変申し訳ない、という思いでいっぱいでした」

 不況にあえいでいたある大企業が、起死回生の新企画を打ち出し、それが功を奏しつつありました。ところが、その企画が違法であるという疑いが生じ、Aさんを含む担当幹部数名が警察に呼び出され、被疑者として取り調べを受けることになったのです。

 事件は新聞の第一面で報道されるような大問題に発展し、警察での尋問と取り調べは、連日10時間を超えるほど過酷なものでした。有罪の証拠を固めて起訴に持っていくのが警察の仕事です。被疑者が語った警察側に有利なことばを、つい大きく誇張したり、ニュアンスを故意に曲げてあたかも犯罪行為を認めたかのような調書を作成し、それに署名するよう要求することにもなりがちです。最近は、検察官の偽造調書の問題が大きく問題にされました。

 「こんなことは言っていません!」

 「こういう意味で言ったのではありません!」

 そう否定すると、「おまえ、俺がうそを書いたというのか! ちゃんとこう言っているじゃないか!」と、取り調べの際のメモを見せられたりします。

 「おまえが言ったことは、要するにこういうことなんだよ! おまえがよくわかるように書いてやったんだ。どうだ、この通りだろう!」

 大声で怒鳴られることもあります。

 すでに心身共に疲れ切っている被疑者は、もはや抵抗する力を失い、「もしかしたらそうかもしれない。どうせ有罪になってしまうんだ、もうどうでもいいや」

 こう捨て鉢になって署名してしまうこともあるのです。

 「本当に苦しい時は、祈ることもできないということを、いやというほど体験しました」

 当初は、神に助けを求めて真剣に祈っていたAさんは、取り調べが厳しくなるにつれ、疲労と恐れがどんどん募っていきました。必死に聖書を読むのですが、神のことばが頭を素通りするだけで、心に入ってきません。うめき声は出ても、祈りにはなりません。しかし、どんなに疲れていても、供述調書だけは自分の語った本当のことだけを書いてもらいました。

 捜査が終わって、ついに長年勤務した会社に辞表を提出し、裁判所から検察官の起訴状が届くのを待つばかりとなりました。しかし驚いたことに、担当幹部全員が起訴されたのに、Aさんだけが不起訴処分になったのです。

 「『いっそ死んでしまいたい!』 何度こう思ったかわかりません。でも、自分は祈れませんでしたが、私の無罪を信じてくれた妻が、あきらめずにずっと祈ってくれていたのです」

 人生最大の試練を乗り越えて神の栄光を見たAさんは、喜びを抑えることができませんでした。今では、外資系企業に採用され、張り切って働いています。平穏無事に生活できることを心から感謝し、これまで以上に神を愛し、家族を大切にするようになりました。

太陽として輝いているイエス

 あなたの上に、時として、悩みの黒雲が、覆いかぶさってくることでしょう。悲しみの涙の大雨が、降ってくることでしょう。恐れや怒りの台風が、襲ってくることでしょう。憂いと絶望の闇夜に、包まれることもあるでしょう。

 でも、昨日も今日もいつまでも変わることなく、あなたの心には、イエスが太陽として輝いています。永遠の愛をもってあなたを熱愛し、まばゆいばかりの栄光と希望で、あなたを暖かく照らしているのです。

 悩みも、悲しみも、恐れも、怒りも、憂いも、絶望も、さまざまな問題が、あなたとイエスとの間を遮っているために一時的に生じたものにすぎません。あなたは信仰によって問題を突き抜け、イエスに近づいていくことができます。あなたが近づけば近づくほど、イエスの愛の暖かさが、希望の輝きが、増し加わっていくのです。

 どんな問題の上にも、イエスが太陽として輝いていることを信じ続けましょう。難しい問題に遭遇してこそ、あなたは真剣に、かつ必死に神を求め、神を探し、神の門をたたくようになります。こうして、あなたはあらゆる問題を超越して、神の絶大なる恵みを、豊かに体験できるようになるのです。

◇

佐々木満男(ささき・みつお)

 国際弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL.M)。インターナショナルVIPクラブ(東京大学)顧問、ラブ・クリエーション(創造科学普及運動)会長。

■外部リンク:【ブログ】アブラハムささきの「ドントウォリー!」


※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
  • ツイート

関連記事

  • 被害者意識を捨て去ろう 佐々木満男・国際弁護士

  • すでにかなえられたと信じよう 佐々木満男・国際弁護士

  • 問題を突き抜けよ! 佐々木満男・国際弁護士

  • 表現者意識を持とう 佐々木満男・国際弁護士

  • 問題を笑い飛ばそう! 佐々木満男・国際弁護士

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • ワールドミッションレポート(8月15日):ブラジル 命を印刷する印刷所

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 聖書のイエス(15)「わたしだ。恐れることはない」 さとうまさこ

  • 立ち向かう勇気 佐々木満男

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(9)心地よく食べ、心地よく眠るということ 臼田宣弘

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 立ち向かう勇気 佐々木満男

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(228)宣教は聖霊の働きによって拡大する 広田信也

  • 主キリストの選びに生きよう 万代栄嗣

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • メディアに取り上げられるキリスト教のイメージを改善する4つの方法

  • 【PR】「失われた十部族国際シンポジウム2025 in Japan ―古代イスラエル部族末裔の方々をお迎えして―」 東京・立川で9月14〜16日

編集部のおすすめ

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.