ヒット曲「God of the City」が生まれたタイの歓楽街のように、たとえ暗闇の中でさえ神が光を灯しておられるという感動を与えたブルートゥリーが5月8日、ニューアルバム「Kingdom」を携えて帰ってくる。シンガーソングライターでバンド創設者のアーロン・ボイドに触発された人々が集うエクスチェンジ・チャーチ・ベルファストは日曜日の朝と夕方に勉強会を開いており、アルバム「Kingdom」も集会に新風を巻き起こしているという。
アイルランドの母教会を離れて多くの時間を過ごし、一定的ではなく、また独創性に欠けた自分自身を発見したブルートゥリーは、スケジュールを白紙に戻し、契約会社を変更してバンドとして再起した。このことはバンドだけではなく、彼らとともに賛美し学ぶ信仰者のコミュニティー全体に影響を与えている。
この結果として新曲は、ブルートゥリーの2年ぶりのアルバム「Kingdom」という形に収まった。同アルバムは英国リヴァプールのスタジオで収録され、米国テネシー州フランクリンのスタジオでミックスされた。エクスチェンジ・チャーチ・ベルファストのワーシップリーダーであるボイドやロビン・マーク、キャサリン・スコットおよびライアン・グリフィスも作曲を手掛けている。
アルバムに収録されている「Jesus Healer」は、嚢胞性線維症を患っているボイドの幼い娘との歩みについて書かれたもので、「Kingdom」の中の多くの個人的なスナップショットのうちの一曲となっている。
ボイドは、「教会の中で美しいことは、賛美と御言葉が密接な関係をもっていることなんだ。人々は御言葉によって刺激され、作曲の才能を開花させる。そして彼らは教会で賛美する。そこで起こったことを受けて教会では曲と同じ『Jesus Healer(癒やし主イエス)』という題名で10週間の説教シリーズが生まれたんだ」と語った。
同アルバムは、「神の国の子どもとしての我々」という包括的なテーマとともに、愛によって定義される生活、神の人間に対する不相応な好意と助力が信仰者にとって何を意味するのかを強調している。
ボイドは、「サウルの甲冑を身にまとったダビデは、結局それを脱いでしまい、それは自分には合わないと言った。ダビデは彼の人生の中で神の力の存在を知っていたんだ。そして彼は生涯、神の力によって働き、神と契約を結んで生きていることを知ったんだ」と説明した。
またボイドはニューアルバムを出す目的について、「僕たちは『Kingdom』で教会を力付けたかったんだ。僕たちは人々にイエスの歩みを伝えて、彼らを束縛から解放し、自由を与えることができる。教会は儀式や派手なプログラムを行う場所じゃない。教会で人々が神と出会わないなら、僕たちは核心を見失っていて、教会は単なる社交クラブになっているんだ。だから僕は神に全身全霊をささげて言いたいんだ。『神よ、ここに私がもっている全てがあります。あなたが用いられようとそうでなかろうと、私はここにいます』って」と語った。
アイルランドのベルファストを拠点とする現代ワーシップバンド、ブルートゥリーの人気アルバム「God Of This City」は、2009年のクリスチャンレコードのベストセラーとなり、バンドはその年のダヴ・アワードのニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー賞にノミネートされた。また、ボイドは2010年に著書『God of This City: Greater Things Have Yet to Come (Regal)』を出版している。
「Kingdom」の収録曲は以下の通り。
1. Glorious Victorious
2. You Were You Are
3. Exalt Him
4. Destined to Reign
5. Rest
6. Lightens Up
7. It Is Finished
8. Jesus Healer
9. Shine
10. You Are My Rock
11. Under My Feet
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