ブラック・ヒストリー・マンス・イベントで歌われた「Changed」は、サンデー・ベストで競い合った際のアンドレア・ヘルムズ以上のものだった。ゴスペルシンガーは自殺願望と葛藤していることを明かした一方で、ワーシップリーダーとして献身し続けている。
「神は私を変えて下さった。だからこの曲は私に何かを訴え掛けるの」とヘルムズは自身の人生経験を控えめに表現している。
3月6日にアルバム「Moving Forward」をリリースするヘルムズが披露した「Changed」は、産後鬱の苦しい時期を乗り越えることができた感謝の歌声を響かせた。
産後鬱は、女性が出産後数カ月にわたって悲しみや絶望、虚無感などに襲われるという深刻な病として注目されている。ヘルムズは、「息子を出産してから、文字通り自殺願望を伴った重症の産後鬱と闘っていたの」と語った。
米国疾病管理予防センター(CDC)の研究によると、米国では17州で5万2000人以上の女性が産後鬱にかかっており、比率はメイン州の11・7パーセントからニューメキシコ州の20・4パーセントまでが報告されているという。CDCは、病気で苦しむ女性たちのために産後鬱の原因の究明を急いでいる。
愛情に溢れる家庭の中で育ったヘルムズは、自身の回復を助けてくれた母親を信頼しており、「母は炎のような祈りの戦士なの。私の回復を祈ってくれたのよ」と語っている。
強烈な歌声で多くのファンたちを驚かせたヘルムズは、息子との貴重な時間を失いながらも病気と闘い、また宣教のために献身している。
彼女は、「私は一貫してワーシップをリードしているけど、それは本当に辛いことなの。息子が生まれた最初の年の多くのことが思い出せないわ。だって私の精神状態は普通じゃなかったんだもの」と語った。
苦しい時期を体験したのもかかわらず、ヘルムズはポジティブに振る舞っており、同じ病に苦しんでいる女性たちを力付けるために、自身の体験を語っている。
「神は私たちが他の人の役に立つことができるように、そのような状況に私たちをお導き下さっているの。今私は毎日、勝利の道へと歩んでいるわ。そして女性たちと話して、その病がどこからもたらされるのかを理解し合うことができるのよ」
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