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ローマ教皇「若者は御言葉を聞きたがっている」

2011年8月30日08時34分
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8月19日、スペインマドリードで(写真提供:WYDコミュニケーション部)。+
 16日から21日まで、スペイン首都マドリードで青年カトリック教徒らの世界的大会であるワールド・ユース・デー(WYD)が開催された。ローマ教皇ベネディクト16世は先週4日間スペイン首都マドリードを訪れた。マドリードでは140万人もの青年カトリック教徒らがWYDのために集った。WYDは2~3年ごとに開催される世界的な青年カトリック教徒の大会である。

 18日ローマ教皇ベネディクト16世はスペイン首都マドリードバラハス空港に到着し、スペイン国王フアン・カルロス1世の歓迎を受けた。ローマ教皇はスペインロイヤルファミリーの他、数十万人もの世界各国から集った青年カトリック教徒らの歓迎を受ける中、「表層文化、消費主義と性的乱れが氾濫した社会において、若者が神様を知りたがっている」ことが伝えられた。ローマ教皇は、「マドリードでワールド・ユース・デーのために集まった多くの若者とお目にかかれるのを嬉しく思います。多くの青年たちが、神様の御言葉を聞き求めて、そして信仰の強さを明白に示せることを願ってマドリードに集われています。そのうちの多くの若者が神様の御声を聞いてきました。それはほんのささやき声であったかもしれませんが、その御声によって神様をより熱心に捜し求め、他者と自身を信仰の生へと導いた経験を分かち合おうとするようになりました。表層文化、消費主義、快楽主義が浸透する中にあって、また個人主義が広まり退廃が進む中にあって、神様を知らずにこのような押し寄せてくる流れに立ち向かうのは困難であることを知るようになりました。そして彼らは本当の意味で幸せになるには、情熱を信仰の生にささげるべきであることを知るようになりました」と伝えた。

 またローマ教皇は青年カトリック教徒らにキリストに完全に自身を委ねることで、決して「ひとりではない」ことを知るように奨励した。ローマ教皇はWYDに世界中から非常に多くの青年カトリック教徒らが集ったことから、教会の将来性を確信することができたと喜びの声を伝え、「(神にあって)困難なことはありません。世界中で緊張関係が高まっており、紛争が続いています。流血を伴う紛争も未だに生じています。しかし、私は改めて心を込めて若い皆さまに申し上げたいと思います。誰にもあなたの平和を奪われることのないようにしてください。主を恥じるように思わないでください」と伝えた。

 18日スペインを訪れたローマ教皇は、スペイン国王フアン・カルロス1世に歓迎を受けた。スペイン国王は、「マドリードに来たすべての人々がより良い社会を形成し、今日迫りくる難題を乗り切るために、あなたによる平和、慈善、公正の教えを待望しています。特に若者にとっては今日の世界で様々な問題を抱え生きにくい時代を迎えています。個人的な人格形成の問題や、就職難の他にも、今日の世界にはびこる人間性に関する深い問題と立ち向かわなければならない状況にあります」と述べた。
 
 WYDマドリード大会日本事務局によると、日本からワールド・ユース・デーへの巡礼者は400人ほど(うち司教団のグループは340人)となったという。司教団グループは司祭30名程度、修道女5名、その他同伴者2名、青年約300名で構成され、そのうち約半分の140人が9日から12日にかけて徒歩巡礼に参加し、マドリードの本大会前にスペインビーゴからサンティアゴ・デ・コンポステーラまでのポルトガルルートを約100キロメートルの道のりを歩んだという。

 19日午後マドリード市内で行われた十字架の道行では、内戦で苦しむアフリカの青年たちや、失業している若者たち、体の不自由な人たちなど、それぞれの環境下にあって苦境にある参加者の代が交代で十字架を担ぎながら進んだ。十字架の道行の最後の14留は、大震災で大きな被害を受けた日本とハイチの若者たちによって担がれた。担いだ日本人はカトリック仙台教区の青年と髙見三明大司教の6名であったという。

 20日夜にはローマ教皇と共に夕べの祈り、聖体礼拝をささげ、マドリードに集った青年カトリック教徒らは、悪天候の中野宿し朝を迎えた。土砂降りの雨となったにもかかわらず、世界各地から巡礼に来た青年カトリック教徒らは、数時間の野宿での睡眠を挟みながら、祈りや讃美を歌って夜明けまで過ごした。21日最終日の教皇司式による派遣ミサにおいてローマ教皇は青年カトリック教徒らに対し、信仰をもって、その信仰を成長させ、世の中の人々と分かち合うように勧めた。

 熱心に祈りながら朝を迎えた一面に広がる青年カトリック教徒らを見渡して、ローマ教皇は「私の心は喜びで満たされています。イエス様は皆さんに特別な愛を注がれています。信仰はキリストの神性をすべての側面で深く掴むための能力です。信仰を保つのに葛藤が生じるときもあるでしょうが、信仰はまず自分の思いを神に向けようと働きかけることから始まるのではなく、まず神様から愛を受け、神様がそれぞれの人々に触れることから始まります。信仰はつまるところキリストとの個人的な関係性であり、私たちのすべての思い、感情、人格を主にささげることにあります」と述べた。

 ローマ教皇はさらに信仰について、イエス・キリストとの個人的な関係性は常に行動を伴うものであり、他者への奉仕や愛の実践をしていかなければならないと述べた。さらにその行動は教会、イエス・キリストを主であり、救い主としての主の使命を信じる共同体と共になければならないと伝え、「神のひとり子であるキリストを皆さんの生活の中心に置いてください」と呼びかけた。

 21世紀現代IT社会に生きる多くの青年カトリック教徒らは、WYDで体験した出来事をフェイスブックやツイッターなどで紹介しようとしている。ローマ教皇は「どのようなものを用いて情報を共有するにしても、真実の信仰を保たなければなりません。皆さんはキリストの使徒としてとても大きなタスクを担っています。何かより偉大なものを探し求めている若者たちが世界中に溢れています。(そのような若者たちと)信仰を分かち合ってください。そして若者たちにより真実なる価値観が存在しているのだということを伝えてください。神様に居場所を与えない空しい生活スタイルに誘惑されないようにしてください」と伝えた。

 日本からWYDに参加した聖ドミニコ宣教修道女会の佐々木裕子シスターは、CTの取材に対し「初めてWYDに同伴者として参加した私にとって、このマドリード大会は、体力勝負のかなり過酷な旅、ハプニング続きの宝物探しの探検にも似た巡礼でした。『これがWYDの凄さだ』と身を持って体験でき、今は深い喜びと感謝、達成感に満ちています。この巡礼を若者たちは、全力で楽しみ、Firmes en la fe♪(同大会のテーマソング)を口ずさみながら、一歩一歩歩き、語り、分かち合い、交わり、世界中の仲間と結ばれていることを感じながら、最終日には教皇のもとに集いました。『新しい福音宣教にあなた達が出かけよ!』と教皇から派遣され、証し人として生きるよう励まされた若者たちは、日本中に散らばり、誰もが今それを噛み締めているに違いないでしょう。そしてそれぞれの持ち場で少しずつそれを実践してくれるに違いないと期待しております」と感想と青年信徒への期待を述べた。

 次回WYDは2013年にブラジルリオデジャネイロで開催される予定であるという。

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