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教皇、マドリッド訪問 「世界青年の日」に参加

2011年8月24日12時32分
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 【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は8月18日、第26回『世界青年の日』大会参加のため、スペインの首都マドリッドのバラハス国際空港に到着した。教皇のスペイン訪問は、バレンシア(2006年7月)、サンティアゴ・デ・コンポステーラとバルセロナ(2010年11月)訪問に続き3度目。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、空港で行われた歓迎式の挨拶で教皇は、キリストに関心を持ち、自分の存在に意味を与える真理を求めて集う世界中のカトリックの若者たちに会いに来た、と訪問の目的を述べた。

 マドリッド大会は、16日の開会ミサに続き、17,18日はグループ別に司教らによるカテケーシスが行われ、大勢の若者たちがその教えに真剣に耳を傾けた。

 大会は教皇の現地入りと共に、一層の熱気を帯びた。至る所で世界各国の旗を掲げて歩く若者たちが行き交い、各所で行われている集いには歌や歓声があふれると同時に、祈りの場所では静かに祈る参加者らの姿が見られた。ブエン・レティーロ公園に設けられた告解場では、ゆるしの秘跡を受ける若者たちの姿が夜遅くまで絶えなかった。若者たちに秘跡を授けるために数千人の司祭らが4時間交代で対応した。

 教皇は19日、バチカン大使館で、若者たちの代表と昼食を共にした。5大陸から各2人、スペインから2人の12人の青年男女ボランティアが抽選され、食卓を囲んだ。教皇は若者たちの話しに熱心に耳を傾けたと言う。

 同日夕方からマドリッド中心部で、教皇と若者たちによる十字架の道行きが行われ、約60万人が参加した。会場には厳かな雰囲気が立ち込めた。若者たちはイエスのカルバリの丘での苦しみを共にたどると同時に、戦争や自然災害、麻薬問題、宗教上の差別など、現代の人類の様々な苦しみに思いを向けた。

 十字架は内戦で苦しむアフリカの青年たちや、失業している若者たち、体の不自由な人たちなど、参加者の代表が交代で担ぎながら進み、最後は、大震災で深刻な打撃を受けた日本とハイチの若者たちによって担がれた。

 教皇は、私たちがイエスのためにできること、それをヨハネの手紙一3・16「イエスは、わたしたちのために、命を捨ててくださいました。そのことによって、わたしたちは愛を知りました。だから、わたしたちも兄弟のために命を捨てるべきです」が明示していると述べ、十字架の道行きの中で人類の様々な形の苦しみを目にしたが、これらは主の後を歩み、私たちが主の慰めと救いのしるしになるようにとの、主からの招きである、と強調した。

 20日、クアトロ・ヴィエントス空港で、教皇を迎え、閉会前夜の祈りの集いが行われた。朝から各国の旗を立て、リュックサックを背負い会場に向かう若者たちの行列が途絶えることなく続いた。教皇が到着した開始時刻の参加者は約200万人。

 教皇は、若い人がキリスト教の信仰に忠実にあると共に、現代社会の中で大きな理想を追求し続けるにはどうしたらよいのかと問いながら、その答えとして、「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛してきた。わたしの愛にとどまりなさい」(ヨハネ15・9)というイエスの言葉を示した。

 教皇は、キリストの愛にとどまり、信仰に根をおろすなら、逆風や苦しみの中でも喜びの源泉を見出すことができるだろうと説き、「どのような逆境も皆さんを押しつぶすことがないように。世を、未来を、皆さんの弱さを恐れてはなりません。主は、皆さんが信仰によってその御名を地の至るところに伝えるように、皆さんが歴史の今この時を生きることを望まれたのです」と若者たちを励ました。

 雨風が強くなり、前夜祭が一時中断している間も、若い人々の活気と喜びがもたらす陽気さは変わらず、参加者は皆、会場にとどまり、歌いながら、辛抱強く進行の再開を待った。

 教皇は10分ほどして再びスピーチを再開、6言語で会場の若者たちに挨拶をおくった。

 最後の聖体礼拝を教皇は最も大切なものと位置づけ、聖体の前で長く祈った。この聖体礼拝のために、トレド大聖堂から高さ3メートル近い16世紀製作の聖体顕示台が運ばれた。祈りに集中する教皇の姿を目に焼き付けながら、深い沈黙に包まれた広大な会場で、若者たちも祈り続けた。

 教皇は21日、マドリッド大会の閉会ミサを、前夜祭と同じクアトロ・ヴィエントス空港で行った。ミサには前日の200万人以上が加わり、入りきれなかった人々は、スクリーンの設置された会場に集まった。また、ミサにはフアン・カルロス1世国王夫妻も参列した。

 ミサの説教で教皇は、「信仰は人間の努力や理性によるものでなく、神の賜物であり、その始まりは神ご自身の働きかけにある」と強調。信仰はキリストのいくつかの特徴を知ることではなく、キリストとの個人的な関係を築き、知性や意志、感情など自分のすべてをもって神の働きかけに従うことを要求するものと話された。

 さらに、「イエスに信仰のうちに従うとは、教会との交わりにおいて、イエスと共に歩むこと」とも、教皇は述べ、1人でイエスに従うことは出来ず、自分よがりの方法や個人主義的誘惑に陥るならば、間違ったイメージに惑わされて、イエス・キリストに出会えない危険があると、注意を促した。

 教皇は、イエスとの友情に励まされて、一人ひとりが異なる環境、時には拒絶や無関心に出会うかもしれない環境の中で、勇気をもって信仰を証しして欲しいと要望した。
 ミサ後のアンジェラスの祈りで、参加者たちの帰りを待っている友たちの存在に触れた教皇は、これらの友だち、特に困難な状況にある人々、そして家族や教会共同体の人々に私の愛情を伝えてほしいと述べた。

 最後に教皇は、次回2013年の『世界青年の日』大会の開催地は、ブラジルのリオデジャネイロと発表、沸きあがる拍手と歓声の中、スペインの若者たちからブラジルの代表者らに、『世界青年の日』の十字架が手渡された。

 教皇は同日夕、バラハス国際空港から空路ローマに向かった。

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