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NIV最新訳問題の大半はジェンダー問題

2011年5月12日17時11分
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 米ゾンダ―バン社による2011年度版NIV最新訳について、ジェンダーに関わる問題で福音主義保守派評議会から多くの指摘がなされている。同社は時宜にかなった訳出をすることで、聖書訳の問題で信仰に躓きを与えないように、最新訳においてジェンダーに関する多くの用語の訳出を中立性をもたせるものに変更を試みている。
 キリスト教福音主義保守派「聖書の男性・女性評議会(CBMW)」では、米国のプロテスタント諸教会で広く使われている新国際訳(NIV)聖書の最新訳「今日の新国際訳(TNIV)」と呼ばれる2011年度版の訳出問題の75パーセントがジェンダー問題であることを最新報告書としてエクセルファイルで詳細にまとめ発表を行ったことを米クリスチャンポスト(CP)が報じた。

 CBMWはTNIVの最新訳について「ジェンダーに関する言葉において十分に信頼できるものとはいえない」との見解を発表した。同評議会は昨年11月にも2011年度版の最新訳に関して「ジェンダーに関する言葉の問題」を指摘していた。NIV最新訳の聖書翻訳では、聖書の中で多様される男性名詞・代名詞である「息子」「彼」「父」「兄弟」についてジェンダーにおける中立性を持たせる訳出を行っている。

 クリスチャンの間では「兄弟」「彼」と書かれていても暗黙のうちにその中に女性の意も含まれると解釈している箇所であっても、未信者が初めて聖書を手に取った場合、これらの箇所を読んで信仰の躓きとなることが考えられる。ゾンダーバンでは、現代におけるクリスチャンに限らずすべての聖書に興味のある人々に理解しやすい訳出を行おうと改変を行っている。

 CBMWによる23ページの報告書によると、最新訳では3,699か所の「不正確な個所」が存在し、うち2,766カ所がジェンダーに関する問題であると報告された。CBMWでは2つのエクセルファイルで詳細に最新訳の旧約聖書・新約聖書での変更された言葉で不正確である箇所についてデータとして記録し、報告を行った。同評議会によると、2011年度版NIVは、1984年度版の改訂版ではなく、2005年のTNIVの改訂版となっているという。2011年度版NIVの最新訳では「福音主義フェミニストの肩をもった訳出となっている」との指摘がなされた。

 たとえば、Ⅰテモテ2章12節では「私は、女が教えたり男を支配したりすることを許しません。ただ、黙っていなさい(1984年度版)」と書かれている。一方2011年度版の最新訳では「私は、女が教えたり男を支配できると見なすことを許しません。ただ静かにしていなさい」とされている。聖書の最新訳については、女性が教会を公に指導していくことができるかどうかの論議は取り残されたままとなっていると米聖書ブロガーから指摘されている。

  CBMWでは、最新訳のⅠテモテ2章12節の訳出は女性が教会において牧師や指導者となることを支持する訳出となっていると指摘しており「女性牧師や年配の女性教会員は、自分のイニシアチブに関する権威が自分にあることが認められず、その権威は他の牧師や年配教会員に委ねられるものでなければなりません。NIV翻訳者らは、他の現代英語訳聖書のいずれにも見られないようなフェミニストに対する権威を妥当のものとする訳出を行っている傾向が見られます」と指摘した。

 さらに1コリント14章「(33節)それは、神が混乱の神ではなく、平和の神だからです。(34節)教会では、妻たちは黙っていなさい。彼らは語ることを許されていません。律法も言うように、服従しなさい」についても現代社会においてジェンダーに関する議論が高い箇所であるが、この2節を2011年度版では「(33節)聖徒たちのすべての教会で行われているように、神が混乱の神ではなく、平和の神だからです。(34節)教会では、妻たちは黙っていなさい」と「聖徒たちのすべての教会で行われているように」を完全に33節に移行してしまっているが、CBMWでは、この移行もフェミニストによる「パウロ使徒はコリントという都市における地域的問題についてのみ言及しているのだ」という主張を支持するものであると指摘している。

 CBMWはゾンダーバン聖書最新訳について2点称賛している。1点は2002年および2005年の「今日の新国際訳(TNIV)」で不正確と指摘したジェンダー用語の訳出箇所933点が改善されていること、2点目は透明性と公開性をもって全翻訳過程が進められたことであるという。

 結論としてCBMWは2011年度版NIVの翻訳について「残念ながら英訳聖書として十分に信頼のおける聖書として推薦することはできません。ゾンダーヴァンが1984年度版の訳出に戻らない限り、2011年度版NIVが利用できる唯一のNIV聖書となってしまうでしょう。そのため、私たちはNIV訳聖書それ自体を推薦できないことになってしまいます」と見解を述べている。

 訳出問題の指摘については、2月にゾンダーバン社取締役の一人が米CPに対し、CBMWが11月に指摘してきた事柄に対応する返答を行うつもりはないと伝えていた。ゾンダーバン社シニアプレジデントのチップ・ブラウン氏は「CBMWが言いたいことは、彼らは最新訳を称賛することはできないということです。それはそれで結構です。彼らは他の訳出を好むのでしょう。私たちは時宜にかなった訳出をすることで、未信者が聖書の訳出問題のせいで信仰に躓くことのないようにしようとする立場にあります。変更を加える過程においては、その変更に同意する人もいれば同意しない人も必ず生じてきます。そのようにして道が開かれていくのです」と述べている。

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