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「ユダの福音書」米神学者が論破

2006年4月10日12時23分
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 テレビコメンテーターや学者、そしてメディアが「ユダの福音書」に関して世間を騒がせるに伴い、ユダ、イエス、キリスト教共同体に関する伝統的な福音の理解において再検討をせざるを得ない状況になった。このような中で、米国における神学者の権威とされる学者の数名が、ユダの福音書にまつわる噂を鎮圧させようとしている。


 イースターを数日後に控え、ユダはイエスの要求に従ったイエスのお気に入りの使徒であったと解釈する「ユダの福音書」の英訳が6日米国地理学協会によって発表され、イエスを十字架刑に導くまでの出来事に関する議論を巻き起こすことになった。


 米国サザンバプテスト神学校学長のR.Albert Mohler 博士は、
 「ある解説者は、ユダの福音書とされる文献の発見、解読によってキリスト教共同体の全くの再構成を余儀なくされ、ユダとイエスに関する私たちの認識も全く新たにされないといけないと主張します。しかしながら、現実にはなにも見解の改変作業は行われておりません」と述べた。


 Mohler博士は『ユダの福音書』には強いグノーシス的見解が含まれており、聖書聖典の4福音書の権威を確かなものにするものであると主張している。


 7日世界最大の神学校の学長らによって書かれた解説文の中で、Mohler博士はこの「ユダの福音書」といわれる文献は非常に興味深いものであるが、この文献は4福音書と矛盾するものではなく、異端と呼ばれる宗派の人々に、別の解釈の仕方も可能であるという余地を与えるだけであると述べた。


 この文献がユダによって書かれたという主張にも関しては、Mohler博士はこの文献はキリストの誕生後300年後に書かれたもので、ユダの死からはるか後に書かれたものであると述べ、反論している。


 さらに、この文献ではそのアイデア、言葉の選択の仕方からして、グノーシス主義が色濃く表出されているという。


 Mohler博士はキリスト教徒らの声を代表してCNNの"Larry King Live",NBCの"Today Show"、"Dateline NBC"への出演を依頼されており、ニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナル、USAトゥディのような大衆紙に論説を依頼されている。
 このような大衆紙向けの記事としてMohler博士は、
 「ユダの福音書の中に含まれる内容には正統派キリスト教に対して、一見全く類似性を見ることは出来ません。それ故に、初代教会はこの書物を権威ある正真正銘の福音書と見なさずに除外したのです」と述べた。


 この福音書によるグノーシス主義的な性質は、この文献の中のイエスとユダのやり取りの中に見られる。というのもイエスがその会話の中で、「aeons(永遠なるもの)」、「eternal realm(永遠なる領域)」という言葉を使用しているからである。


Mohler博士はさらにユダはユダの福音書の中では13番目の霊として呼ばれており、イエスが霊的な世界に入るためにイエスを肉体から解放すために選ばれたと書かれていることを強調した。


 グノーシス主義の主な概念は、神秘的で秘密の知識に焦点を置いており、物質界と霊的世界の間の二元性を強調する所にある。


 Mohler氏は、「要するに、グノーシス主義では、物質界を逃避して霊的世界に突入する方法を模索しているのです」と説明した。


 ユダの福音書ではイエスがユダに『しかしあなたは彼ら弟子のすべてを超越する存在になるでしょう。あなたは私に衣を着せるために犠牲するのですから』と述べている状況が含まれている。


 この状況の中に、強いグノーシス主義が見られる。イエスはこの状況で、ユダにイエスを肉体から解き放ち、霊として解放することを援助するように要求しているのである。
 
 さらに、Mohler氏は、イエスが人々の前で十字架刑にかかり死なれ、そのことで人類に崇められていることはユダの福音書では完全に抜けていると述べた。


 その結果として、この文献は初代教会指導者らから異端として除外されたという。
 
 アバディーン大学の新約聖書専門の教授、Simon Gathercole博士もまた文献は正真正銘のものであるが、福音書になんら重要な影響を与えるものではないとし、
 「このユダの福音書と呼ばれる文献は確かに古代の文献ですが、私たちになにか新しいことを告げるほど影響をもたらすものではありません。この文献にはユダとイエスに関して一世紀の世界ではあまり重要でなかったが、その後人気のある話題となってきたテーマを含んでいます」と述べた。


 Mohler博士は、
 「実に、グノーシス主義的アイデアは後の時代で人気を得るようになりました。そして今急激に人気を醸しています。福音の真理は、キリスト教徒は新約聖書のとりわけマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4福音書に権威があることをこれからも確信し続けるでしょう。知識あるキリスト教徒らは初代教会で新約聖書と同じ土台に含めるものとしては異端として却下された偽りの文献を紹介する教会や団体組織などにより注意深くなることでしょう」と述べたという。


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