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ささきみつおの「ドント・ウォリー!」 (5)

2007年3月6日11時23分
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  『どんなことにもくよくよするな!』(イーグレープ出版)の著者、佐々木満男弁護士のコラムを連載します。ラジオ大阪で現在放送中の人気番組「ささきみつおのドント・ウォリー!」(放送時間:毎週日曜日朝9:30〜、インターネットhttp://vip-hour.jp/で24時間無料配信中)でこれまでに放送された内容を振り返ります。「ミスター・ドント・ウォリー」こと佐々木弁護士が、ユニークな視点から人生のさまざまな問題解決のヒントを語ります。今日はその第5回目です。


                                     ◇
「ナンバーワンよりもオンリーワン」


 あなたはナンバーワンになりたいですか。百メートル競争で一番になったら気持ちがいいですね。オリンピックのチャンピオンになったら金メダルをもらえます。世界中の人たちから賞賛されます。テレビや雑誌のコマーシャルに載って大金を稼ぐこともできます。まさにナンバーワンの魅力ですね。


 だから誰でもナンバーワンになりたいんです。みんなナンバーワンになるために、必死に努力するんですね。でも、ナンバーワンになれるのは、たった一人だけです。百人で競争しても一人だけです。一万人で競争してもたった一人だけです。残りの99人そして9999人は、ナンバーワン競争に負ける運命にあるんです。


 ナンバーワンになるための競争って、そんなに意味があるんでしょうか。競争して人に勝つ、競争して人に負けることに、一体どんな意味があるんでしょうか。


 競争が遊びやゲームのうちはいいですけど、競争に自分の人生をかけたり、国家の威信をかけたりすると、いろいろな問題がでてきます。裏で取引したり、禁止されている興奮剤を陰で使ったりすることがあります。審判の判断が正しいとか間違っているとかで、国際紛争にもなりかねません。


 ナンバーワンになろうとしてお互いに競争しあうよりも、各人のオンリーワンの個性を生かして、お互いに協力し合う方が有意義ではないでしょうか。


 競争するとは、一つの能力をお互いに競い合うんですね。その一つの能力に秀でている人だけが勝つんです。でも、能力って一つじゃないですよね。いろいろな能力があるわけじゃないですか。ある人は速く走ることができます。別の人は上手に歌を歌うことができます。またある人は、文章をうまく書くことができます。速く走る人と上手に歌える人と文章をうまく書ける人が、何かの競争をしたって意味がないんじゃないんですか。


 「梅と桜とどっちがきれいか」とか、「チューリップとバラのどっちが美しいか」なんて比較しても無意味です。みんなちがった美しさで咲いているんです。桜も梅もチューリップもバラも、みんなそれぞれの個性が美しいのです。精いっぱい自分の個性のすばらしさを生かせばいいんですね。ちがいを生かしてみんなが協力すれば、もっとすばらしいことができるんです。


 オーケストラがそうですね。みんながいろいろな楽器をひいて、一つの曲を演奏するんです。そうしたらすばらしいハーモニーが生まれて感動的な交響曲になるんです。


 あなたは、この広い世界に、たった一人しか存在しないのです。あなたに代わることのできる人は一人もいないのです。あなたは、それほど貴重な存在なのです。


 あなたが一つ何かを思えば、それが人々の思いに広がっていくのです。あなたが一言何かを語れば、それが人々の行動に影響を与えていくのです。あなたが一回笑えば、その笑いが人々の笑いになっていくのです。


 あなたにしか思えないこと、あなたにしか語れないこと、あなたにしかできない素敵な笑顔、があるんです。


 なにも特別な能力がなくてもいいんですよ。人と比べる必要はないんです。神戸に坪田さとみちゃんという11才の女の子がいます。さとみちゃんは赤ちゃんの頃、原因不明の病気にかかってずっと寝たきりの生活がつづいています。動くことも、手を動かすこともできません。話すことも食べることもできません。いつも発作が起きて苦しみます。お母さんやヘルパーさんたちがつきっきりで24時間介護が続いています。でも、みんなさとみちゃんが大好きです。さとみちゃんがちょっとほほ笑んだだけで、みんな歓声を上げて喜びます。近所の子供たちもさとみちゃんが大好きです。「ぼく大きくなったら、お医者さんになって、さとみちゃんを絶対なおしてあげるよ!」と言ってくれた男の子がいます。「私は看護婦さんになって、さとみちゃんをずっとめんどうみてあげるわ」と言ってくれる女の子もいます。さとみちゃんは重病でなんにもできませんが、生きているだけでみんなに幸せや希望を与えてくれているんですね。


 一人一人がオンリーワンのすばらしい一人であることを自覚して、お互いに尊敬し合い協力し合っていくところに、すばらしい家庭、すばらしい職場、すばらしい社会が生み出されていくんですね。


 ナンバーワンを目指したら、みんなが憎みあい、競争しあって総崩れになってしまいます。


 オンリーワンを目指したら、みんなで愛し合い、協力し合って、すばらしいものができあがります。だから、「ナンバーワンよりもオンリーワン」ですよ! 


                                     ◇


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 佐々木満男(ささき・みつお):国際弁護士。宇宙開発、M&A、特許紛争、独禁法事件などなどさまざまな国際的ビジネスにかかわる法律問題に取り組む。また、顧問会社・顧問団体の役員を兼任する。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL.M)。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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