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「はい」は「はい」、「いいえ」は「いいえ」

2006年7月13日17時51分
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 信仰において、「はい」と言うべきときには「はい」、「いいえ」と言うべきときに「いいえ」と言うことは、イエス・キリストを信じる人なら誰でも持つべき基本的な姿勢だ。信仰の有無に限らず、正しい事柄と正しくない事柄をよく分別して生きることは、人として最も基本的なことと言える。


 しかしながら、クリスチャンでも、「いいえ」と言うべきときに、周囲の目を気にして、沈黙することや、「はい」としてしまうことが多々ある。このような責任逃れの沈黙の累積が取り返しのつかない深刻な社会問題にまで発展するといっても過言ではない。罪を知るクリスチャンにとって、明らかな罪に対して沈黙することは、罪を犯す人々以上に罪深いことではないだろうか。


 例えば、同性愛問題が典型的だ。先月、アメリカ長老教会(PCUSA)は同性愛者の聖職を許可する案件を可決した。もはや、教会は罪に対する闘いを放棄し、同性婚の容認だけではなく、同性愛聖職者までも容認する時代になった。この案件は57%の賛成で可決されたが、その全てが積極的な賛成ではなく、その内実は、看過、同調、黙認が殆どで、賛成はわずかだったことが関係者の証言である。先に述べた無責任な沈黙が作り出した結果だ。


 同性愛擁護論者の言い分は確かに一理ある。罪人に対して偏見を持ち断罪することは、同じ罪人が姦淫の女に石を投げること(ヨハネ8:7)のように偽善的な行為だ。さらに、キリストは罪人を赦された。同性愛であろうと如何なる罪もイエス・キリストの贖いによって赦される。誰も人を罪に定めることはできない。


 しかし、だからといって、恵みが増し加わるために罪を増やすべきだろうか。決してそんなことはない(ローマ6:1〜2)。ここでは、同性愛の是非についての議論は避けるが、キリストの贖いの視点から、クリスチャンの同性愛擁護論者の盲点を指摘したい。


 我々の罪の贖いは、鞭打たれた擦り傷から飛び散る血肉と、釘によって貫かれた血に染まった手首と、激しい乾きと苦痛の中で磔にされながら死に至った、イエス・キリストの命の磨耗による十字架の贖いだ。主が背負われた十字架は肉体的な苦痛だけではない。既成の政治的な宗教権力に迫害されながらも、へりくだり、病人を癒され、罪人を抱き代わりに背負い続けられた主イエスの歩まれた道は、メシアとして迎え入れるべきご自身の愛された民による処刑という十字架だった。それにも関わらずイエスはご自身を十字架につける人々をも最期まで赦されたのだ。ゲッセマネでの祈り(マタイ26:36−46、マルコ14:32〜42、ルカ22:39〜46)は、主の背負われた十字架が如何なるものかを深く教えている。


 復活を本当に信じるなら、十字架によって罪を殺し、古い習慣を脱捨て新しく生きようとしないだろうか。本当にイエスを愛するなら、罪の赦しを利用してイエスが悲しまれる罪を重ねることはしないはずだ。本当にその恵みを愛するなら、決してその罪に再び歩もうとはしないはずだ。神を信じるなら、神の悲しまれることは控えるように努力するはずだ。それは同性愛に限らず全ての罪において普遍的なことだ。


 たとえ、自分の罪の習慣がこびりついた垢のように繰り返されるとしても、復活された主イエス・キリストがともに居られるなら、罪との闘いをあきらめることはしないだろう。同性愛の習慣も、更生をあきらめるには、主の恵みは余りにももったいない。したがって、彼らの救いのために、「はい」は「はい」、「いいえ」は「いいえ」の姿勢を貫き通さなければならない。


 真理は時代の風説によって動かされるものではない。時代とともに、全ては変わるが、変わらないものがあるなら、それが真理だ。神のメッセージはむしろ時代を動かすものだ。「はい」は「はい」、「いいえ」は「いいえ」。クリスチャンはただ、謙虚に、淡白なこの真理を守りとおすべきだ。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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