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言葉は他者にどう影響するか?

2011年3月23日08時25分
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トーマス・ネルソンCEO マイケル・ハイアット氏+
 私たちの発する言葉は、私たちが考える以上に他者にとって非常に重い意味をもっています。私たちの発した言葉が他者の人生に何十年にもわたって影響を与え、先に進む勇気を与えたり、あきらめる口実を作ったりもします。

 私が14才のとき、私の家族はネブラスカ州からテキサス州へ引っ越しました。思春期の最中の引っ越しでしたので、私は精神的に大きな影響を受けました。別の中学校に転校して、その学校のカフェテリアに初めて入った時のことを今でも覚えています。私はたった独りでカフェテリアに入っていきました。他の生徒たちはすでにこれまでに築きあげてきた友人関係があって、それぞれの仲良しグループが出来上がっていましたが、私は誰も知りませんでした。

 食事を受け取る列に並んで、食事を受け取った後、一番近くの空いている席に滑り込むようにして座りました。テーブルを囲む他の生徒たちは私の方をちらりと見て、鼻にしわを寄せて笑い出しました。その瞬間恥ずかしさから私の顔は赤くなり、うつむいて自分の足を見つめていました。

 そんな凍りついた雰囲気を周りの生徒たちのうちの一人が打ち破ってくれました。彼は私に「大きな鼻だねえ!」と話しかけてきてくれたのです。

 その瞬間、私はなんと返答してよいのかわかりませんでした。恥ずかしくて泣きたくもなりましたが、どうにか自分自身を抑制し、その言葉を気にしていないように見せかけてその場を克服しました。

 その日以来毎日のように、鏡を見て自分の顔を確認するようになりました。そして自分の大きな鼻のことを気にしていました。その鼻のせいで、他の顔の部分のことは何も目に入らなくなってしまいました。自分の鼻をあらゆる方向から見つくして研究しましたが、いつも私という存在は鼻のための生命維持装置なのではないか、鼻だけが私を特徴づけるものなのではないかという同じ結論にたどり着いてしまいました。

 幸いにも、自分の鼻に対するコンプレックスから抜け出すことができましたが、それまでには20年の年月を要しました。今でも少しは自分の鼻のことを気にしています。

 この一例だけを見ても、言葉というものが他人に与える影響がどんなに力強いものであるかがわかります。不注意な言葉を投げつけることで他人の人生に何年にもわたって影響を与え続けるのです。

 私の好きな聖句のひとつにエペソ人への手紙4章29節「悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。ただ、必要なとき、人の徳を養うのに役立つことばを話し、聞く人に恵みを与えなさい」という聖句があります。

 この聖句は他者に益を与えるスピーチに対し3つの特長を与えています。

1.益を与える言葉は人を作り上げる。これは「教化」という意味合いをもつものですが、私たちが益となるスピーチを聞くことで、自身が啓発され、精神性が作り上げられていきます。聖書は私たちが神の神殿であり、神から受けた聖霊の宮である(1コリント3・16および6・19)と語っています。指導者たちは、神様とともに労する者として、この様な生ける神殿を築き上げていかなければいけません。

2.益を与える言葉は時宜にかなったものである。間違ったタイミングで正しい言葉を発しても、それは間違った言葉を発するのと同じくらい害を与えるものです。また何も言わずにいることも傷を与えるものです。指導者として、いつ話すべきか、あるいは話すべきか話さないでおくべきかを決めなければなりません。正しい時に正しい言葉を発すれば、それは他者にとって大きな良い影響を与えるものです。

3.益を与える言葉は恵みを与える。ピリピ人への手紙2章13節に書かれてあるように、「神はみこころのままに、私たちのうちに働いて、志を立たせ、事を行わせて下さる」のだと思います。指導者として、私たちの言葉は人々を力づけ、前に進ませることもできれば、人々を弱気にさせ、道をあきらめるようにさせることもどちらも可能なのです。

 ソロモン王は箴言18章21節で「死と生は舌に支配される」と述べています。毎日私たちは誰かの人生の現実を私たちが発する言葉によって形づけているのです。―私たちの言葉によってどのように他者に影響をあたえるべきか?―その選択は私たち自身がしなければなりません。


(本コラムは米クリスチャンポストから翻訳しています)

トーマス・ネルソンCEO マイケル・ハイアット氏

 トーマス・ネルソンは世界最大のキリスト教書籍出版会社である。米国内では書籍出版貿易で第7位となっている。同氏のブログ(http://michaelhyatt.com)、指導者として必要な福音的思考法やウェブサイトによる効果的なビジネス法、出版業界に関するトレンドなどを紹介している。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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