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米ルーテル派、カトリック復帰の動き

2011年3月22日07時13分
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 【CJC=東京】米週刊紙『ナショナル・カトリック・レジスター』が、ルーテル派からカトリックに復帰する動きを「ルーテル派の地すべり」という衝撃的な見出しで報じている。

 ルーテル派の著名な聖職者の例としてまず1990年のリチャード・ジョン・ニューハウスを取り上げ、それ以降転会の動きが加速している、と言う。

 2000年にはカナダ・ルーテル派のジョセフ・ジェイコブソン監督がカトリックになった。2006年に「イエスの救いを実際に繰り返せる教会は他にない」とウエスタン・カトリック・リポーター紙に語っている。

 2003年、『ルサラン・フォーラム』編集長だったレオナード・クラインがカトリックに転会した。現在、この2人はカトリック司祭。

 ルーテル派の神学者にも、カトリック教会に転会する数が増えている。その中には今、カトリック系大学で教鞭をとる人もいる。ポール・キスト(2005年)、リチャード・バラード(2006年)、ポール・アビー(同)やトーマス・マクマイケル、ミッキー・マトックス、デービッド・フェイガーバーグ、ブルース・マーシャル・ラインハルド・ハッター、フィリップ・マックス・ジョンソン、さらにはマイケル・ルートに及んでいる。

 ルートは、「ルーテル教会は、わたしにとって40年間も知的霊的な家庭だった。しかしわたしたちはみずからの信念の主ではない。エキュメニカル(教会一致の)研究の危険は、別の伝統が、心の中に深刻な変革に至らせるものを見出させることにある。先ごろ、わたしには、もはや自分を誠実さをもってルーテル派の神学者だということを許さないほどに、格闘なく、自分が心からカトリックになったということが明白になった。これは決断というよりは認識の問題だ」と言う。

 転会者の多くは『聖三一協会』のメンバー。同協会は1997年に、ルーテル派諸教会の告白的霊的革新を図るために組織された。

 さらに同協会に留まらず、『アングロ=ルサラン・カトリック教会』(ALCC)の聖職者・信徒が、先ごろ聖公会離脱者受け入れのため米カトリック教会に設置された制度『オルディナリアーテ』に加入する可能性も出てきた。

 ルーテル派とアングロ・カトリック双方の伝統の上に立つALCCは、2009年5月13日、当時のキリスト教一致推進評議会議長ウォルター・カスパー枢機卿に、「マルチン・ルター神父の過ちを無効にし、わたしたちの主イエス・キリストが、祝福された聖ペトロを通して設立された一つの、聖なる、真のカトリック教会に復帰することを希望する」と述べていた。書簡は教理省に送られた。

 2010年10月、ALCCは教理省から書簡を受け取ったが、それには、ドナルド・ウール大司教が『アングリカノルム・コエティブス』(聖公会のグループ)設立を援助するための代表に任命された、との伝達があった。ALCCは、再一致の一部に含めて欲しい、と応答したと言う。

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