四国の諸教会と米国のビリー・グラハム伝道協会(BGEA)が協力し、2日間の日程で開催する「愛と希望の祭典・四国」が4日、松山市の愛媛県県民文化会館メインホールで開幕した。初日から約1700人が来場し、世界的な伝道者である故ビリー・グラハム氏の孫で、フランクリン・グラハム氏の息子であるウィル・グラハム氏が福音を語り、142人が信仰を決心した。
四国の4県にある諸教会が合同で開催する伝道集会としては、過去最大の規模となる。冒頭であいさつに立った大会実行委員長の万代栄嗣牧師(日本福音宣教会松山福音センター)は、「8年もかけてこの大会が実現しました」と喜びを語り、「あなたに命を与えてくださった神様からの恵みを、ぜひ受け止めてほしい」と呼びかけた。
ステージでは、ゴスペルフラチームによる賛美のパフォーマンスから始まり、この大会のために結成された全四国教会合同ワーシップチームとラブ・アンド・ホープ・ゴスペル・クワイアが、力強い賛美で会場を盛り上げた。
教会音楽家の久米小百合さんが特別音楽ゲストとして出演し、自身の救いの証しを歌にしたオリジナル曲「少年」など、賛美歌数曲を披露。久保田早紀として「異邦人」が大ヒットする中で、「本当の幸せとは何か」を見つめ直し、遠ざかっていた教会に再び足を運ぶようになった当時のエピソードを語った。
平和についても語り、「戦争は本当に大反対。だけど、戦争がなければ平和なのかと考えてみると、どうでしょうか」と問いかけた。「SNSで誰かを非難して、神様がつくった大切な人を壊していくこと。それも、見えない戦争」と話し、「あなたの敵を愛しなさい。あなたの国に寄留している外国人を大切にしなさい。そんな聖書の言葉が実現するような平和が、本当の平和ではないかと思っています」と語った。
音楽ゲストの最後には、ヒルソング・ユナイテッドのメインボーカルとして世界的に知られる歌手のタヤ(TAYA)がステージに登場。「So Will I(100 billion X)」や「What a Beautiful Name」などの有名なワーシップソングを美しい歌声で賛美し、圧巻のステージを披露した。
最後には「日本に来られたことに感謝します」と語り、「(これから語られる)神の言葉に心を留めてください。神の言葉によって、あなたが変えられるように。そして、永遠のいのちを持つことができるように」と、講師のウィル・グラハム氏を紹介した。
「あなたは、イエス・キリストを誰だと思いますか。それが今日、皆さんに答えていただきたい質問です」。グラハム氏はそう語り、マルコの福音書8章に記されたイエスと弟子たちとの問答を見ながら、イエス・キリストについて聖書から説いた。
まず、キリストの意味について、「聖書の中に預言されている救世主。私たちを全ての問題から救ってくださるお方」と説明した。
「人には知られていなくとも、自分の胸に手を当ててみれば、人に言えないことをしてきたことは自分が分かっています。私たちは皆、神様の律法を破ってきました」とグラハム氏。「イエス・キリストは、神の独り子です。そして神は、このイエス・キリストを、たった一つの目的のために、この地上に送ってくださいました。それは、私たちを救うためです」と話した。
では、イエスは私たちに、一体どんなことをしてくださったのか。「それを知るためには、十字架というものを知らなければなりません」とグラハム氏は続けた。
「イエスは私の罪のために、私と神様との壊れた関係を修復するために死んでくださいました。イエスは私の身代わりに、十字架で死んでくださったのです。皆さんがそれを信じれば、永遠のいのちを得るのです」
グラハム氏は、「ウィル・グラハムがあなたのために死んだのではありません。教会があなたのために死んだのでもないのです。あなたのために死んでくださった方は、ただお一人。それが、イエス・キリストです。イエスだけが、私たちの希望です」と力を込めた。
その上で、「誰もこの決心を、自分の代わりにしてくれる人はいません。今、あなたがこの決心をするしかないのです。神様からの赦(ゆる)しというプレゼントを受け取る、心の準備はできていますか」と語りかけた。
グラハム氏の呼びかけに会場の多くの人々が応じ、ステージの前まで進み出て、グラハム氏と共に、罪の告白とイエス・キリストを受け入れる祈りをささげた。
大会は5日も午後1時半から、愛媛県県民文化会館メインホールで開催される。
■ 愛と希望の祭典・四国:1日目・2日目

















