Skip to main content
2025年11月3日23時28分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. ワールドミッションレポート
ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(5月5日):ウクライナ トラウマからの解放者イエス

2025年5月5日21時18分 執筆者 : 石野博
  • ツイート
印刷
関連タグ:ウクライナ

ウクライナで戦争が続く中、国内では、人々の間に精神的な苦しみが広がっている。(※登場人物は仮名となる)

「今、ウクライナでは非常に多くの人々が心の傷に苦しんでいます」と、現地ミニストリーで奉仕するリーダーの一人、ディアナは語る。「戦争が始まってから、多くの人々が、経験したことや目撃したこと、すなわち死、暴力、残虐行為、暴行などに、自分自身の力では対処できずにいます。でも、神が信仰者たちを用いてそうした問題を見つけ、必要な人々に必要な助けを届けておられることに感謝しています」

ディアナは、ウクライナのさまざまな教会と協力し、牧会的ケアのセミナーを提供している。そのセミナーでは、トラウマや依存症に苦しむ人々への支援の重要性が強調されているのだ。

神の御言葉を学ぶことを通して、日曜学校の教師、女性や子どものミニストリーの働き手、そして子ども向け奉仕に携わる教会員たちが、心の傷を癒やし、赦(ゆる)しを与え、人々が自分の人生の目的を見いだせるよう導く。奉仕者はこのセミナーを通して、これらのことに携わる神の器としての役割を学ぶのである。

「セミナーの中で、神が特に深い助けを必要としている人を示されることがよくあります。奉仕者たちは、誰かが助けを必要としていることを見極めるための導きを受け取ります。多くの兄弟姉妹たちが、神が人々の人生を変えるために用いられる器となってきました」

あるセミナーを通して、ディアナはリリヤという少女と出会った。「セミナーの中で、ある女性が孫娘のリリヤを自宅に迎え入れていると話してくれました。彼女はリリヤの様子がおかしいことに気付いていました。リリヤは心を閉ざし、人生のむなしさを口にし、苦しみから逃れるために死ぬことさえ話していました。私はリリヤと話をするため、彼女との面会の機会を設けました」

ディアナはその面会で、リリヤとの信頼関係を築いた。安心と信頼を得たリリヤは、涙ながらに自分の過去を語り始めた。彼女は、別の都市の大学で学生生活を送っていたとき、集団レイプの被害に遭っていたのだ。友人だと思っていた人たちが、リリアに「大人であることを証明してみせろ」と挑発した。そして睡眠薬入りのアルコールを飲ませたのだ。薬の影響で抵抗できなくなったリリヤは、複数の若者に暴行されたのである。

その後、大学内でその出来事が知られるようになると、周囲の人々は彼女をあざ笑い、侮辱し、卑猥なメモを残すなどして彼女をいじめるようになった。リリヤは自分が使い捨てにされたように感じ、自分には価値がなく、将来は売春や薬物に溺れるしかないと信じ込むようになっていた。彼女の人生は悪夢となり、大学の屋上から飛び降りることすら考えた。そして大学を中退し、誰にも告げずに自ら命を絶とうとしていたのだ。

しかしディアナが、全てを赦してくださるイエス・キリストの愛について語ったとき、リリヤは自分の人生が変えられる可能性に目を向け始めた。彼女は、イエスが助け、支え、導き、心の傷を癒やし、罪を赦し、それらを二度と思い出さないお方であることを知った。

「私にとってのイエスとの関係は、自分の全てを打ち明け、イエスを主として受け入れ、神の御言葉を通して慰めを受けることです」とリリヤは語る。「私は生きるすべを学び、全ての疑問への答えを見つけつつあります。イエスは私に、ここでの新しい生活と新たなスタートを与えてくださったのです」

現在リリヤは別の都市で暮らし、別の大学で学業を続けている。彼女は聖書を学び、若いクリスチャンたちの交わりにも加わっている。

ディアナはこう言う。「時々リリヤは、私に電話をかけてきて、近況を話したり、人生のさまざまな悩みについて相談してきたりします。彼女と両親の関係も良くなって、今では良好な家族関係を築いています。神が彼女の人生に共にいてくださっていることに、私は心から感謝しています」

多くの人々が、決して消えない過去の傷やトラウマを抱えている。ある場合には、それによって人生全体が破壊されてしまうこともまれではない。しかし、リリアがそうであったように、その傷をキリストのもとに持っていき、大いなる癒やしと希望を見いだす者もあるのである。

そのためには、人々の必要のサインをキャッチできるキリストの奉仕者たちが、いろいろな所に置かれている必要がある。戦争という非日常が日常化している地域では、特にそうなのだろう。

ウクライナの救いとともに、ディアナのような奉仕に携わる者が多く起こされるように祈っていただきたい。

■ ウクライナの宗教人口
正教 61・2%
プロテスタント 5・8%
カトリック 10・1%
無神論 19・5%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:ウクライナ
  • ツイート

関連記事

  • ワールドミッションレポート(5月4日):キルギス ダンガン族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(5月3日):ロシアのクリズ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(5月2日):米国 イスラム教徒の女性がイエスの声を聞き自由を得る

  • ワールドミッションレポート(5月1日):インド 呪術師にはできなかった娘の癒やし、それをしたのはイエスだ!

  • ワールドミッションレポート(4月30日):クリム族のために祈ろう

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 聖書が教える「行いによる義」 菅野直基

  • 地球環境の守り人 穂森幸一

  • 主につながり主に求めよう 万代栄嗣

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(31)夢の中での再会

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(6)恐れずに主の導きに従う 加治太郎

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • ワールドミッションレポート(11月2日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(2)

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • 地球環境の守り人 穂森幸一

  • 聖書が教える「行いによる義」 菅野直基

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • ワールドミッションレポート(11月2日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(2)

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.