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ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(2月20日):ナイジェリア レア・シャリブ姉妹拉致から7年、解放に向けた新たな取り組みの呼びかけ

2025年2月20日22時03分 執筆者 : 石野博
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関連タグ:ナイジェリア

ギデオン&フンミ・パラ=マラム平和財団は、国際社会に対し、7年間監禁されているレア・シャリブ姉妹の解放に向けた交渉努力を強化するよう求めた。

レアは、2018年2月19日に、イスラム過激派のボコ・ハラムによって、ヨベ州ダプチの科学技術学校から誘拐された110人の女子生徒の一人だ。彼女の事件およびその消息は、このレポートおよび前身の世界宣教祈祷課題でも意に留めて、幾度も取り上げている。拉致された女生徒たちのうち、レアだけが解放されず、昨日をもってその期間は2557日にも及んでいる。彼女は、自らのキリスト教信仰を守るために、解放されることを拒んだのだ。

昨日、タラバ州ジャリンゴで持たれた、レア誘拐の日から7年の節目となる集会で、同平和財団の事務局長で牧師であるギデオン・パラマラム氏は、ボラ・ティヌブ大統領政権に対しての失意を表明した。現政権は、レア・シャリブ姉妹の窮状について沈黙しているのだ。

彼は、前職のブハリ政権が彼女の釈放のために行ってきた努力の上に立つよう政府に要請した。そしてオルレミ・ティヌブ大統領夫人に対しては「大統領夫人、あなたは母親として、レアを両親のもとに連れ帰るためにあらゆる合法的手段を使うべきです」と述べて、レア解放のために介入するよう求めた。

またパラマラム氏は「拉致された他のダプチ女子生徒が全て解放されたのに、レアだけがいまだに拉致されたままでいるのは、本当に心が痛むことです」と嘆き、レアの捕獲者たちに呼びかけて、慈悲を示して彼女を解放するように訴えた。

そして同氏は、レアのケースをパキスタンの活動家マララ・ユサフザイさんのケースと比較して「世界がマララのために結集したように、私たちもレアのために立ち上がり、彼女が自由を取り戻せるようにしなければなりません」と述べ、宗教と民族の垣根を越えてレアの自由を求める、統一的な取り組みを呼びかけた。

彼は、レアの釈放を確保するための財団のコミットメントを再確認し、この大義を支援するために精力的に活動している個人、グループ、団体の絶え間ない努力をたたえ、世界の人々に力強く訴えた。

一時は、生存が危ぶまれるような情報も飛び交ったので、彼女の生存が確認されている今、神の守りに感謝したい。一方で、自らのキリスト教信仰を守るために解放を拒んだ彼女の決断は、大きな枠組みでは「信仰の自由」という人類の普遍的な価値のための戦いでもある。

レアの解放に消極的なティヌブ大統領政権が、積極的に介入するように祈ろう。レアのために祈る世界中の祈り手と共に、一日も早いレアの解放のために祈ろう。そして、そこに現される神の栄光を、世界中の人々が見ることができるように祈っていただきたい。

■ ナイジェリアの宗教人口
イスラム 45・1%
プロテスタント 37・1%
カトリック 12・1%
土着の宗教 3・3%

◇

以下、事件発生当時の概要。

レア姉妹は2018年2月19日、ナイジェリア北部ヨベ州にある科学技術学校から、110人の女生徒と共に誘拐され、信仰の放棄を拒み、ただ一人解放されなかったキリスト者の少女だ。

誘拐された少女たちのうち5人は、移動中のトラックの車中で死亡してしまった。当時からボコ・ハラムによる学生誘拐事件は国際世論の非難の的となっており、ナイジェリア政府や国際世論の強い圧力もあったため、誘拐から1カ月後の3月24日、ボコ・ハラムのトラック搬送中にすでに亡くなっていた5人を除く104人の少女たちが解放された。

ところが、キリスト教徒のレアは、自身の信仰を棄ててムスリムに改宗することを拒んだため、彼女一人だけ解放されずに取り残されてしまったのである。

解放された学友によると、あの日、レアも全ての少女と一緒に解放されるはずだったという。ところがボコ・ハラムは、レアがトラックに乗る直前、レアにイスラムへの改宗を求めて、幾つかの儀式的な改宗宣言をするよう彼女に要求した。しかしレアは「私はイスラム教徒ではないので、決してそれは言えません」と拒んだ。

彼らは怒って「お前がキリストを冒瀆(ぼうとく)しないなら、われわれと共に残ってもらおう!」と脅したが、なおも彼女はその要求を拒否したのだ。他の学友らも(おそらくは一時的なフリをするだけでも)レアに改宗するよう説得したが、このわずか15歳の少女は、決して主の御名を否むことはしなかったのである。

ナイジェリアに住むレアは、ボコ・ハラムがどれほど恐ろしい組織であるのか、もちろん身近に知っていたにもかかわらずだ。自分だけが解放されないことを悟ると、レアは急いで母親への手紙を書き、それを解放される友人の手に託した。

「お母さん、どうか私のことで心配しないでください。お母さんは、私がいなくなってとてもつらい思いをしていると思うけど、どこにいても私はきっと大丈夫だと伝えたくて、急いでこの手紙を書きました。私の神様は、このような試みの中でもずっとご自身を現してくださっています。お母さんが朝のデボーションで『神様は苦しんでいる人々により近く寄り添ってくださる』と教えてくれた言葉の通りです。私は今、それが真実だと証明することができます。いつの日にか、きっとお母さんに再会できると信じています。私は今お母さんのそばにいなくても、主なるイエス・キリストの内にいます」

学友らは、走り出すトラックから一人取り残されたレアを見つめ、彼女が見えなくなるまで、いつまでも泣きながら手を振っていたという。

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:ナイジェリア
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