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ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(2月20日):ナイジェリア レア・シャリブ姉妹、新たなうわさが流れる中、両親は釈放と祈りを求める

2024年2月20日10時49分 執筆者 : 石野博
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関連タグ:ナイジェリア

2018年の2月19日に武装勢力ボコ・ハラムによって学校から連れ去られたレア・シャリブ姉妹のことを何度も伝えたが、彼女が誘拐され、早くも6年の歳月が流れる。当時15歳だった彼女は今年21歳になる。レア姉妹に関する最新の報道は確認できないが、レアの両親は娘の救出と世界中の教会の継続的な祈りを改めて求めている。

レア・シャリブ姉妹は、信仰を捨てることを拒否したために、誘拐された100人以上の女学生の中で解放されなかったたった一人の少女だ。彼女の両親は彼女の解放のために日夜祈り続けており、また世界中の多くの祈り手が、レアとその家族のために忠実に祈り続けている。新たな報道が流れる中、彼らはレアの救出を改めて求めている。

レアの家族は「ナイジェリア軍は一体何をしているのか」と問いかけている。

信ぴょう性がなく検証もされていない報道だが、レアは「イスラム国西アフリカ州」(ISWAP)の別の司令官と再婚し、現在2人の子どもがいるといわれている。いわゆる地元の治安情報筋によれば、レアは最初の夫と離婚したとする主張もある。また、前夫は武装勢力との衝突で殺されたという説もある。

ナイジェリアのある弁護士によると、この報道は「キリスト教徒たちの祈りなど決して聞かれない」という意図を持ってレアのために祈るキリスト信者たちを失望させるために、聖戦主義者(ジハーディスト)らが流したプロパガンダである可能性が高いという。ナイジェリアのキリスト教徒たちが望んでいること、つまり、国の新政権がレアの解放に向けて動いていることからキリスト教徒たちの目をそらさせ、彼らの中にいら立ちと混乱を起こさせるものだというのだ。

父親のネイサン・シャリブと母親のレベッカ・シャリブの代理としてレア財団が発表した声明は、次のように述べている。「もし彼らがレアの居場所や情報を持っているなら、ナイジェリアの軍隊はどこにいるのでしょうか。なぜ政府はレアの解放に関与しないのですか」

レアの両親のスポークスマンの声明はこう続く。「私たち家族は、娘が捕らえられ、現在も監禁されていることを思うと、悲嘆に暮れます。私たちは、レア・シャリブとテロリストの手に捕らわれている他の全ての人々の救出を要求します」と続けている。

アベズ・ムサ(仮名)はこの件に関わるキリスト信者の弁護士だ。彼は次のように語る。

「レアの両親は、ナイジェリア政府がレアを救うために何をしているのか知りたがっています。彼女の婚姻状況に関する最新情報は、われわれを非常に落胆させるものです。これらの報道が信用できるかどうかは分かりません。ナイジェリアのキリスト教徒の士気をくじくためにジハーディストらが出したプロパガンダに過ぎない可能性もあります。しかし、もしそれが本当なら、ナイジェリア政府は、レアが再婚させられる前に、彼女を監禁から解放するタイミングをつかむべきだった。今、ナイジェリアのキリスト教徒たちは、政府がその瞬間を失ったのではないかと考えています」「ブハリ大統領の前政権はレアの解放を約束しました。しかしその約束は無に帰し、希望は打ち砕かれました。ティヌブ大統領下の現政権は、レアの状況に全く取り組んでいない」

レアは、ナイジェリアのキリスト教徒がいかに忠実であるかの象徴だ。ナイジェリア北部の学校から生徒が誘拐されることはよくあり、2014年にイスラム過激派がボルノ州のチボクから約300人の女子生徒を誘拐して以来、懸念の種となっている。昨年10月には、ナイジェリア北西部のザムファラ州ブングドゥ地区で、武装集団が少なくとも20人の女子学生を誘拐した。

文末に、レア姉妹が誘拐された当時の状況を再掲する。彼女のことを思うと胸が痛む。どうか彼女の無事と解放のために、そしてそのことを通して人々が神の栄光を見るように、心一つに継続して祈っていただきたい。

■ ナイジェリアの宗教人口
イスラム 45・1%
プロテスタント 37・1%
カトリック 12・1%
土着の宗教 3・3%

◇

レア姉妹は2018年2月19日、ナイジェリア北部ヨベ州にある科学技術学校から、109人の女生徒と共に誘拐され、信仰の放棄を拒み、ただ一人解放されなかったキリスト者の少女だ。

誘拐された少女たちのうち5人は移動中のトラックの車中で死亡してしまった。当時からボコ・ハラムによる学生誘拐事件は、国際世論の非難の的となっており、ナイジェリア政府や国際世論の強い圧力もあったため、誘拐から1カ月後の3月24日、104人の少女たちが解放された。ところが、キリスト教徒のレアは、自身の信仰を棄ててムスリムに改宗することを拒んだため、一人だけ解放されずに取り残されてしまったのだ。

解放された学友によると、全員が解放されたあの日、レアも全ての少女と一緒に解放されるはずだった。ところがボコ・ハラムは、レアがトラックに乗る直前、レアにイスラムへの改宗を求めて、幾つかの儀式的な改宗宣言をするよう彼女に要求した。しかしレアは「私はイスラム教徒ではないので、決してそれは言えません」と拒んだ。

彼らは怒って「お前がキリストを冒瀆(ぼうとく)しないなら、われわれと共に残ってもらおう!」と脅したが、なおも彼女はその要求を拒否したのだ。他の学友らも(おそらくは一時的なポーズだけでも)レアに改宗するよう説得したが、このわずか15歳の少女は、決して主の御名を否むことはしなかった。ナイジェリアに住むレアは、ボコ・ハラムがどれほど恐ろしい組織であるのかを、もちろん身近に知っていた。

自分だけが解放されないことを悟ると、レアは急いで母親への手紙を書き、それを解放される友人の手に託した。

「お母さん、どうか私のことで心配しないでください。お母さんは、私がいなくなってとてもつらい思いをしていると思うけれど、どこにいても私はきっと大丈夫だと伝えたくて、急いでこの手紙を書きました。私の神様は、このような試みの中でもずっとご自身を現してくださっています。お母さんが朝のデボーションで『神様は苦しんでいる人々により近く寄り添ってくださる』と教えてくれた言葉の通りです。私は今、それが真実だと証明することができます。いつの日にか、きっとお母さんに再会できると信じています。私は今お母さんのそばにいなくても、主なるイエス・キリストの内にいます」

学友らは、走り出すトラックから一人取り残されたレアを見つめ、彼女が見えなくなるまで、いつまでも手を振って泣いていたという。

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:ナイジェリア
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